ウイスキーの原材料は?種類で違う?モルト・グレーンの違いも紹介!
ウイスキーの原料を知っていますか?種類によって材料に違いはあるのでしょうか?今回は、ウイスキーの原料を〈スコッチ・バーボン〉や〈モルト・グレーン〉など種類別で比較して紹介します。〈米〉など珍しい原材料のウイスキーや、作り方・製造方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
ウイスキーの原料で米を使用することも?珍しい種類も紹介!
ウイスキーの原料には、他の穀物が使われていることもあります。変わり種のウイスキーのようにも感じられますが、意外性があり美味しいです。ここでは、原料に米などを使った少し珍しいウイスキーを紹介します。
①米・ライスが原料の「ライスウイスキー」
ウイスキーの中には米が原料の種類もあり、主に日本で作られています。具体的なライスウイスキーの銘柄は、以下の通りです。
・沖縄BLUE
・保之助
米を使って蒸留したお酒と言うと日本酒がありますが、ライスウイスキーは米麹ではなく、麦芽を使用して作っているためウイスキーの扱いとなります。味わいは銘柄によって変わりますが、ご飯の芳醇な甘みのほかに青りんごのような爽やかさも感じられることがあり、複雑なものとなっています。
②蕎麦が原料の「そばウイスキー」
そばが原料のそばウイスキーはフランスやアメリカで作られており、以下の銘柄があります。
・EDDU
・KOVAL
・房総ウイスキー
あまり出回ってはいませんが、日本では千葉県で作られており、房総ウイスキーはスコッチとのブレンドで作られています。なめらかな口当たりでスモーキーさは控えめであることから、優しいマイルドな味わいとなります。
③キヌアが原料の「キヌアウイスキー」
製造が少なく珍しいウイスキーですが、キヌアを原料に使ったウイスキーも存在しています。
・コルセアキヌア
キヌアウイスキーは、キヌア2割にモルト8割の配合で作られており、バナナのようなフルーティーで軽やかな味わいの中にナッツの風味が感じられるのが特徴です。日本ではあまり流通していないため、並行輸入で購入するほか、バーで見かけたらぜひ飲んでみてください。
ウイスキーの作り方・製造方法も知っておこう
ウイスキーは、以下のようにして製造されています。
1.原料の穀物を粉砕し、温めた水と混ぜる
2.1に酵母を加えて発酵させる
3.銅製のポットスチルに入れて蒸留する
4.樽に入れて貯蔵し、熟成させる
5.ブレンドさせたい場合は、その後バッティングさせてモルト原酒同士をブレンドする
ウイスキーを作るには水が最も重要とされており、水が美味しい場所に蒸留所が作られています。仕込みの段階で水を温めてから原料の穀物と混ぜ合わせるのは、穀物に含まれる澱粉が糖化することで、後に加える酵母の餌となり発酵が進ませるためです。
蒸留が済むと熟成の段階に入りますが、気温や湿度によっても熟成の度合いが変化し、その年によって味わいや風味が変わっていきます。
ウイスキーの原料は何か知っておこう
ウイスキーの原料を知っておくことで、ウイスキーを選ぶときにも自分好みの物を選びやすくなり、よりお酒を飲む時間が豊かなものとなります。ウイスキーは日本でも製造されており、蒸留所によっては見学も可能なので、興味があれば見に行ってみるのも良いでしょう。