ミロは妊娠中に飲んで大丈夫?カフェイン・糖尿病の危険性は?栄養・効果も紹介!

ネスレ「ミロ」は妊娠中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?今回は、妊婦・妊娠中にミロを飲んでも大丈夫かを、カフェイン等の懸念点や飲む際の注意点とともに紹介します。〈便秘解消・貧血予防〉など妊娠中にミロを飲む効果・栄養や飲み過ぎてしまった場合の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 妊婦・妊娠中にネスレ「ミロ」は飲んでも大丈夫?
  2. 妊婦・妊娠中でもミロは飲み方に気をつければ大丈夫
  3. 妊娠中にミロを飲む場合の懸念点は?
  4. ①カフェインの過剰摂取
  5. ②糖質過多による妊娠糖尿病のリスク
  6. 妊娠中にミロを飲む場合の注意点は?毎日はNG?
  7. 妊娠中のミロを飲む量は1日に2〜3杯が目安
  8. 妊婦がミロを飲み過ぎた場合の対処法は?
  9. 心配な場合は病院に行くのが安心
  10. 妊娠中にミロを飲む効果・メリットもある?栄養満点?
  11. ①便秘解消
  12. ②鉄分による貧血予防にもなる
  13. 妊婦がミロ以外にも妊娠中に気を付けるべき飲み物は?
  14. 妊婦や妊娠中はミロの飲み方に気をつけよう

妊婦・妊娠中にネスレ「ミロ」は飲んでも大丈夫?

妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、食べ物や飲み物に気を使いますが、妊婦はネスレの「ミロ」を飲んでも大丈夫なのでしょうか。ここでは、妊娠中にミロを飲んでも良いのかどうかや、安全な取り入れ方などを紹介します。

妊婦・妊娠中でもミロは飲み方に気をつければ大丈夫

ミロはネスレ社が製造している麦芽飲料で、ココアが含まれている甘い飲み物です。ココア風味の優しい味わいが特徴で、鉄分やカルシウムなども豊富なので、子供に良い飲み物としても知られていて、飲み方に気を付ければ妊婦が飲んでも問題ありません。妊娠中だけでなく、授乳中に飲むこともできるので、安心して食事に取り入れてください。

妊娠中にミロを飲む場合の懸念点は?

ミロは妊娠中でも安心して飲めますが、懸念される問題もあります。ここでは、妊婦がミロを飲む時に知っておきたい懸念点を紹介します。

①カフェインの過剰摂取

100mlあたり カフェイン
ミロ 約6mg
コーヒー 60mg
緑茶 20mg
レッドブル 32mg

ミロは過剰摂取しなければ、妊娠中や授乳中に飲んでも問題ありません。しかし妊娠中に他の飲み物や食べ物と一緒に摂取してカフェインの過剰摂取になると、以下のような症状が起きる場合があるので注意が必要です。

・めまい
・心拍数の増加
・興奮
・不安感の増加
・ふるえ
・不眠
・下痢
・吐き気
・出生児が低体重になる

カフェインは妊娠中でなくても過剰摂取になると健康を害する恐れがある物質で、妊婦の場合、胎児の健康にもリスクを与える可能性があります。ミロに含まれているカフェインはごく少量で、コーヒーの1/10程度ですが、1日に何倍も飲むとカフェイン量も増えるので、注意してください。(※2、3)

「ミロ」の原材料に含まれているココアには、わずかですがカフェインとテオブロミンという物質が含まれています。テオブロミンはカフェインに似た働きをしますが、カフェインに比べるとその刺激作用はかなり弱いとされています。「ミロ」に含まれているカフェインは1杯あたり、ソリュブルコーヒーの10分の1未満のわずかな量です。1日1杯程度であればご心配なさらずお召し上がりいただけると考えておりますが、個人差もございますので、ご心配なことがございましたら、かかりつけのお医者様へご相談いただきますようよろしくお願いいたします。

②糖質過多による妊娠糖尿病のリスク

100mlあたり カロリー 糖質
ミロ 109kcal 11.4g(牛乳で割った場合)
コーヒー 4kcal 0.7g
緑茶 2kcal 0g
レッドブル 45kcal 11g

※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※4、5、6)

ミロには糖質も含まれていて、飲みすぎて妊娠糖尿病になると以下のような胎児合併症のリスクが考えられます。
・新生児低血糖
・新生児高ビリルビン血症
・低カルシウム血症
・呼吸窮迫症候群

ミロには砂糖が多く含まれていて、飲みすぎると妊娠糖尿病になる恐れがあります。糖質の摂りすぎだけでも、赤ちゃんの巨大化につながり、難産になりやすくなるので注意が必要です。ネスレが推奨しているミロ1杯分の15gと牛乳150mlで作った際のカロリーと糖質の数値を、他の飲料と比較するとカロリーや糖質が高いことがよくわかります。

妊娠中は甘いものが欲しくなる場合もありますが、ミロの飲み過ぎで糖質の過剰摂取になると、胎児にも影響するので注意してください。(※7)

妊娠中にミロを飲む場合の注意点は?毎日はNG?

