食用菊の食べ過ぎは危険?体に悪い?適量食べた時の効果も紹介!
食用菊の食べ過ぎは良くないのでしょうか?毒性はあるのでしょうか?今回は、食用菊を食べ過ぎた時にどうなるかを注意点ととも紹介します。食用菊を適量食べた時に期待できる効果・効能や栄養成分についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
食用菊の食べ過ぎはNG?毒性がある?
料理の添え物として使われる食用菊には様々な栄養成分が含まれているので、食べる人も珍しくありません。しかし食用菊を食べ過ぎると悪影響があるとの噂も、まことしやかに流れているようです。ここでは食用菊に毒性があるのか、食べ過ぎた時の影響について説明します。
現時点で食用菊の天然毒素による健康被害は出ていない
2022年10月時点で、食用菊の天然毒素による健康被害は出ていません。また、食用菊にはじゃがいもの芽やホウズキのように人間に有害な毒素が含まれているわけではないので、食べても問題ないと言われています。
食用菊のガクは苦味が強く硬いので取り除くと、生で食べられる花びらだけ残るのが特徴です。食用菊の花びらは、刺身に添えたり汁物にトッピングしたり和え物に混ぜたりと様々な用途があります。
ただし食べ過ぎると栄養の過剰摂取になる可能性がある
有害な天然毒素は含まれていない食用菊であっても、食べ過ぎると栄養の過剰摂取になる可能性があるので注意が必要です。実際に食べ過ぎるとどうなるのかは次章で説明しますが、サプリメントを利用している人は特に気をつけた方がよいとされています。
また食用菊を食べてアレルギーを発症するリスクもあるので、キク科花粉症やフキノトウアレルギーの人は要注意です。
食用菊は食べ過ぎるとどうなる?
食用菊は食べ過ぎると、含まれている栄養成分の過剰摂取につながる可能性があると前述しました。栄養成分の過剰摂取によってどのような症状が出るのかを、知っておくと安心です。ここでは、野菜と同様に食用菊を食べ過ぎるとどうなるかを説明します。
①ビタミンの過剰摂取になる
食用菊を食べ過ぎるとビタミンの過剰摂取となり、以下のような症状があらわれるリスクが高まります。
【ビタミンB1の過剰摂取】
・頭痛
・イライラする
・脈が速くなる
・かゆみ
・接触皮膚炎
・不眠
【ビタミンEの過剰摂取】
・骨粗しょう症の誘発
・ニキビの悪化
ビタミンEを過剰に摂取すると、骨量が減って骨粗しょう症のリスクが高まると言われています。しかし、食用菊に限らず野菜などの食材から摂ったビタミンは、過剰摂取にはなりにくいといわれています。時間の経過とともに過剰摂取したビタミンは尿として排出されるので、過剰な心配はいらないでしょう。(※1、2)
②胃もたれする
食用菊に含まれているクロロゲン酸が原因で、胃もたれする可能性があります。クロロゲン酸は植物の葉や種子に含まれているポリフェノールのことを指し、血糖値の上昇を抑えるほかアンチエイジングの効果があります。一方でクロロゲン酸は胃の粘膜に刺激を与えるため、胃液の分泌を促すことで、胃にもたれを感じる人も少なくありません。(※3)
しかし食用菊だけで栄養を過剰に摂取することは難しい
実際には食用菊だけで栄養を過剰に摂取することは、難しいと考えられます。しかし他の野菜との兼ね合いや健康のためにサプリメントを常用していると、ビタミンの過剰摂取につながる可能性が高いので注意が必要です。またコーヒーなどカフェインの入った飲み物を好む人も、クロロゲン酸の過剰摂取が起こりやすいので気をつけましょう。
食用菊は食べ過ぎなければ体に良い効果も?
食用菊に含まれている栄養成分とその効能は、以下の通りです。
・ビタミンB1/疲れ目の予防、筋肉疲労を和らげる
・ビタミンE/アンチエイジング効果、活性酸素の抑制
・クロロゲン酸/アンチエイジング効果、脂肪の体内吸収を抑制
適量の食欲菊を食べることで、上記のような健康並びに美容効果を得られるのも事実です。料理に彩りを添えるだけでなく、献立の栄養価を高めることにも役立ちます。クロロゲン酸には脂肪の蓄積を抑える働きのほか、脂肪の燃焼効果もあるため、うまく食事に取り入れればダイエットのサポートとしても一役買うでしょう。(※4)
(*食用菊の栄養素や効能について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)