口噛み酒とは?実在する?味・臭いや作り方は?衛生面についても紹介!
口噛み酒とはどんなお酒か知っていますか?今回は、口噛み酒とはどんなお酒かを〈女性・巫女〉や〈海外〉など口噛み酒の歴史・作り方を、〈味・アルコール度数・衛生〉など口噛み酒の特徴とともに紹介します。口噛み酒の衛生面や現在作ると酒税法に違反するのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
口噛み酒は人の唾液を使用していますが、アルコールを含むため衛生的な危険はないとされています。口噛み酒は唾液を利用して作られることから不衛生と感じる人が多いお酒ですが、唾液に含まれる消化酵素の成分と発酵によって生成するアルコール成分によって雑菌は死滅されます。
しかし現代では受け入れられない可能性の方が高い
しかし、現代では口噛み酒を受け入れられない可能性の方が高いでしょう。衛生面以外にも視覚や気分など多くの要因が考慮されるようになったこともあり、現在では徐々に口噛み酒の文化がなくなっていると考えられています。
口噛み酒の作り方は?現在は作ろうとすると酒税法に違反する?
弥生時代から作られている口噛み酒は唾液中の消化酵素を利用して作るお酒ですが、実際にはどのように作られているのでしょうか。ここでは口噛み酒の作り方や、現在は作ろうとすると酒税法に違反するのかどうかについても紹介します。
口噛み酒は自分で作ろうとすると酒税法に違反するので注意
口噛み酒は自分で作ろうとすると、酒税法に違反するので注意しましょう。日本ではアルコールが1%以上含む物はお酒の扱いになり、お酒を製造および販売する際には酒造免許が必要です。そのため、発酵の過程でアルコール度数が9%になる口噛み酒を作ることは法律違反となります。
口噛み酒の作り方
口噛み酒は、以下のように簡単に作ることが出来るお酒です。
①米を硬めに蒸す
②蒸した米を口に入れ、しっかり噛み続ける
③噛んだ米を壺や容器などに入れる
④ゴミが入らないように覆いをして寝かせる
上記のように口噛み酒の作り方はとても簡単ですが、米を噛む作業は歯やこめかみに負担がかかるようです。最後に寝かせることによってアルコール発酵が進み、3日から10日程度で出来上がります。寝かせてから数日間はガスが発生しますが、1週間程度経つと落ち着きます。
口噛み酒とはどんなお酒か知っておこう
昔の人の知恵から生まれた口噛み酒は、唾液中の酵素を利用して作られることからも現代ではあまり見かけないようになりました。しかし、日本酒の起源となった口噛み酒はどんなお酒かを知っておくと、よりお酒が楽しめるでしょう。