アルガンオイルの効果と使い方は?肌・髪への美容作用あり?商品のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】アルガンオイルとはどんなオイルか知っていますか?今回は、アルガンオイルの栄養成分や〈肌・髪〉などへの効果効能を紹介します。顔や髪の毛、頭皮などに使えるアルガンオイルの使い方やおすすめ商品も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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アルガンオイルとは何?
近年、いろいろな効能をもつ植物オイルが注目を集めており、アルガンオイルもその一つです。アルガンオイルはアロマテラピーや様々なコスメでもよく名前を聞くオイルですが、ここではアルガンオイルの効果、効能のほか、おすすめの商品を見てみましょう。
アルガンオイルの「アルガン」の特徴
アルガンオイルとは、広葉常緑樹のアカテツ科のアルガンノキからとられる植物由来のオイルです。モロッコの南西部に生息するアルガンは地下7メートル以上の深さに根をはり、1年以上雨が降らなくても枯れません。
ごつごつした木肌には鋭いとげがあり、自然落下した実を集めてオイルを採取します。固い種をすりつぶして搾油するため、オイルを得るために非常に手間のかかる作業が必要です。大変な労力をかけてアルガンから取り出したアルガンオイルは希少価値が高く、約100kgの実から1リットルしか取れないと言われています。
アルガンオイルの栄養成分
アルガンオイルにはさまざまな健康に良い栄養成分が含まれています。ここでは代表的なアルガンオイルに含まれている栄養成分を紹介します。
・オレイン酸
・リノール酸
・パルミチン酸
・ステアリン酸
・ビタミンE(トコフェロール)
・カロテン
・サポニン
アルガンオイルにはオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。なかでもオレイン酸は40%以上を占める代表的な栄養成分です。オレイン酸には、血液中に含まれる悪玉コレステロールを減らし、コレステロール値を正常にする働きがあります。動脈硬化や血栓ができるのを防いでくれるので、生活習慣病の予防効果が期待できるでしょう。
リノール酸はEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)と同じオメガ3系脂肪酸で、人の体内で作ことができません。保湿作用もあり、オレイン酸と同じように血中のコレステロール値を下げると言われています。またパルミチン酸やステアリン酸などの飽和脂肪酸は肌のバリア機能を果たし、外界からの肌ダメージを軽減してくれるでしょう。
ビタミンEの一種であるトコフェノールはカロテンと並んで抗酸化力が高く、エイジングケア効果も期待できる成分です。また、サポニンは血行を促進する効能があり、むくみの改善にも役立ちます。(※1、2、3)
まさる
管理栄養士
リノール酸は「必須脂肪酸」というもので人体を構成するうえで必ず必要なものです。不足すると皮膚障害を起こしてしまうような大切な栄養素なので、是非積極的に取り入れていきましょう!
アルガンオイルの効果・効能は?
アルガンオイルには、美容や健康に良い効果が期待できる成分が多く含まれていることが分かりました。ここでは、アルガンオイルの健康や美容への効果や効能をより詳しく紹介します。
①抗酸化作用
前述した通りアルガンオイルに含まれているトコフェノールやカロテンは、高い抗酸化力を持っています。ほかにも、抗酸化力の高いポリフェノールなども含まれているため、身体の酸化を防いで老化や病気の予防に効果的を発揮します。
また、体内の細胞や細胞膜の酸化を防いで肌の代謝を活性化できるため、アルガンオイルは若々しい美肌作りもサポートしてくれるでしょう。(※4)
まさる
管理栄養士
抗酸化を促進することで「がん予防」や「生活習慣病」の予防にも繋がります!また、食事だけではなく運動を一緒にすることで、より健康的な身体を作ることが出来るので、ぜひバランスよく行っていきましょう!
