食用菊の栄養価・効能は?種類や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】食用菊は何か知っていますか?刺し身などで見た事はあっても、使用した事は無いかもしれません。今回は、食用菊の種類や栄養成分・効能にくわえ、茹で方・保存方法も紹介します。料理をより華やかにしてくれる食用菊のおすすめレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
小菊はその名の通り小ぶりの食用菊で、刺し身のつまなど彩りとして使用されることが多いです。食べない人も多いかもしれませんが、しっかり菊の香りを愉しむ事ができるのでぜひお刺身と一緒に味わってみてください。
食用菊の栄養成分と効能は?
カロリー | 27kcal |
---|---|
水分 | 91.5g |
タンパク質 | 1.4g |
糖質 | 3.1g |
食物繊維 | 3.4g |
脂質 | 0g |
上記は、100g当たりの食用菊のカロリー・糖質量などを記載した物です。どの様な栄養素が含まれ、どういった効能があるかについても見ていきましょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※2)
①ビタミンB1・B2
栄養素 | 含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
アマランサス | 0.4mg | 1.4mg | 7% |
白米 | 0.11mg | 1.6mg | 7% |
ビタミンB1は水溶性ビタミンで、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。糖質からエネルギーを作り出す働きにも関わっており、脳神経系の働きにも関与しています。ビタミンB2も水溶性であり、糖質やタンパク質をエネルギーに変換してくれます。強化米や栄養ドリンクなどにも使用されており、尿が黄色くなる原因でもあります。(※3)(※4)
②ビタミンE
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
4.6mg | 6.5mg | 71% |
食用菊100gには多くのビタミンEが含まれており、1日の推奨摂取量の7割ほどが含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持つので、体の酸化を防いだり生活習慣病の予防効果が期待できます。(※5)
片村優美
管理栄養士
ビタミンEはナッツ類に多く含まれている栄養素です。食用菊は料理の彩りにも使用できるので、華やかな食卓になりますね。ビタミンEには抗酸化作用があるので、アンチエイジング作用も期待できます。
③クロロゲン酸
クロロゲン酸はコーヒーにも含まれている栄養素で、ポリフェノールの一種です。クロロゲン酸には糖質を分解する酵素を邪魔する働きがありますし、脂肪を燃焼しやすくしてくれるのでダイエット効果が期待できます。抗酸化作用もあり、体内の活性酸素を取り除いてシミなどを防止にも役立ちます。
片村優美
管理栄養士
コーヒーは脂肪燃焼を助けるといわれており、これはクロロゲン酸の効果によるものです。コーヒーが苦手な人は、食用菊を活用してみましょう。
④テトラクマ ロイルスペルミン
食用菊に含まれるテトラクマ ロイルスペルミンには、体内でグルタチオンが作られるのを助けてくれる働きがあるとされています。グルタチオンは細胞内に存在する抗酸化成分で、毒などを細胞外に排出する働きなどを持っています。このグルタチオンの働きを助けることによって、体の解毒作用を高めてくれます。
(*食べ過ぎた場合の危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)