ミロは妊娠中に飲んで大丈夫?カフェイン・糖尿病の危険性は?栄養・効果も紹介!
ネスレ「ミロ」は妊娠中に飲んでも大丈夫なのでしょうか?今回は、妊婦・妊娠中にミロを飲んでも大丈夫かを、カフェイン等の懸念点や飲む際の注意点とともに紹介します。〈便秘解消・貧血予防〉など妊娠中にミロを飲む効果・栄養や飲み過ぎてしまった場合の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
妊婦・妊娠中にネスレ「ミロ」は飲んでも大丈夫?

妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、食べ物や飲み物に気を使いますが、妊婦はネスレの「ミロ」を飲んでも大丈夫なのでしょうか。ここでは、妊娠中にミロを飲んでも良いのかどうかや、安全な取り入れ方などを紹介します。
妊婦・妊娠中でもミロは飲み方に気をつければ大丈夫
ミロはネスレ社が製造している麦芽飲料で、ココアが含まれている甘い飲み物です。ココア風味の優しい味わいが特徴で、鉄分やカルシウムなども豊富なので、子供に良い飲み物としても知られていて、飲み方に気を付ければ妊婦が飲んでも問題ありません。妊娠中だけでなく、授乳中に飲むこともできるので、安心して食事に取り入れてください。
妊娠中にミロを飲む場合の懸念点は?

ミロは妊娠中でも安心して飲めますが、懸念される問題もあります。ここでは、妊婦がミロを飲む時に知っておきたい懸念点を紹介します。
①カフェインの過剰摂取
100mlあたり | カフェイン |
ミロ | 約6mg |
コーヒー | 60mg |
緑茶 | 20mg |
レッドブル | 32mg |
ミロは過剰摂取しなければ、妊娠中や授乳中に飲んでも問題ありません。しかし妊娠中に他の飲み物や食べ物と一緒に摂取してカフェインの過剰摂取になると、以下のような症状が起きる場合があるので注意が必要です。
・めまい
・心拍数の増加
・興奮
・不安感の増加
・ふるえ
・不眠
・下痢
・吐き気
・出生児が低体重になる
カフェインは妊娠中でなくても過剰摂取になると健康を害する恐れがある物質で、妊婦の場合、胎児の健康にもリスクを与える可能性があります。ミロに含まれているカフェインはごく少量で、コーヒーの1/10程度ですが、1日に何倍も飲むとカフェイン量も増えるので、注意してください。
「ミロ」の原材料に含まれているココアには、わずかですがカフェインとテオブロミンという物質が含まれています。テオブロミンはカフェインに似た働きをしますが、カフェインに比べるとその刺激作用はかなり弱いとされています。「ミロ」に含まれているカフェインは1杯あたり、ソリュブルコーヒーの10分の1未満のわずかな量です。1日1杯程度であればご心配なさらずお召し上がりいただけると考えておりますが、個人差もございますので、ご心配なことがございましたら、かかりつけのお医者様へご相談いただきますようよろしくお願いいたします。
②糖質過多による妊娠糖尿病のリスク
100mlあたり | カロリー | 糖質 |
ミロ | 109kcal | 11.4g(牛乳で割った場合) |
コーヒー | 4kcal | 0.7g |
緑茶 | 2kcal | 0g |
レッドブル | 45kcal | 11g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
ミロには糖質も含まれていて、飲みすぎて妊娠糖尿病になると以下のような胎児合併症のリスクが考えられます。
・新生児低血糖
・新生児高ビリルビン血症
・低カルシウム血症
・呼吸窮迫症候群
ミロには砂糖が多く含まれていて、飲みすぎると妊娠糖尿病になる恐れがあります。糖質の摂りすぎだけでも、赤ちゃんの巨大化につながり、難産になりやすくなるので注意が必要です。ネスレが推奨しているミロ1杯分の15gと牛乳150mlで作った際のカロリーと糖質の数値を、他の飲料と比較するとカロリーや糖質が高いことがよくわかります。
妊娠中は甘いものが欲しくなる場合もありますが、ミロの飲み過ぎで糖質の過剰摂取になると、胎児にも影響するので注意してください。
妊娠中にミロを飲む場合の注意点は?毎日はNG?

ミロは飲みすぎるとカフェインや糖質の過剰摂取につながるので注意が必要ですが、1日に何杯までなら飲んでも大丈夫なのでしょうか。ここでは、妊娠中にミロを飲むときの適切な量について詳しく紹介します。
妊娠中のミロを飲む量は1日に2〜3杯が目安
妊娠中にミロを飲むときは、1日に2〜3杯程度が目安になります。厚生労働省では、妊婦が1日に摂取しても良いカフェイン量を300mgとしているので、カフェイン量が少ないミロは何杯飲んでも問題ありません。しかし、ミロ1杯当たりのカロリーや糖質は、他の飲料と比較しても高めで、飲みすぎるとすぐに過剰摂取につながります。
他の食べ物からもカロリーや糖質を摂取することを考えると、健康的にミロを飲むなら1日2~3杯程度に抑えておく方が無難です。