固いアボカドを食べると腹痛・下痢になる？対処法や安全な食べ方も紹介！

アボカドは固い皮に覆われていて果肉の状態が分かりにくいので、食べるタイミングが難しいと思う人は多いかもしれません。果肉が固く未熟な状態のアボカドは、腹痛や下痢の原因になるのだろうかという疑問について解説します。

固いアボカドを食べることが腹痛や下痢の直接の原因ではなく食べても問題ありませんが、未熟で固いアボカドは、アボカド特有のなめらかな舌触りはなく美味しいとは言えません。もしアボカドを食べた後に腹痛や下痢になった場合は、未熟なアボカドだからと言う理由ではなく他の原因が考えられます。

（＊アボカドがまずい原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

固いアボカドを食べて腹痛や下痢になった場合は、そのこと自体が理由ではなく他に原因があると考えられます。ここでは、どのようなことが腹痛や下痢になる原因として挙げられるのかを解説します。

アボカドを食べ過ぎてしまった時に起こりやすいのが、アボカドに含まれる食物繊維や脂質による消化不良です。アボカドは同量のごぼうと同じくらいの食物繊維を含んでおり、適量を摂取する分には胃腸の働きを改善する効果がありますが、摂取し過ぎると逆効果になり消化不良を起こします。

また、アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど脂質を多く含む食べ物です。良質な脂質のため健康な体作りにはおすすめの食材ですが、食べ過ぎると胃腸への負担が大きくなります。アボカドに食物繊維や脂質が多く含まれているため、元々消化器系が弱い人は特に、腹痛や下痢を起こしやすくなるのです。（※1）

天然ゴムに含まれるラテックスたんぱく質がアレルゲンとなり、アボカドを食べるとアレルギー症状が出る人もいます。ラテックスはゴム手袋や風船、おしゃぶりなどの身近な日用品に使われる素材です。ラテックスアレルギーを持つ人は、同じ抗原性を持つアボカドやバナナ・キウイなどに対しても胃アレルギーを起こすことが考えられます。

かゆみや蕁麻疹などの胃アレルギーの症状や、ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こすこともあるので、元々ラテックスアレルギーを持つ人は注意が必要です。（※2）

アボカドはペルシンと呼ばれる毒素を含んでおり、人間には無害なものの犬や猫などの動物に対しては猛毒なため、重篤な症状を引き起こす可能性があります。人間はペルシンを無害化できるので食べても問題はないのですが、未熟なアボカドを食べた場合何らかの作用を起こし、腹痛や下痢を起こすことも考えられます。