桃の旬の時期・季節はいつ?種類・産地で違う?食べ頃の選び方や栄養価なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】桃の旬の時期を知っていますか?桃は、生や缶詰などのさまざまな楽しみ方ができるフルーツです。今回は、桃の旬や収穫時期・季節にくわえ、主産地・生産量などを紹介します。桃の栄養価や選び方のほか、レシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
白鳳は、白桃と橘早生を掛け合わせて作られた品種です。白鳳の品種と、品種ごとの旬の時期は以下の通りです。
・川中島白鳳/8月上旬
・日川白鳳/6月下旬~7月上旬
・みさか白鳳/7月初旬から7月下旬
・山梨白鳳/7月上旬~中旬
白鳳はその品種によって旬の時期が異なり、中でも早生品種である日川白鳳は、他の品種よりも早い6月下旬から収穫が始まります。黒みがかった紅色の果皮が特徴的で、甘みが強く果汁が多いので、子供でも食べやすい味わいです。
白鳳は、1kgあたり1000円から1500円程度の価格帯で販売されていますが、1kgあたり3000円以上の価格で販売されている高級なものもあります。
(*桃の種類や品種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
桃の選び方や栄養価は?
桃は、旬の時期になるとスーパーの店頭にも多く並びますが、買った桃があまり美味しくなかった経験がある方も多いかもしれません。ここでは、食べごろの美味しい桃を選ぶポイントや、桃に含まれる栄養とその効能について紹介します。
食べ頃な桃を選ぶポイント
食べごろの美味しい桃には、以下のような特徴があります。
・全体に皮の色が濃い
・甘い香りがする
・お尻の部分の白色がはっきりしている
・お尻の部分が青くない
・果皮が黒ずんでいない
桃は、黄桃や白桃などの種類によって果皮の色が違いますが、基本的には濃い色をしているものが食べごろで美味しい傾向にあります。ただし、黒ずんだ色をしているものは、完熟しておらず硬めの場合が多いので避けるようにしましょう。
桃のお尻の部分は元々は青い色をしていますが、熟すにつれて白く変化していくので、白いものは熟している可能性が高いと言えます。ほか、熟した桃は香りが良いのが特徴です。触ってお尻の部分などを見ることができない場合は、強い甘い香りがするかどうかを確認してみるのがおすすめです。
(*桃の食べ頃について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
桃の栄養価・効能
桃には以下のような栄養素が含まれています。
・ペクチン
・カリウム
・ビタミンC
・ビタミンE
ペクチンは食物繊維の一種で、摂取すると腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きをします。下痢や便秘の改善にも役立つので、お腹の調子が悪い時には桃を食べてみると良いでしょう。また、桃にはミネラルの一種であるカリウムが含まれますが、カリウムには体内の余分な塩分の排出を促進し、むくみを解消する効果があります。
ほかにも、桃には皮膚の健康や鉄分の効率的な吸収に役立つビタミンCと、抗酸化作用によって老化を防ぐビタミンEなどのビタミン類も含まれているのが特徴です。
(*桃の栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
春日爽花
野菜ソムリエ
缶詰の桃はシロップ漬けのため糖質が生のものより多く栄養素はシロップに流れ出てしまいます。 栄養を考えると生の桃を食べるようにしましょう。
桃の正しい保存方法は?
桃は、正しい保存方法で保存することで、美味しさを長持ちさせることができます。ただし、1個丸ごと保存する場合と、カットした後に保存する場合では適した保存方法が異なるので注意が必要です。ここでは、桃の正しい保存方法について詳しく解説します。
①1個丸ごと保存する場合
桃を1個丸ごと保存する場合は、以下のポイントを守って保存しましょう。
・常温で保存する
・風通しの良い冷暗所に置く
・買ってから3~4日以内に食べる
・冷蔵する場合はラップで包んでからポリ袋に入て野菜室で保存する
野菜や果物は冷蔵庫で保存する方も多いかもしれませんが、桃は冷蔵庫で保存すると、その甘さが減ってしまいます。そのため、基本的には風通しの良い冷暗所で常温保存するのが基本です。ただし、桃は熟すのが早いので、常温保存の場合は3~4以内には食べるようにしましょう。
どうしても冷蔵保存しなければいけない場合は、ラップで包んでからポリ袋に入れることで、冷気に当たって甘みが落ちるのを防ぐことができます。