日本酒「獺祭(だっさい)」の名前の意味・由来は?種類別にも比較し紹介!
獺祭の名前の意味・由来を知っていますか?漢字の読み方が気になりますね。今回は、「日本酒」獺祭の漢字の読み方や、〈かわうそ・山口〉など名前の意味・由来を紹介します。獺祭の種類別の名前の意味も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
獺祭の磨きシリーズには以下の商品があります。
・磨き三割九分
・磨き二割三分
・磨きその先へ
獺祭は精米歩合の割合によって「二割三分」「三割九分」「磨きその先へ」などが展開されており、いずれも雑味の少ない澄んだ味わいが特徴です。日本酒作りに用いられる酒米は、雑味の原因となるタンパク質や脂質を取り除くため、蒸米前に表面を削ります。米を削る工程のことを日本酒界では"米を磨く"と表現し、玄米に対して磨いた割合を精米歩合と表現します。
一般的な日本酒は精米歩合73〜75%程度であるのに対し、獺祭の磨きシリーズは精米歩合40%以下です。磨きシリーズならではのフルーティーな瑞々しい味わいは、獺祭シリーズの中でも不動の人気を誇ります。
③獺祭「二割三分」・獺祭「三割九分」
獺祭の「二割三分」と「三割九分」には以下のような商品があります。
・三割九分
・三割九分 遠心分離
・二割三分
・二割三分 遠心分離
・二割三分 早田
二割三分は、山田錦を極限の23%まで磨いて製造された日本酒で、お酒特有の雑味が極めて少なく、果実のような華やかな香りが特徴です。口に含むとはちみつのような甘さが感じられ、飲んだ後も長く余韻が残ります。
三割九分は精米歩合39%の山田錦を使った日本酒で、二割三分よりも優しい旨みが感じられます。柑橘のような爽やかさと、ほのかな苦味が合わさった上質な飲み口は、和食だけでなく洋食にもよく合います。
④獺祭「遠心分離」
獺祭の遠心分離シリーズには以下のような商品があります。
・二割三分遠心分離
・三割九分遠心分離
商品名に「遠心分離」が入っているものは、もろみ酒を遠心分離器にかけて絞ったお酒と、圧力をかけて絞ったお酒をブレンドした製品です。遠心分離器にかけたお酒は雑味が少なく澄んだ味わいであるのに対し、圧搾したお酒は多く抽出できる反面雑味が含まれます。
遠心分離シリーズは、それぞれの圧搾方法の良い部分を取り入れた上質な日本酒で、洗練された繊細な風味と華やかな香りが楽しめます。磨きシリーズと比較して香りの広がりにボリュームがあり、爽やかな甘さが感じられます。
獺祭の読み方・名前の意味や由来を知っておこう
国内外問わず人気の獺祭は、その名前の由来や歴史、製法などを知ることでより一層味わいに深みが増します。獺祭の知識をおさえ、製法や精米歩合による味の違いを楽しんでみてください。