一升瓶の容量は何リットル?日本酒は720mlで小さい?徳利・お猪口何杯分?

一升瓶の容量は何リットルか知っていますか?どのくらいでしょうか?今回は、日本酒・焼酎などの一升瓶の容量を、徳利・お猪口と比較して紹介します。日本酒の少ない量の一升瓶(720ml)についても紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 一升瓶の量は何リットル?徳利・お猪口の何杯分?
  2. 一升瓶の容量は1.8リットル
  3. 一升瓶の量を徳利・お猪口と比較
  4. 日本酒の一升瓶の量は少ない?720ml?
  5. 一升瓶はなぜ使われるようになった?
  6. 一升瓶の量は江戸時代に定められた
  7. 一升瓶が実用化されたのは明治時代
  8. 一升瓶の量が何リットルなのかを知ろう

一升瓶の量は何リットル?徳利・お猪口の何杯分?

日本酒や焼酎が入っていることが多い一升瓶は、おちょこで飲むことを考えると非常に量が多く感じるかもしれません。ここでは一升瓶の量が、どのくらいなのかを説明します。サイズを知っておくことで、どれくらいで飲みきるかの目安にもなるので知っておきましょう。

一升瓶の容量は1.8リットル

一升瓶の容量は1.8リットルで、瓶のサイズは以下の通りです。

・高さ:395±1.9mm
・直径(底部):105.3±2.5mm
・直径(上部):30±0.3mm
・瓶の重さ:950g


一升瓶のサイズはJIS規格で定められており、全ての瓶の大きさや内容量、材料が同じです。一升は一合×10ミリリットルの容量で一合は約180ミリリットルのため、その10倍の1800ミリリットルということになります。

一升瓶の量を徳利・お猪口と比較

日本酒や焼酎は、徳利とお猪口を使って飲むことが多いかもしれません。一升瓶が、徳利とお猪口の何配分かは以下のとおりです。

・徳利:10個分
・お猪口:40杯分

このことから、徳利は一合入ることがわかります。徳利はお猪口4杯から5杯分の計算になり、人にもよりますが一升瓶を一人で飲み切るまでは、十日から二週間ほどかかると考えられます。なお、ぐい飲みの場合はサイズがさまざまで、1杯あたり50ミリリットルから180ミリリットル前後が入ります。

日本酒の一升瓶の量は少ない?720ml?

日本酒は一升瓶に入っているのが一般的ですが、中には四合瓶も販売されています。一升瓶以外の容量は以下の通りです。

・一升瓶:1.8リットル
・九合瓶:1.62リットル
・八合瓶:1.44リットル
・七合瓶:1.26リットル
・六合瓶:1.08リットル
・五合瓶:900ミリリットル
・四合瓶:720ミリリットル


現在販売されている瓶は一升瓶と四合瓶のほか、それよりも小さいサイズのものもあります。1.8リットルの半分の五合ではなく四合なのは、昔は盃と呼ばれる単位があり、720ミリリットルでした。一杯飲むと言われるのはこの盃という単位から来ており、お酒を入れる場合には、四合瓶が使われるようになったと言われています。

(*一升瓶のサイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

日本酒一升瓶のサイズや高さ・重さは?飲み干すまでの目安は?

一升瓶はなぜ使われるようになった?

一升瓶は、現在では日本酒や焼酎だけではなく、ワインなどの洋酒にも使われることがあります。日本で一升瓶が使われるようになったのは、いつごろなのかとその理由をここでは説明します。

一升瓶の量は江戸時代に定められた

一升瓶の量は江戸時代に、徳川幕府によって定められました。当時は枡を使って米を計測していましたが、一升の量が地域などによってばらばらで、統一がされていませんでした。織田信長や豊臣秀吉のときにも一升の規格を統一するように図られたものの上手くいかず、江戸枡と京枡の二つのサイズの枡が使われることになります。

その後1669年の徳川家綱の時代に、京枡のサイズのみに統一となり、今の一升瓶の規格の元になりました。

一升瓶が実用化されたのは明治時代

一升瓶が実用化されたのは明治19年ごろからで、日本の規格に合わせたサイズの瓶が国内でも作り始められました。最初は人の手で1つずつ作られていましたが、明治32年ごろからは、清酒を入れて販売されるようになります。

さらに大正時代になると機械化によって大量生産が可能になり、昔からの木桶や大徳利に変わって、お酒や醤油などを入れるために使われるようになりました。

一升瓶の量が何リットルなのかを知ろう

一升瓶の量を知っておくことで、どれくらいの期間で飲みきれるかのほか、瓶のサイズも把握できます。贈り物に日本酒や焼酎を利用するときの熨斗紙のサイズもわかりやすくなるため、量だけでなく、一升瓶そのもののサイズを覚えておくと何かと重宝するでしょう。

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