スピリタスで死亡事故例はある?一気飲み・カプセルは危険で要注意?
スピリタスで死亡することはあるのでしょうか?一気飲みは危険なのでしょうか?今回は、スピリタスの一気飲みの危険性や死亡例はあるのかを、〈火・カプセル・女〉などスピリタスが関係している可能性のある事件・事故とともに紹介します。スピリタスを飲む上での注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
スピリタスの一気飲みは危険?死亡例はある?
出典: @CloudKnowledge4
スピリタスはじゃがいもを原料とする、世界最高純度であるアルコール度数96%のウォッカです。アルコール度数の高さからも一気飲みが危険がことが予想でき、事故が懸念されます。ここではスピリタスを一気飲みする危険性と、過去に起きた事故について説明します。
スピリタスの一気飲みは死亡する可能性がある
日本において実例はないが以下のアルコールによる致死量を考えると、スピリタスのストレートでの一気飲みにより急性アルコール中毒を発症し死亡事故を起こす可能性を否定できません。
・スピリタスのアルコール量(30ml):23g
・純度99%のアルコールによる致死量:1400mg/kg
30mlはワンショットグラスの容量となっており、ストレートで飲むスピリタスは純度が96&と高いのでアルコールによる致死量も1400mg/kgと想定できます。体重が50kgの場合のアルコールによる致死量は70gなので、スピリタスのストレートをショットで3杯飲むと死亡する危険があるのです。
スピリタスに限らず一気飲みは酔いを感じるまでに時間がかかり、気づかずに飲み過ぎて死亡事故を起こす危険があるので避けましょう。
スピリタス入りのカプセルには注意が必要
スピリタスを医療用カプセルに入れて飲む方法がありますが、飲み過ぎて急性アルコール中毒を引きおこす可能性が高いので注意が必要です。この方法で飲むとカプセルに入れるとスピリタスの刺激が弱まり、一気に飲めるので酔うまでの時間を短縮できます。
しかしアルコール度数が高い分、死亡事故につながる危険が高いので避けるべきと言えます。また過去にはスピリタスカプセルを悪用した事件が何度も起こっているため、次章で詳しく説明します。
(*スピリタスカプセルについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
スピリタスが関係している事件・事故は何がある?
出典: @tsukihi_
アルコール度数が高いスピリタスはストレートで飲むと危険があるものの、ウォッカベースのカクテルにしても美味しいお酒です。しかしスピリタスを悪用した事故が、過去に何件も報道されています。ここではスピリタスが関わっている、事件や事故の例を紹介します。
①スーパーフリー事件
早稲田大学のイベントサークルであるスーパーフリーが2003年に起こした大規模な集団輪姦事件でも、スピリタスが悪用されました。サワーにスピリタスを混ぜたお酒を女性に飲ませ、酔い潰した後で集団レイプした事件です。スーパーフリー事件が世の中にスピリタスのアルコール度数の高さを周知したと言っても、過言ではありません。
②京都の大学で女子大生が急性アルコール中毒で死亡した事件
2015年12月には京都の大学内で飲酒していた女子大生が、急性アルコール中毒で死亡する事件が起こりました。飲んでいたのは同じサークルの仲間でしたが、常にスピリタスが部室に置かれ一気飲みさせる習慣があったようです。ストレートで飲んだのかカプセルだったのかは定かではないものの、以前にもアルコールによる事故が起こっていたと言われています。
③明治大学のサークルでスピリタスカプセル使用の疑い
2014年4月には明治大学のサークルにおいて、スピリタスカプセルの使用が疑われた事件が起こっています。深夜に新宿コマ劇場の前で、若い女性が何人も倒れた状態で発見された事件です。薬物中毒を疑って検査したところ全員が急性アルコール中毒であることがわかり、集団輪姦を目的にスピリタスカプセルを飲ませた疑いがもたれたようです。
④スピリタスにタバコの火が引火し車が炎上
2015年に名古屋市で起こったのはワゴン車内で飲んでいたスピリタスにタバコにつけようとした火が引火して、車が炎上した事件です。アルコール度数が高いスピリタスは気化しやすく、車が炎上したことでガソリンタンクにも引火して被害が大きくなったと予想されます。死亡者が出ることはなく、被害者も火傷を負った程度で済み幸いだったと言えるでしょう。