ブル・ショットとは?コンソメスープのお酒?カクテル言葉の意味も紹介!
ブル・ショットとはどんなカクテルか知っていますか?今回は、ブル・ショットについて〈カクテル言葉・意味〉や〈コンソメスープ〉など作り方を紹介します。定番の冷たいブル・ショットのほか、ブル・ショットのホットの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
ブル・ショットとは?コンソメスープのお酒?
ブル・ショットという、まるでスープのような不思議なカクテルがありますが、どんなカクテルなのでしょうか。ここでは、ブル・ショットという名前の少し変わったカクテルについて、作り方やカクテル言葉などを紹介します。
ブル・ショットとはウォッカ+ビーフコンソメで作るお酒
ブル・ショットは、ウォッカとビーフコンソメで作る変わったカクテルです。ウォッカなどのお酒でカクテルを作る時の多くは、レモンジュースやシロップなどを使いますが、ブル・ショットはコンソメで作ります。ブル・ショットを世に広めたのは、戦前から続く老舗の東京會舘というバーです。
東京會舘は、戦後すぐ米軍に接収され、米軍将校専用のバーとして営業された歴史があります。そのため日本ではなじみのなかった新しいカクテルを、日本人バーテンダーが覚えるきっかけとなったようです。東京會舘から広まった定番カクテルはマティーニやジンリッキーなど、数え切れません。
ブル・ショットの味・度数は?カクテル言葉の意味は?
ブル・ショットはコンソメとウォッカを使う、一風変わったカクテルですが、どんな味がするのでしょうか。ここでは、ブル・ショットの味わいやアルコール度数、カクテル言葉について紹介します。
ブル・ショットの味わい・香り
ブル・ショットはビーフコンソメの風味が美味しい、冷製スープのような味わいのカクテルです。ウォッカは、他のカクテルベースのお酒と比較しても、香りや味のくせが少ないお酒です。そのため、割り材となるビーフコンソメの風味が印象に残ります。
香りもスープのようですが、口に含むとウォッカの豊潤さやアルコール独特の風味が広がり、スープとカクテルの中間のような不思議な味わいが感じられます。
ブル・ショットのアルコール度数は13%程度
ブル・ショットのアルコール度数は約13%程度です。ウォッカとビーフコンソメの比率や、ウォッカの度数にもよりますが、およそ13%と覚えておくと便利です。ワインは10~12%で、日本酒は13~15%程度なので、身近なお酒では日本酒か強めのワイン程度と見当がつけられます。
ブル・ショットのカクテル言葉は「変わらぬ日々」
ブル・ショットのカクテル言葉は「変わらぬ日々」ですが、以下によく似た意味のカクテル言葉を持つカクテルを紹介します。
・サイドカー:いつも2人で
・モスコミュール:ケンカをしたらその日のうちに仲直り
・ジン・ライム:色あせぬ恋
・バックスフィズ:心はいつも君と
・ピンクレディ:いつも美しく/幸福
ブル・ショットのカクテル言葉は、まるで毎日の営みをイメージさせる平穏なもので、コンソメスープを使うカクテルに似合います。また、有名なサイドカーのカクテル言葉は「いつも二人で」、ピンクレディは、まさに平穏な日々にふさわしい「幸福」です。カクテル言葉の意味も知っておくと、味わい方も深みが増すので参考にしてください。
(*カクテル言葉の一覧について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ブル・ショットの作り方・レシピ
ここでは、基本的なブル・ショットの作り方を紹介します。作り方は簡単で、自宅でも手軽に作れるので、気になる人は自分で作ってみるのもおすすめです。
材料
・ウォッカ:30ml
・ビーフブイヨン60ml