②保湿作用
アルガンオイルにはリノール酸を代表とする保湿に良い成分が豊富に含まれており、水分の蒸発を軽減して肌の乾燥を防ぎ、しっとりした肌を保つ作用があります。さらに、肌によくなじみ柔らかくするエモリエント効果があるため美容によく、化粧水や乳液の浸透をサポートしてくれるでしょう。
しっかり保湿して肌が整うことで肌の水分と油分のバランスもよくなり、肌のバリア機能もアップします。そうすることで肌本来の機能を正常化する働きも期待できるでしょう。
③むくみ改善
アルガンオイルには血行を促進し、身体全体の代謝を活性化するサポニンも含まれているため、身体に溜まった余分な水分や老廃物の排泄が促されてむくみの改善にも効果的です。アルガンオイルはオイルトリートメントに使うこともできるので、むくみが気になるときはオイルを使ってふくらはぎなどをマッサージしてみるのも良いでしょう。(※5)
④紫外線から肌を守る
アルガンオイルの高い抗酸化力は紫外線から肌を守るときにも役立ちます。アルガンオイルを肌に塗ることで紫外線による活性酸素のダメージを軽減し、皮膚の炎症や紫外線による老化を防いでくれるでしょう。また、シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制する働きがあることもわかっていて、高い美容効果も期待できます。
⑤肌荒れ改善
アルガンオイルは血行を促進し、肌のターンオーバーも促進する美容効果があるので、肌荒れの改善にも役立ちます。顔だけでなく、頭皮の状態もよくしてくれるので頭皮ケアやヘアケアに活用するのも良いでしょう。ただし、頭皮につけ過ぎてしまうとべたついてしまうので、使用量には注意してください。
アルガンオイルの使い方は?
アルガンオイルに含まれる栄養成分や効果・効能を見てきましたが、実際のアルガンオイルの使い方とはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、アルガンオイルのおすすめの使い方を紹介します。
①髪のケア
アルガンオイルの保湿効果は肌だけでなく、髪の毛にも働きます。アルガンオイルをアフタートリートメントとしてドライヤーで髪を乾かす前に使うと、ドライヤーの熱から髪を守り、乾燥を防いでくれるでしょう。また、出かける前に髪に塗布すれば紫外線による髪のダメージも防ぎ、つやのある髪の毛が得られます。
次に紹介する頭皮ケアを合わせれば、保湿された髪に栄養が届きやすくなり、切れ毛などのダメージヘアの改善にも効果的です。
②頭皮や顔のマッサージ
アルガンオイルを少量手にとって、頭皮や顔のマッサージを行いましょう。血行が促進され、栄養が行き届きやすくなるので健康的な肌や頭皮に近づきます。老廃物がたまった肌は透明感がなくなり、暗い印象になってしまいます。そこでアルガンオイルでマッサージをすれば、顔色も明るくなり、保湿効果も得られるでしょう。
さらに頭皮の血行が良くなれば髪にも良い影響が得られ、ダメージケアの改善や、薄毛予防も期待できます。
③肌に保湿剤として塗る
アルガンオイルは顔や頭皮、髪の毛だけでなく全身の保湿にも活用できます。寒い季節はお風呂上りに肌が乾燥して、かゆくなってしまうこともあります。そのような場合にアルガンオイルを塗布すると、水分の蒸発を減らし乾燥も防げるでしょう。
寝る前に顔に塗っておくと、夜中の乾燥を防げるため朝起きてもしっとりした肌が実感できます。特に、お風呂上りなど肌を温めておくと、アルガンオイルが浸透しやすくべたつきにくいのでおすすめです。
アルガンオイルのおすすめ商品
アルガンオイルはいろいろなメーカーから発売されていますが、ここでは通販でも購入できるおすすめの商品を紹介します。
①メルヴィータ ビオオイル アルガンオイル(2,880円)
メルヴィータのアルガンオイルは、肌に浸透しやすくべたつきが少ない商品です。アルガンオイルを塗っておくと肌が柔らかくなり、化粧水などの浸透をよくしてくれるでしょう。オーガニック認定も受けている製品で、肌が敏感な人でも安心です。
②ETVOS(エトヴォス)アルガンオイル 18ml(2,970円)
エトヴォスのアルガンオイルはモロッコ王立認定農園のアルガンツリーを使っているところが特徴です。もともと希少なアルガンオイルですが、この商品はより厳選された材料から抽出したオイルで、鮮度も高く肌に素早くなじみます。無着色・無香料で、敏感肌の人でも使いやすいでしょう。スポイトタイプの瓶で、使う分だけ手に取りやすく作られています。
③ZITARGANE エキストラヴァージンピュアアルガンオイル(3,579円)
美容のほか食用に使えるアルガンオイルで、いろいろな使い方を試したい人におすすめです。さらりとした付け心地で、マッサージなどにも使いやすいでしょう。くせのある香りもないので、食用の場合はオリーブオイルのようにドレッシングやパスタソースなどの幅広い使い方に向いています。
アルガンオイルを取り入れてみよう
アルガンオイルはいろいろな効果、効能がある美容にも健康にもよいオイルだと分かりました。アルガンオイルは使い方も幅広く、健康や美容に役立つので、ぜひ積極的に普段の肌のケアや髪のケアなどに使ってみましょう。