ミロは飲みすぎるとカフェインや糖質の過剰摂取につながるので注意が必要ですが、1日に何杯までなら飲んでも大丈夫なのでしょうか。ここでは、妊娠中にミロを飲むときの適切な量について詳しく紹介します。

妊娠中のミロを飲む量は1日に2〜3杯が目安

妊娠中にミロを飲むときは、1日に2〜3杯程度が目安になります。厚生労働省では、妊婦が1日に摂取しても良いカフェイン量を300mgとしているので、カフェイン量が少ないミロは何杯飲んでも問題ありません。しかし、ミロ1杯当たりのカロリーや糖質は、他の飲料と比較しても高めで、飲みすぎるとすぐに過剰摂取につながります。

他の食べ物からもカロリーや糖質を摂取することを考えると、健康的にミロを飲むなら1日2~3杯程度に抑えておく方が無難です。

妊婦がミロを飲み過ぎた場合の対処法は?

妊娠中に適量のミロを飲んでも問題ありませんが、もし飲みすぎたときはどうすればよいでしょうか。ここでは、妊婦がミロを飲み過ぎた場合の対処法について紹介します。

心配な場合は病院に行くのが安心

ミロを飲みすぎたとしても、体に異変がなければ、その後の食事の摂り方で糖質やカロリーの過剰摂取につながらないように注意するだけで問題はありません。しかし、ミロを飲みすぎてカフェインを摂り過ぎた場合や、ミロを作るときに使う牛乳の飲み過ぎで下痢などの症状が起きた場合は、病院で診断してもらう方がおすすめです。

ミロに含まれるカフェインは少量ですが、その反応は個人差があるため、吐き気や腹痛、めまいなどの症状が起きる可能性も否定できません。また、牛乳を飲んで下痢を起こす体質の人もいますが、妊婦が激しい下痢に襲われると子宮収縮につながる場合もあります。ミロを飲んで体調に変化があった時は速やかに病院へ行き、医師の診断を仰ぐようにしてください。

妊娠中にミロを飲む効果・メリットもある?栄養満点?

ミロは過剰摂取することでリスクもありますが、以下のような栄養素が含まれているので、メリットも多いです。

・鉄分
・カルシウム
・オリゴ糖
・ビタミンD


ここでは、各栄養素から得られる、ミロの健康に良いメリットについて紹介します。

①便秘解消

ミロには麦芽由来のオリゴ糖が豊富に含まれていて、便秘解消に役立ちます。オリゴ糖は腸内の善玉菌のえさになり、腸内環境を改善する働きがあります。妊娠中は内臓の働きに変化が起こり、便秘になる人も多いので、ミロで便秘予防をするのもおすすめです。(※8)

②鉄分による貧血予防にもなる


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ミロには鉄分が豊富に含まれているので、貧血予防にも効果的です。ミロ1杯分15gと牛乳を合わせた1杯分150mlには、鉄分が3.2gも含まれています。妊娠中は胎児に栄養が行くので鉄分不足や貧血も起こしやすくなりますが、ミロを飲むことで不足しがちな鉄分を補えます。

他にも骨や歯を丈夫にするカルシウムや、カルシウムの働きをサポートするビタミンDも豊富です。適切にミロを飲むことで、妊娠中の栄養補給に役立ちます。(※9、10、11)

妊婦がミロ以外にも妊娠中に気を付けるべき飲み物は?

妊娠中は、ミロ以外にも、以下のような飲み物の摂取に注意が必要です。

・アルコール
・コーヒー
・紅茶
・一部のハーブティー
・栄養ドリンク


コーヒーや紅茶などのカフェインが多い飲み物は、カフェインの過剰摂取につながります。他にも、アルコールは血液を通じて胎児に届き、発達不良などにつながるのでおすすめできません。

(*妊娠中のハーブティーや栄養ドリンクについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

バタフライピーを妊婦は飲んではいけない?飲み過ぎの副作用・注意点も紹介!
妊婦はオロナミンCを飲んでも大丈夫?毎日はNG?何本まで?カフェイン量も紹介!

妊婦や妊娠中はミロの飲み方に気をつけよう


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ネスレのミロは栄養も豊富で妊娠中の栄養補給にも役立ちます。しかし、少量のカフェインが含まれていることや、カロリーや糖質量が多いため、飲み過ぎには注意も必要です。上手にミロを取り入れて、妊婦の健康に役立ててください。

妊娠中、育児中のご自身の食事や赤ちゃんの食事に関する情報提供 |厚生労働省

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