アイスワインとは？度数・カロリーは？飲み方やおすすめ銘柄も紹介！

アイスワインとは、どのような特徴を持ったワインなのでしょうか。ここでは、有名な産地やアイスワインについて紹介します。

アイスワインの作り方は、通常秋に行うブドウの収穫を極寒の冬まで遅らせ、完熟したブドウを凍結・冠雪させた状態で収穫したものを材料に使用したワインです。夜の間に凍結したブドウが日中の日差しで溶け、水分が抜ける過程を何日も繰り返します。果汁が凝縮し糖度がもっとも高い状態のブドウで作られた、デザートワインと呼ばれる極甘口のワインです。

アイスワインに使うブドウの収穫は、ブドウが凍結している間におこなう為、早朝のマイナス環境下に手作業で行われます。また、じっくりとブドウの水分を抜くことで、最終的に一房から搾取できる量はスプーン一杯程度と、非常に希少性の高いワインです。収穫を遅らせることで鳥被害に遭うこともあり、その収穫量はさらに減ってしまいます。

ブドウの収穫量や、栽培から収穫まで労力を必要とするので、普通のワインと比べると全体的に値段も高めです。アイスワインの生産はカナダ、ドイツなど極寒の地方での生産が盛んですが、近年では地球温暖化の影響から生産量が少なくなり、さらに希少価値が高くなっています。

アイスワインを実際に飲むと、どのような味わいが楽しめるのでしょうか。ここでは、アイスワインのアルコール度数やカロリーを、味の特徴とともに紹介します。

アイスワインは、甘さの中にもすっきりとした酸味があり、芳醇な味わいが特徴です。リンゴやマンゴーを思わせるフルーティーなものから、はちみつやカラメルなどスイーツのような甘さを感じる味わいのものがあります。

スイーツとの相性もよく、アイスクリームにかけても美味しく食べられます。アイスワインは、甘口のワインやカクテルが好きな人におすすめです。

デザートワインと呼ばれる甘口ワインの度数は12％以上など高めのものが多いですが、アイスワインのアルコール度数は5.5％～12％のものが多く、ドイツで生産されたアイスワインでは最低度数5.5％のものがあります。アイスワインに使用されるブドウの糖度はとても高いため、甘口ワインよりもアルコール度数は低いです。

アイスワインのカロリーや糖質は、赤ワインや白ワインと比較すると高くなります。デザートワインと称される甘さが特徴なので、カロリーも通常のワインより高く、完熟したブドウから水分を抜いてさらに糖度が高くなったブドウから作られるので糖質も高くなります。