シードルの作り方は?りんごジュースで作る簡単な自家製レシピを紹介!
シードルの作り方を知っていますか?手作りは違法なのでしょうか?今回は、シードルの簡単な作り方を〈りんごジュース・イースト〉だけや、〈酵母・発酵・甘口・摘果〉など美味しく作るポイントとともに紹介します。りんごから作るシードルの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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シードルの作り方は?そもそも手作りするのは違法?
シードルとは、りんごの果汁を発酵させて作るお酒で、爽やかなりんごの風味にアルコールのほのかな風味が美味しいです。レストランなどでも人気のお酒ですが、自宅で手作りしたいという人も多いです。ここでは、シードルの作り方や注意点を紹介します。
度数1%以上のシードルを自家製するのは違法になる
自家製シードルを作りたい時は、日本の酒税法に注意する必要があります。酒税法では、アルコール度数1%以上のお酒を発酵させて作ることを禁止しています。アップルシードルはアップルワインと呼ばれるりんごのワインと混同させることが多いお酒ですが、厳密には発泡性のお酒なので、アップルワインとは違う飲み物です。
シードルはもともと海外のお酒で、フランス語ではcidre/シードルとなり、英語ではcider/サイダーとなります。アメリカでは、発酵させて作ったものはすべてハードサイダーと表現されることがあります。日本では、発酵させて作ったアメリカのお酒を、ソフトドリンクのサイダーと区別するためにハードシードルと呼ぶことが多いです。
呼び方がよく似ていると区別が難しく感じますが、アップルワインはシードルとは別のお酒で、ハードシードルは一般的なシードルと同じりんごのお酒です。
シードルの簡単な作り方【りんごジュース・イーストだけ】
ここでは、シードルの基本的な作り方を紹介します。アルコール度数が1%を超えないように、手軽なイーストを使った作り方を紹介するので、参考にしてください。
材料
・果汁100%のりんごジュース 1.5L
・パン用ドライイースト 2~3g
・1.5Lペットボトル 1本
手順①ペットボトルにりんごジュース・ドライイーストを入れて混ぜる
シードルを作るときは、空のペットボトルにりんごジュースを入れた後、パンを焼くときに使うドライイーストを2~3g加えて軽く混ぜます。イーストを加えることで発酵が進み、りんごジュースにアルコールの成分が生まれます。
手順②ふたを緩めに閉めて常温で放置
発生したガスを外へ逃がすように、ふたは緩めに閉めて、常温でしばらく放置します。エアーロックという、発生したガスを逃がす装置があれば便利です。エアーロックは、ペットボトルの口から雑菌が入るのを防ぎつつ、発生したガスを逃がすことができる道具です。イースト菌の発酵により発生したガスは、容器を密閉していると、中で充満し破裂する恐れがあります。
およそ2時間程度で、酵母による発酵が始まります。発酵させる目安の期間はおよそ3日ですが、気温が温かい夏は2日程度でも大丈夫です。寒い冬は、発酵が進みにくく5~7日程度が目安です。
手順③気泡が出なくなったら澱引きして完成
2日目くらいに、発酵が激しくなり気泡も良く発生します。3日目に発酵が次第に落ち着いてきたら、容器のふたをしっかり閉めて完成です。発酵の途中で飲んでも良いので、味を確認しながら発酵の様子を見てみてください。発酵中のシードルは微発砲で炭酸の刺激が感じられます。
2次発酵させる場合は、別の容器にシードルを移し替え、グラニュー糖を加えてさらに発酵させます。発酵が落ち着き、気泡が出なくなったら澱引きして完成です。底にたまった酵母を入れないように別の容器に移し替えて、さらにしばらく置いておくとクリアな味わいに仕上がります。澱引きを押せずに、底にたまった発酵後の酵母ごと楽しむことも可能です。
澱引きをすると残った酵母がなくなり、雑味のないすっきりした仕上がりになるので、お好みで楽しんでください。また、底に溜まった酵母を入れないように澱引きしたシードルを容器に移し替えて、容器の中でさらに発酵を進めるとスパークリングタイプのシードルになります。発酵が進みまで2週間程度待り、濁りが取れてクリアになれば完成です。
シードルの美味しい作り方のコツも知っておこう
シードルの基本的な作り方を紹介しましたが、より美味しい作り方のコツも知っておくと役立ちます。ここでは、より美味しいシードルを作るポイントを紹介します。