ジンの定義とは?原料・製造方法は?種類・国別の特徴も紹介!
ジンの原料を知っていますか?製造方法が気になりますね。この記事を読めば、ジンのことを詳しく知ることができます。今回は、ジンの原料や製造方法を、ジンの定義・どんなお酒なのかとともに紹介します。ジンの種類や国ごとの特徴も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
①イギリス
イギリス産の有名なジンは、以下の通りです。
・タンカレー
・ゴードンズ
・ビーフィーター
イギリス発祥のドライジンは、2回蒸留を行うので純度が高く雑味が少ないのが特徴のお酒です。ジュニパーベリーや柑橘系によるウッディで爽やかな香りがするお酒で、カクテルベースとしても人気のジンです。しかしドライジンのウッディな香りは、人によってはクセが強いと感じるかもしれません。
②オランダ
クラシックジンやオランダのジンと呼ばれるジュネヴァは、大麦麦芽を原料とし単式蒸留と呼ばれる製造方法で作られるお酒です。オランダジンのジュネヴァは、蒸留回数が1回だけのため香りが強くコクがあります。また、糖化発酵をさせるのでとろりとした飲み口と、甘さが感じられるジンです。
③ドイツ
ドイツ産のジンで有名なジンは、以下の通りです。
・モンキー47
・シュタインヘーガー
ドイツでは多種類の薬草類が採れ、ドイツならではのハーブなどを活かしたジンが製造されています。シュタインヘーガーは、ドイツジンの中で最も有名なブランドで、ドイツ産の生のジュニパーベリーを使用しているのが特徴的なジンです。こちらのジンは、ジュニパーベリーを発酵させた後に蒸留を行い、グレーンスピリッツを入れて再度蒸留する製法で作られます。
乾燥させたジュニパーベリーよりもクセがなく、ストレートでも美味しく飲めます。控えめな甘さと風味、マイルドな味わいでライトな口当たりのジンです。
④日本
国産のジンは、以下のようなジンが有名です。
・ウィルキンソン・ジン
・翠
・ROKU
・季の美
ジャパニーズクラフトジンには、柚子や山椒など、日本特有のボタニカルエキスを使用したジンがあります。季の美は11種類のボタニカルを6つのグループに分け、別々に蒸留してからブレンドする独自の製造方法を用いて作られるジンです。
国産のジンのなかでも人気の翠は伝統的なジンのボタニカル8種の他に、日本の食卓に馴染み深い生姜と柚子、緑茶を使用しています。食中酒に最適なジンで、翠とソーダを1対4で割った翠ジンソーダは食事に合うと人気があります。緑茶のうまみと柚子の爽やかかつ華やかな香り、生姜のすっきりとした辛みが特徴的なジンです。
⑤その他・クラフトジン
その他の国のジンおよびクラフトジンの主要な銘柄は、以下の通りです。
・コーヴァルドライジン47%
・エンプレス1908
コーヴァルのドライジン47%は、アメリカで製造されているジンで原材料はオーガニックにこだわっています。こちらのジンはポットスチルと高さ7メートル連続式蒸留器を使った製造方法で、ジュニパーベリーの他にローズヒップなどを使用して作られます。
エンプレス1908はカナダのジンで、インディゴブルーの液体が特徴的なジンです。蒸留した後に天然のバタフライピーで着色がしてあり、トニックウォーターを加えると酸によってピンク色に変化します。飲むとしっかりとしたジュニパーベリーの味とオレンジのような柔らかい甘みを感じ、コリアンダーのスパイシーな香りが全体をまとめてくれる味わいのジンです。
ジンの原料・製造方法を知っておこう
代表的なスピリッツのひとつであるジンは、ジュニパーベリーを香りの主体とし、穀物やボタニカルを原料にして作られるお酒です。製造方法や使う原料によって味わいや香りが異なるため、この記事を参考にして好みのジンを探してみてください。