スキッピーは体に悪い?太る?腹痛や下痢に?適量や健康的な食べ方も紹介!
スキッピーは体に悪いのでしょうか?体に害があるのではと不安に感じている人もいるでしょう。今回は、スキッピーのピーナッツバターが体に悪い理由と言われる理由や、体に悪くない適量を紹介します。スキッピーの健康的なレシピ・食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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スキッピーは体に悪いって本当?
スキッピーとは、アメリカ生まれのピーナッツバタースプレッドで、「クリーミー」と「スーパーチャンク」の2種類が販売されています。ナッツ由来の香ばしさが感じられ、一般的なピーナッツバターよりも甘くない味が人気です。スキッピーが体に悪いとの説がありますが、本当なのでしょうか。この記事では、スキッピーが体に悪いかどうかについて解説します。
スキッピーが体に悪いと言われる理由は?食べ過ぎるとどうなる?
スキッピーが体に悪いと言われるのは、なぜなのでしょうか。ここでは、スキッピーが体に悪いと言われる理由と、食べ過ぎるとどうなるかについて紹介します。
①太る・体重増加
32gあたり | カロリー | 炭水化物 | 脂質 | たんぱく質 |
スキッピー | 203kcal | 6g | 16g | 8g |
上記の表は、「スキッピーピーナッツバタークリーミー」の1回の使用量における、カロリーやその他の栄養成分の数値を記載しています。食物繊維量は明らかになっていないため、正確な糖質量は不明です。スキッピーの原材料で2番目に多く使われているのは砂糖なので、糖質も高いと推測されます。
スキッピーの100gあたりのカロリーは他のメーカーの商品よりも50kcalほど高く、1回の使用量あたりのカロリーは、5枚切りの食パン1枚の数値と同じくらいです。この食パンにスキッピーを塗ると、食パンを2枚食べるのと同じカロリーになります。高カロリーのスキッピーを食べ過ぎるとカロリーオーバーとなり、太る原因につながります。
②生活習慣病
スキッピーの原材料に使われている植物油を過剰に摂取すると、生活習慣病に罹りやすくなるため、注意が必要です。植物油に含まれるオメガ6脂肪酸を多く摂取した場合、体内に炎症が起こり、高血圧および糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病のリスクが高まると言われています。
さらに、オメガ6脂肪酸には血液を固める働きがあるため、血管内に血栓が発生して心筋梗塞や脳卒中の原因に繋がります。
③下痢・腹痛
スキッピーの原材料として最も多く含まれるピーナッツは、食べ過ぎると下痢や腹痛になる可能性があります。ピーナッツに含まれている脂質や食物繊維を適量摂取すれば便秘の解消に役立ちますが、摂り過ぎると消化不良を引き起こし、下痢や腹痛の症状が現れる場合があります。
④肌荒れ
スキッピーに含有される植物油は、肌荒れの原因になると言われている食材です。植物油に含まれるトランス脂肪酸は、ニキビや肌荒れを引き起こす成分であることが分かっています。また、スキッピーのように糖質や脂質が高い食べ物を食べ過ぎると肌の皮脂が過剰に分泌されて、肌トラブルに繋がる恐れがあります。
⑤アレルギー症状を引き起こす可能性
スキッピーを食べることで、アレルギー症状を引き起こす可能性があります。スキッピーに含まれるピーナッツは、少量食べるだけでもアレルギー症状が起こりやすい食材です。スキッピーを食べた後に口や喉にかゆみを感じたり、肌にじんましんや湿疹などのアレルギー症状が出たりしたら、直ちに病院を受診してください。
⑥トランス脂肪酸による健康被害の可能性
スキッピーの植物油に含まれるトランス脂肪酸には、様々な健康被害の可能性が指摘されています。トランス脂肪酸を過剰に摂取すると、血中の悪玉コレステロールが増えて循環器疾患のリスクが高まります。トランス脂肪酸を日常的に多く摂取し続けた場合、冠動脈性心疾患に罹りやすくなるため、摂取量に注意すべき成分です。
スキッピーの体に悪くない適量は?
出典: @ane_bb_
スキッピーは、どのくらいの量であれば安全に食べられるのでしょうか。ここでは、スキッピーの体に悪くない適量や、適量を食べた時の健康効果について解説します。
スキッピーの体に悪くない適量は1日30g程度まで
スキッピーなどのピーナッツバターの適量は、1日につき30g程度と言われています。これは約大さじ2杯程度の量で、ピーナッツの1日あたりの適量と同じくらいです。スキッピーを摂取する際は、そのまま食べずに適量をパンに塗ったり、野菜などに和えたりして使うと、過剰摂取を防ぐことができます。
スキッピーを適量食べた際の健康効果
スキッピーを食べ過ぎると体に悪い影響が懸念されますが、適量を食べた場合、以下のような健康効果が期待されています。
・悪玉コレステロールの減少
・基礎代謝の向上
・血糖値の上昇が緩やかになる
・便秘の解消
・免疫力の向上
スキッピーのピーナッツに含まれる不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを減少させる働きがあります。また、ピーナッツの良質なタンパク質は筋肉のエネルギー源となり、基礎代謝の向上やダイエット効果が期待できる栄養素です。
ピーナッツに豊富に含まれる食物繊維を摂取すると、血糖値の上昇を抑えてダイエット効果を発揮するほか、腸内環境を改善して便秘が解消されるうえに免疫力の向上にも繋がります。また、ピーナッツに含まれるモリブデンやビタミンB1は、糖質や脂質の代謝に役立ちます。
スキッピーの健康的なレシピ・食べ方3選!
スキッピーの栄養を効率よく摂取するためには、適量を守って健康的な食べ方を意識することが重要です。ここでは、スキッピーの健康的なレシピや食べ方を3つ紹介します。スキッピーが体に悪いと感じて食べるのを控えていた人も、参考にしてみてください。
①ほうれん草のピーナッツ和え
スキッピーの過剰摂取による悪影響が気になる時は、こちらのレシピのような和え物の味付けに使うのがおすすめです。スキッピーは大さじ1しか使いませんが、コクが増して美味しく仕上がります。
②ナスとピーマンの味噌ピーナッツ炒め
スキッピーを炒め物の隠し味として使った、炒め物のレシピです。ピーナッツの粒が入った「スーパーチャンク」のスキッピーを使うことで、食感のアクセントにもなります。具材を炒める時に使う油の量を減らすと、カロリーをおさえることができます。
③ピリ辛味噌つけ汁
「スーパーチャンク」のスキッピーを使って、そうめんやうどん・蕎麦などのつけ汁を作るのもおすすめです。つけ汁を合わせたボウルに、具材を煮込んだ煮汁を入れて混ぜておくと、作りやすくなります。夏に作る際には、つけ汁を冷蔵庫で冷やしてもよいでしょう。
スキッピーは食べ過ぎると体に悪いので注意
スキッピーの原材料に使われているピーナッツは栄養が豊富で、適量を食べるとコレステロールの低下やダイエットなどの健康効果が期待できます。しかし、食べ過ぎると体に悪い影響を及ぼすため、注意が必要です。紹介したスキッピーの健康的な食べ方やレシピを参考に、適量を食生活に取り入れてみてください。