グランマルニエとはどんなお酒?歴史は?使い方や種類・代用品も紹介!
グランマルニエ(グランマニエ)とはどんなお酒か知っていますか?今回は、グランマルニエの〈使い方・種類・歴史〉や〈味・アルコール度数〉を、〈代用品・コアントローとの使い分け〉とともに紹介します。グランマルニエを使ったお菓子や〈カクテル〉などおすすめの飲み方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- グランマルニエ(グランマニエ)とは?歴史あるお酒?種類は?
- グランマルニエ(グランマニエ)とはオレンジリキュールの銘柄の一つ
- グランマルニエの歴史
- グランマルニエの種類
- グランマルニエの味・アルコール度数は?おすすめの使い方は?
- グランマルニエの味わい
- グランマルニエのアルコール度数は40%程度
- グランマルニエの使い方
- グランマルニエのカクテルは何がある?
- ①エル・プレジデンテ
- ②オリンピック
- ③コーヒーカクテル
- グランマルニエを使ったお菓子は何がある?
- ①マドレーヌ
- ②生チョコ
- ③いちごムース
- グランマルニエの代用品は?コアントローと使い分け・違いも知っておこう
- グランマルニエとコアントローの違い・使い分け
- グランマルニエの代用品①コアントロー
- グランマルニエの代用品②オレンジ果汁にブランデーを足す
- グランマルニエの代用品③キルシュ
- グランマルニエとはどんなお酒か知っておこう
グランマルニエ(グランマニエ)とは?歴史あるお酒?種類は?
グランマルニエは、オレンジの風味が特徴的なお酒です。ここではグランマルニエについて説明しますが、まずはグランマルニエがお酒の中でもどの種類に分類されるかや、歴史について紹介します。
グランマルニエ(グランマニエ)とはオレンジリキュールの銘柄の一つ
グランマルニエとはフランスで作られている、コニャックを使ったオレンジリキュールの銘柄の一つです。グランマニエと言われることもありますが、表記の違いで同じ商品です。価格は最も小さなものなら、50ml400円前後買うことができます。
グランマルニエの歴史
グランマニエの歴史は、1880年までに遡ります。フランスの蒸留所の息子だった、アレクサンドル・マルニエ=ラポストルが、当時貴重だったコニャックとオレンジを組み合わせたお酒を思いつき作り始めたのが始まりです。
グランマルニエの種類
グランマルニエの種類は、以下の通りです。
・グランマルニエコルドンルージュ
・グランマルニエエキストラクト
1880年に作られた伝統的なグランマルニエの味わいを楽しみたいなら、コルドンルージュがおすすめです。サイズは日本では50mlから1750mlまであるため、使用頻度にあわせて選ぶのが良いでしょう。エキストラクトは1Lのものだけですが、コルドンルージュの風味をさらに凝縮したもので、無糖のスピリッツ規格に仕上げています。
グランマルニエの味・アルコール度数は?おすすめの使い方は?
グランマルニエの味わいやアルコール度数、おすすめの使い方について説明します。グランマルニエは、そのまま飲む以外の使い方をされることがあるようです。知っておくことで、より充実させたグランマルニエの活用ができます。
グランマルニエの味わい
グランマルニエは甘口のリキュールで、カリブ海諸島で収穫された、ビターオレンジの香りが感じられます。厳選されたコニャックを樽熟成させて作られるため、なめらかな口当たりで飲みやすいのが特徴です。オレンジの香りのお酒を飲みたいけれど、甘い味わいのが好みなら、おすすめのリキュールと言えるでしょう。
グランマルニエのアルコール度数は40%程度
グランマルニエのアルコール度数は40度あり、お酒の中でも高い部類です。甘く飲みやすいですが、ベースはコニャックのため、早いペースで飲むとすぐに酔ってしまいます。グランマルニエを飲むときは、必ず水も用意することをおすすめします。
グランマルニエの使い方
グランマルニエは、そのまま飲むだけではなく、以下のような使い方があります。
・カクテル
・お菓子
グランマルニエのほろ苦いオレンジピールの味わいを活かしたカクテルは、飲みやすいながらも大人の味わいで、女性を中心に人気です。お菓子作りは主に焼き菓子に使われるのが定番ですが、アイスクリームやクレープにちょっとしたアレンジとしても活用できます。次の見出しから、グランマルニエを使ったカクテルとお菓子のレシピを紹介します。
グランマルニエのカクテルは何がある?
