イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫?症状や食べてはいけない食べ物も紹介!
イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫か知っていますか?今回は、イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫かや、皮膚などに出る症状を紹介します。イネ科アレルギーの症状が出た時の対処法やイネ科アレルギーは食べてはいけないものも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫?
イネ科アレルギーはカモガヤやネズミホソムギ等のイネ科の植物が原因でアレルギー症状を起こします。小麦や大麦もイネ科の植物に分類されますが、イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫なのでしょうか。ここではイネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫かを説明します。
イネ科アレルギーはアレルゲンに大麦がなければ飲んでも大丈夫
イネ科アレルギーの方は、アレルゲンに大麦がなければ麦茶を飲んでも問題ありません。麦茶は煎じた大麦の種子から作られた飲み物です。大麦はイネ科の植物に分類されるので、イネ科アレルギーの方は注意が必要ですが、実際に麦茶を飲んでアレルギー症状が出る可能性は低いでしょう。心配な場合は、麦茶を飲む際に体調の変化に注意してください。
イネ科アレルギーで麦茶を飲んだ時の症状は?対処法は?
イネ科アレルギーでは、まれに麦茶を飲んでアレルギー症状が出る場合があります。ここでは、イネ科アレルギーで麦茶を飲んだ時の症状や対処法について説明します。
①蕁麻疹など肌の異常
アレルギー症状として一番にみられるのが蕁麻疹などの肌の異常です。多くの場合は、麦茶を飲んでから数分から30分以内程度とすぐに症状が現れます。かゆみを伴うことが多いですが、しばらくすると跡形もなく消えるという特徴があります。蕁麻疹などの肌の異常が出た場合は、患部を冷やして衣服などによる摩擦を避けながら安静にしてください。
イネ科の植物の花粉が皮膚に触れた際にも蕁麻疹が出る可能性があります。マスクやめがねを着用して花粉に触れないようにしたり、イネ科の植物が多い場所には近づかないようにしたりして注意しましょう。
②喉・口・唇など腫れ・かゆみ
麦茶を飲んだ際に、喉や口、唇などの腫れやかゆみなどの粘膜症状が現れることがあります。主に麦茶が触れた部分に症状が出ることが特徴です。喉の違和感や口周りの腫れを感じる場合は麦茶の飲用は避けましょう。そのほか、目の充血やかゆみ、まぶたの腫れなどが生じる場合もあります。
③腹痛・下痢
麦茶を飲んだことが原因で、腹痛や下痢などの消化器症状を生じることがあります。これらの症状は麦茶を摂取してからかなり時間が経過して現れる場合があり、自覚されにくい特徴があります。重い症状が出ることはほとんどありませんが、下痢症状などが続く場合は、麦茶の摂取を避けて経過を確認してください。
④嘔吐・吐き気
麦茶を飲んだ際に、嘔吐や吐き気などの消化器症状を生じることがあります。嘔吐した場合は、背筋をのばして座り、前方に体を傾けるようにしましょう。座ることが辛い場合は、嘔吐物が気道を塞がないように顔を横に向けるだけでも大丈夫です。吐き気がおさまるまでは安静にして、絶飲食で経過を確認してください。
⑤発熱
麦茶を飲んだ際に発熱する場合があります。風邪やインフルエンザと違って高熱ではなく、微熱程度の熱が長期間続くことが特徴です。体がほてってだるい場合や、微熱程度の熱が続くようであれば、アレルギー症状が出ている可能性があります。麦茶以外のもので水分を補給するようにしましょう。
体調に異変があれば病院を受診しよう
これらの症状を参考に、体調に異変がある場合はすぐに病院を受診するようにしてください。紹介したアレルギー反応は個人差があります。複数の症状が重なって血圧低下や意識障害を伴うアナフィラキシーショックを引き起こすこともあれば、少しの違和感で終わるなど症状は様々です。
イネ科アレルギーの場合に食べてはいけないものは?
ここではイネ科アレルギーの場合に食べてはいけないものや注意が必要な食べ物を紹介します。イネ科アレルギーの症状は個人差があるので、ひとつの参考にしてください。
①イネ科の植物
イネ科アレルギーの場合に食べてはいけないイネ科の植物は以下のとおりです。
・小麦
・とうもろこし
・大麦
・ライ麦
・サトウキビ
イネ科アレルギーは特に小麦が原因で症状が悪化する恐れがあります。イネ科の植物の花粉が飛びやすい5~7月は、小麦を使った食品は避ける方がいいでしょう。小麦によるアレルギーは、重篤なアレルギー症状やアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。小麦を食べたり触ったりした時に、症状が出ないかを観察するようにしましょう。
米もイネ科の植物ですが、米を食べてアレルギー反応が出る場合は、米に付着している農薬や米に含まれる炭水化物に反応している場合がほとんどです。米を食べてアレルギー反応が出た場合は、医療機関を受診してアレルゲンを特定するようにしましょう。
②イネ科の植物が原料の飲食物
イネ科アレルギーの場合に食べてはいけないイネ科の植物が原料の飲食物は以下のとおりです。
・うどんやパン
・クッキーやケーキなどのお菓子
・カレールーなどのルー
・味噌や調味料
・米油やコーン油
・はと麦茶
イネ科アレルギーの場合、イネ科花粉の季節にうどんやケーキなどの小麦を使った食品を食べたことが原因で、強いアレルギー反応を起こす可能性があります。小麦は油や調味料に入っている場合もあるので、食品を選ぶ際には成分表示を確認しましょう。そのほか、イネ科の油やその加工品にも注意が必要です。
はと麦は大麦や小麦に比べてアレルギーが起こる可能性が低いといわれていますが、イネ科アレルギーの人は反応を引き起こす場合があります。はと麦茶を飲む場合は、体調の変化に注意しましょう。
③症状がでる可能性がある果物・野菜
イネ科アレルギーの場合に症状がでる可能性がある果物・野菜は以下のとおりです。
・スイカ
・バナナ
・メロン
・トマト
・オレンジ
イネ科アレルギーの場合、イネ科の花粉と似たアレルゲンをもつ果物や野菜を食べた時に口の中にかゆみや腫れなどの症状がでる可能性があります。これらの症状は口腔アレルギー症候群と呼ばれ、症状は比較的軽いものが多く、加熱すると症状は起きにくいとされます。しかし、果物アレルギーでは加熱してもアナフィラキシーを起こす場合もあるので、注意が必要です。
イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも大丈夫か知ろう
イネ科アレルギーは麦茶を飲んでも問題ありませんが、まれに皮膚や消化器に症状が出る場合があります。重篤な場合は命に関わる危険性もあるため、体調に異変を感じた時はすぐに病院を受診するようにしましょう。