ショットグラスとは？持ち方や使い道は？飲み方は一気が普通？

ショットグラスと言えば、アルコール度数が高いお酒を一気に飲むために使う、小さいサイズのグラスというイメージを持っている人が多いと考えられます。この記事では、ショットグラスでお酒を飲むときの持ち方や飲み方など、ショットグラスについて詳しく解説します。

ショットグラスの名前にあるショットとは、英語で弾丸・発射という意味のshotを指します。テキーラを飲むときに使う印象が強くありますが、リキュールやウイスキーなどのアルコール度数が高いお酒全般を飲むときに使うグラスです。基本的にはお酒をストレートで飲むときに使用するため、ストレートグラスとも呼ばれます。

一般的なグラスは200〜400ml程の容量ですが、ショットグラスはかなり小さめです。ショットグラスのうち、30ml入るものはシングルグラス、その倍の60mlがダブルグラスと呼ばれています。容量90mlのショットグラスもありますが、いずれにしてもアルコール度数が高いお酒を一気に飲み干せる程度の容量となっています。

ショットグラスの材質は、ほとんどがガラス製です。ウイスキーはきれいな琥珀色が特徴ですが、そのようなお酒の色を楽しめるように無色透明な素材が好まれます。

ショットグラスに使われるガラスは、主にソーダガラスとクリスタルガラスがあります。ソーダガラスは一般的な食器にも使われる素材で、値段が手頃で衝撃に強く、扱いやすいことが特徴です。クリスタルガラスはジュエリーなどにも使われるように透明度が高く美しいのが特徴で、その分値段も高くなります。

ショットグラスは底が平らで、飲み口から底までが直線的な円筒形のものが一般的です。飲み口がラッパ状に広がったグラスは、吟醸香のある日本酒などにおすすめで、お酒の芳醇な香りを感じやすいことが特徴です。逆に飲み口がすぼまった形のグラスはテキーラなどを飲むのに適しており、香りの広がりを抑えて、お酒の鋭い飲み口を楽しむことができます。

ショットグラスはテキーラなどのアルコール度数が高いお酒を、ストレートで一気に飲み干すのに使われるイメージがあります。ここからは、ショットグラスを使ったお酒の飲み方について紹介します。

ショットグラスという名前の通り、ストレートのお酒を勢いよく一気に飲み干す方法が、ショットグラスの最もスタンダードな飲み方です。ショットグラスはテキーラなどのアルコール度数が高いお酒をストレートで飲むのに使われるため、ショットグラスでお酒を一気に飲んでいる姿はかっこよく見えます。

しかし一気飲みは急性アルコール中毒を引き起こすリスクが高い、とても危険な行為であることに注意してください。ショットグラスでの一気飲みに慣れている人でも、何杯も飲んでいると酔いが回り、自分の飲酒量がわからなくなってしまうことがあります。ショットグラスで何度も一気飲みするのは控えて、適量のお酒を楽しむようにしてください。