オレンジの香りが特徴的なグランマルニエは、さまざまなカクテルに使われることがあります。グランマルニエの香りを活かし、自宅でも簡単に作れるものもあるので、参考に作ってみてください。
①エル・プレジデンテ
大統領という意味のエル・プレジデンテは、ステアするだけで簡単に作れます。辛口の味わいの中にグランマルニエの甘さとグレナデンシロップの甘さが引き立ち、色合いも美しいものとなります。
②オリンピック
シェイクで作るグランマルニエの風味を活かした味わいのカクテルです。ブランデーベースのカクテルですが、オレンジジュースも入るため、比較的飲みやすいカクテルでもあります。
③コーヒーカクテル
アイスコーヒーの冷たさに、爽やかなグランマルニエのオレンジの香りと甘さが感じられる一杯です。シェイクして作る方法もありますが、自宅で作る場合はステアでも構いません。好みでホイップクリームを乗せることで、デザートのような味わいになります。
(*グランマルニエを使ったカクテルレシピついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
グランマルニエを使ったお菓子は何がある?
グランマルニエはオレンジの香りのリキュールであることから、お菓子作りに使われることもあります。グランマルニエを使用して作ることで、元々のレシピよりも美味しく自分の好みのお菓子が作れるかもしれません。
①マドレーヌ
マドレーヌはグランマルニエを加えることで、大人の味わいとなり、紅茶にも良く合います。レモンピールを入れることが多いマドレーヌですが、グランマルニエを入れることで甘さを感じる香りになります。
②生チョコ
濃厚なチョコレートの味わいにクルミの香ばしさと、グランマルニエのオレンジの風味が感じられる生チョコです。ウイスキーとの相性が良く、お酒を飲む男性へのバレンタインギフトにするのもおすすめです。
③いちごムース
ディナーの後のデザートとしておすすめのいちごムースは、真ん中のパンナコッタ部分にグランマルニエが使われています。食べすすめることで味や食感が変化する、見た目にも美しいお菓子です。
グランマルニエの代用品は?コアントローと使い分け・違いも知っておこう
グランマルニエに香りがよくにたお酒の種類にコアントローがありますが、違いを知っておきましょう。どちらもカクテルに使われるほか、お菓子作りの材料にも使われることがあるため、特徴を知って上手に使いこなしてください。
グランマルニエとコアントローの違い・使い分け
グランマルニエとコアントローには、以下の違いがあります。
・色の有無
・製造方法
・香りの違い
グランマルニエはコニャックをベースにオレンジピールを蒸留熟成させたエキスを配合させて樽で熟成させる製造方法です。そのため色が琥珀色で、オレンジの苦みも感じられるのが特徴です。香りに甘さがあるため、お菓子なら焼き菓子に使うのに適しています。
一方コアントローは、アルコールにオレンジの皮と水、砂糖を使っています。色味は無色透明で爽やかな香りが特徴なので、カクテルなら雪国などの淡い色ですっきりした味わいのお酒、お菓子作りなら生菓子などの色を付けたくない料理におすすめです。
グランマルニエの代用品①コアントロー
グランマルニエの代用品として最も適したお酒はコアントローで、カクテルにもお菓子作りにも代用が可能です。グランマルニエに比べるとほろ苦さはあまりないものの、値段も安く販売店も多いため、代用品として活用しやすいお酒です。
グランマルニエの代用品②オレンジ果汁にブランデーを足す
グランマルニエに使われるコニャックとはブランデーの一種のため、オレンジ果汁を加えることで、グランマルニエの代用品として使えます。グランマルニエを使ったレシピのイメージからかけ離れることなく違和感がない仕上がりなので、カクテルにもお菓子作りにも活用できます。焼き菓子に使う場合、オレンジ果汁は揮発しないため、焼き時間を調整してください。
グランマルニエの代用品③キルシュ
キルシュはさくらんぼを使った蒸留酒で、お菓子作りのグランマルニエの代用品としておすすめです。グランマルニエに比べて味や甘さはないものの、爽やかな香りが特徴のため、グランマルニエを使ったものよりも甘さ控えめにしたいなら使ってみてください。
グランマルニエとはどんなお酒か知っておこう
19世紀から製造が続けられている伝統的なリキュールのグランマニルエは、さまざまな活用方法があるようです。樽熟成させたお酒であるため、他のオレンジリキュールとは香りや味わいが大きく違っていますが、安い価格で買うことができるので飲み比べるのも楽しいでしょう。