食用菊の栄養価・効能は?種類や食べ方・レシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】食用菊は何か知っていますか?刺し身などで見た事はあっても、使用した事は無いかもしれません。今回は、食用菊の種類や栄養成分・効能にくわえ、茹で方・保存方法も紹介します。料理をより華やかにしてくれる食用菊のおすすめレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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食用菊とは?食べ方は?
食用菊とはなにか知っていますか?お刺身に添えられている事も多い食用菊ですが、他にどの様な食べ方があるかについても見ていきましょう。
菊を食用にしたもの
食用菊とは、その名の通り菊を食用にしたものです。見た目では普通の菊との違いはありませんが、食用菊は普通の菊よりも苦味が少なく、花びらの部分が大きくなるように品種改良されているといった特徴があります。
食用菊の旬・産地
食用菊は東北地方で多く使用されていますが、国内の生産量の約半数を占めるのが愛知県産です。特にお刺し身のつまでお馴染みの小菊を多く生産しており、そのシェアは90%にもなります。
また、生産地によって出荷される時期がずれているので、1年を通して購入する事ができます。種類によって時期に違いはありますが、10~11月ごろならどの種類でも旬を迎えるので美味しい食用菊をいただけるでしょう。
食用菊の食べ方
食用菊と言えばお刺し身のつまがメジャーですが、食べ方はこれだけではありません。おひたしや和え物に使用したりしても美味しいですし、サラダに使えば彩りにもなります。煮物にすると茶色く変色するので、熱を加えるなら天ぷらの方がおすすめです。
片村優美
管理栄養士
おひたしや和物に使用するときは、花びらの部分をばらしている食用菊がおすすめです。ほうれん草や春菊など、普段の野菜に混ぜるだけで料理がワンランクアップしますよ。
食用菊の種類は?
一口に食用菊と言っても、いろいろな種類があります。どの様な種類があり、どういった特徴を持つのかを順番に紹介します。
①もってのほか
もってのほかは紫色の大輪種で、食感や香りなどが高く評価されている種類です。ちなみに「もってのほか」は山形県で呼ばれている名前で、ほかにも「延命楽」や「カキノモト」という名前で呼ばれることもあります。
②阿房宮
もってのほかは紫色の大輪種でしたが、阿房宮は黄色くて少し小ぶりなのが特徴です。食感は柔らかめで、花びらは長くしっかりとしています。