迎え酒とは?二日酔いに意味・効果ある?逆に危険って本当?
迎え酒とはどんな意味か知っていますか?二日酔いが治る・効果があるというのは本当でしょうか?今回は、迎え酒の意味や二日酔いにどんな効果があるのかを、〈頭痛・気持ち悪い・アルコール依存・やばい〉などの危険性とともに紹介します。迎え酒以外の二日酔いが楽になる正しい対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
迎え酒とは?二日酔いに効果・意味があるって本当?

お酒好きの間で二日酔いに効果があると噂される迎え酒とは一体どのようなものなのでしょうか。迎え酒には意味があるのか、あるとしたらどのくらいの効果が期待されるのかなど詳しく説明します。正しい知識を身につけて、お酒のある生活を楽しみましょう。
迎え酒は二日酔いの際にお酒を飲んで酔いを治す方法
迎え酒はお酒を飲んだ次の日にお酒をさらに飲むことで二日酔いが楽になるとされる民間療法です。二日酔いはアルコールを肝臓で分解する際に出るアセトアルデヒドという物質が原因で、頭痛や吐き気などが出る症状です。迎え酒は古くからアセトアルデヒドを薄める働きがあるといわれてきました。
迎え酒をする意味・効果はないとされている
迎え酒はメリットのない行為で、二日酔いには効果がないとされています。迎え酒を行うと二日酔いの症状が和らいだという声がたくさんありますが、実際には体にさらにアルコールを入れることで脳が麻痺しているだけです。迎え酒は肝臓への負担を増やし、二日酔いを治すどころか体へのデメリットがたくさんある行為です。
迎え酒をすることのデメリットは?習慣にしてると逆に危険?

迎え酒をすることは二日酔いを治すどころか、体に対してたくさんのデメリットがあります。迎え酒を習慣化することは体に大きな負担をかける行為です。迎え酒がもたらす体への危険性や迎え酒をするデメリットを紹介します。
①二日酔いが長引く
二日酔いはお酒を飲みすぎた次の日に見られる症状で、以下のようなものがあります。
・吐き気
・頭痛
・胸やけ
・ふらふらする
・動機
二日酔いの症状はアルコールが肝臓で分解されたときに出るアセトアルデヒドが原因で、体内にまだアルコールが残っている証拠です。迎え酒をするとさらに体内にアセトアルデヒドが増えてしまうだけで、根本的な解決にはなりません。結果いつまでもアセトアルデヒドが体に残り続け、気持ち悪い吐き気や頭痛などの二日酔いの症状が長引く原因となります。
②肝臓に負担がかかる
迎え酒はアルコールを分解する肝臓に大きな負担がかかる行為です。肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるほど、自覚症状を感じさせずに病気が進行する臓器です。アルコールによる肝炎は命に関わることもある病気なので、迎え酒などの肝臓に負担をかける行為はやめましょう。
③アルコール依存症になる危険性がある
迎え酒はアルコールを常に体内に蓄積させる行為なので、なぜかお酒を手放せなくなるアルコール依存症になりやすいです。迎え酒がもたらすアルコール依存症の症状を、初期・中期・後期に分けて紹介します。
【初期】
・不眠
・お酒を飲まないとイライラする
・寝汗
【中期】
・手の震え
・集中力の低下
・酒を飲むために噓をつく
【後期】
・不安感に襲われる
・幻覚・幻聴
・食事をとらない
・うつ症状
アルコール依存症は初期の段階では風邪や体調不良と判断しがちですが、中期や後期になると生活に支障をきたすようなやばい症状が表れます。アルコール依存症はお酒を日常的に飲む人は誰もがかかる可能性があります。アルコール依存症の症状に当てはまる人は、早めに病院を受診しましょう。
迎え酒以外の二日酔いが楽になる対処法は?

二日酔いを楽にする方法はさまざまな方法があり、効果が実証されているものもあります。体に悪い迎え酒以外に二日酔いが楽になる方法を紹介します。自分に合った二日酔いの治療法を探してみましょう。
①水分補給をする
二日酔いの症状には水分補給が効きます。アルコールによって失われた水分や栄養を補うために、二日酔いの時におすすめの飲料を紹介します。
・緑茶
・コーヒー
・スポーツドリンク
・果汁100%ジュース
・野菜ジュース
緑茶やコーヒーに含まれるカテキンには利尿作用があり、尿と一緒に分解されたアルコールが体外に出す手伝いをしてくれます。アルコールを分解する際にはミネラルやビタミンが大量に消費されるので、スポーツドリンクや果汁100%ジュース、野菜ジュースなどが失われた栄養素を補ってくれます。
②栄養をしっかり摂る
二日酔いの時は水分とともに必要な栄養素を摂取する必要があります。二日酔いの際におすすめの食べ物を紹介します。
・ラムネ
・柑橘系の果物
・しじみ
・トマト
・枝豆
お酒を飲むと低血糖になりやすくなります。低血糖は二日酔いの症状であるふらふらする原因となっています。体に吸収されやすいブドウ糖を含むラムネは、多少の吐き気があっても食べやすく二日酔いに最適です。アルコールを分解する際に失われるビタミンも同時に摂れる柑橘系の果物やトマトなどの野菜もおすすめです。
③安静にする
二日酔いの時はとにかく安静にしておくことが大切です。二日酔いの体には大量のアセトアルデヒドが溜まっています。アセトアルデヒドは血圧をあげる作用があり、激しい運動をすると心臓に負担がかかります。安静にすることでアルコールを分解することに体力を使うことも出来るので、二日酔いの時はできるだけ横になっておきましょう。
④頭痛や吐き気などの症状がひどい時は薬を飲む
二日酔いの代表的な症状である頭痛や吐き気などの症状がひどいなら、市販の頭痛薬や吐き気止めに頼るのもおすすめです。薬は体質によって合う、合わないがあるので自分に合った市販薬を探して常備しておきましょう。
⑤二日酔いになりにくい対処法も知っておこう
二日酔いになってしまってからの対処法も大切ですが、二日酔いになりにくい対処法を知って事前に二日酔いを防ぐことも大切です。二日酔いになりにくい対処法を紹介します。
・お酒を飲む前に水分や食事をとる
・お酒をゆっくり飲む
・前日は十分な睡眠をとる
・飲んでいるときにたくさん笑う
二日酔いを防ぐには十分な栄養や休養を取っておくことが大切です。また二日酔いになるのを避けるには水分をたくさん摂取したり、たくさん笑うことで、尿や呼気からアルコールを排出するのも効果的です。
迎え酒に効果・意味はないので注意!
迎え酒は二日酔いの症状を楽にするのではなく、逆に体に負担をかけてしまう行為です。二日酔いを治したい場合は迎え酒でなく、他の体に負荷のかからない効果的な方法を試してみましょう。