ハブ酒とは?味・毒の危険や作り方は?生きてるまま使うって本当?
ハブ酒とはどんなお酒か知っていますか?毒があって危険なのでしょうか?今回は、ハブ酒の〈味わい・毒の有無・作り方〉など特徴や、おすすめの飲み方・何回まで継ぎ足しできるのかや〈原料〉に生きてるハブを使用するのかも紹介します。市販で買えるハブ酒のおすすめ銘柄も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- ハブ酒とはどんなお酒?毒があって危険?
- ハブ酒は泡盛などにハブを漬け込んだお酒
- ハブ酒の味わい・アルコール度数
- ハブ酒に毒の危険性はない?死亡例は?
- ハブ酒の作り方は?生きてるハブを使う?
- ハブ酒は生きたままのハブと高度数のお酒を原料に作る
- 自分で作るのは危険なのでやめておこう
- ハブ酒を飲む効果は?男性にメリットがある?
- ハブ酒の美味しい飲み方は?継ぎ足しは何回までできる?
- 飲み方①ストレート・ロック
- 飲み方②ガンガラー
- 飲み方③ウージ畑
- 飲み方④ハブ酒のジュース割り
- ハブ酒が少なくなったら継ぎ足ししよう
- ハブ酒のおすすめ銘柄3選
- ①ハブ入ハブ酒|龍泉酒造(10,450円)
- ②億万長蛇 ハブ入りハブ酒|南部酒造(15,730円)
- ③南都 ハブ酒|南都酒造(2,400円)
- ハブ酒とはどんなお酒か知っておこう
ハブ酒とはどんなお酒?毒があって危険?

見た目のインパクトが強いハブ酒は、沖縄を中心に製造されているお酒です。まずは、ハブ酒の味わいやアルコール度数について紹介します。また、毒の心配がないのかどうかも紹介するので参考にしてください。
ハブ酒は泡盛などにハブを漬け込んだお酒
ハブ酒は、沖縄の名物である泡盛などにハブを漬け込んで熟成させたお酒です。原料に使う泡盛の種類によりますが、値段は1リットルあたり3,000~10,000円が相場です。高級な泡盛を使って長期間熟成させたハブ酒の場合は、20,000円以上する場合もあります。
ハブ酒の味わい・アルコール度数
ハブ酒は、熟成にともなってハブのエキスが染み出すため、ブランデーのように濃厚で複雑な味わいになります。ハーブや薬草を一緒に漬けるため、人によっては漢方薬のような風味に感じるようです。なお、ハブ酒のアルコール度数は25~50度と高めです。
ハブ酒に毒の危険性はない?死亡例は?
ハブは猛毒を持つことで知られていますが、泡盛のようにアルコール度数の強いお酒に長期間漬けることで無毒化されます。なお、ハブの毒腺は取り除かずに漬け込みますが、お酒に毒が溶け出すことはなく死亡例もありません。
ハブ酒の作り方は?生きてるハブを使う?

ハブ酒は、生きているハブを使って作られているのでしょうか。ここでは、ハブ酒の作り方について紹介します。また、自宅でハブ酒が作れるかどうかも併せて紹介するので参考にしてください。
ハブ酒は生きたままのハブと高度数のお酒を原料に作る
ハブ酒には、以下の材料が使用されています。
・泡盛
・ハブ
・ハーブや薬草
これらの材料を使ってハブ酒は作られますが、一般的な作り方は以下を参考にしてください。
①ハブの血や内臓・臭腺を抜く
②ハーブや薬草とともにアルコールにハブを数年漬け込む
③ハブと泡盛を瓶に詰める
生きたハブを捕らえたら、血や内臓・臭腺を抜き、臭みが出ないように下処理を行います。その後、数種類のハーブや薬草とともにアルコールにハブを数年間漬け込んで熟成させます。熟成期間は1~5年程度が一般的ですが、長いものでは10年以上かけることもあるようです。製品化の際には、ハブのとぐろを巻くように瓶に詰めて泡盛で満たします。
自分で作るのは危険なのでやめておこう
ハブ酒は、自分でも作れるが止めた方が良いと言われています。その理由は、ハブを完全に無毒化できているかどうかが素人には判断しにくいためです。また、生きたままのハブを扱う際には危険をともないます。安全にハブ酒を飲むためには、正規販売された商品を購入しましょう。
ハブ酒を飲む効果は?男性にメリットがある?

ハブのエキスが含まれるハブ酒には、以下のような効果があります。
・肝機能を高める
・コレステロールの吸収を抑える
・血行を促進する
・男性機能を改善する
・筋力を増強する
ハブのエキスには、タウリンやアルギニンが豊富に含まれています。タウリンには、肝機能を高める作用や、コレステロールの吸収を抑制する働きがあります。また、アミノ酸の一種であるアルギニンは、男性機能の改善に役立つ成分です。その他、アルギニンは筋力を増強させる作用もあります。
(*ハブ酒の栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ハブ酒の美味しい飲み方は?継ぎ足しは何回までできる?

健康に嬉しい効果のあるハブ酒ですが、どのように飲むと美味しいのでしょうか。ここでは、ハブ酒の美味しい飲み方について紹介します。また、ハブ酒は何回まで継ぎ足しができるのかも併せて紹介するので参考にしてください。
飲み方①ストレート・ロック
お酒に強い人は、ハブ酒をストレートやロックで飲んでみましょう。ストレートやロックで飲むと、ハブのエキスのうま味や風味を存分に味わうことができます。なお、ハブ酒はアルコール度数が高いので、ストレートの場合はゆっくり飲むようにしましょう。
飲み方②ガンガラー
ガンガラーは、ハブ酒にコーラを加えてレモン汁を搾ったお酒です。コーラの甘味とレモンの酸味がよく合い、ハブ酒の風味を引き立ててくれます。なお、ガンガラーを美味しく作るためにはハブ酒とコーラを1:3で割るのがおすすめです。
飲み方③ウージ畑
ウージ畑は、ハブ酒にシークワーサーの果汁を搾り入れ、砂糖を加えた飲み方です。ガンガラーと同様に甘味と酸味が感じられる飲みやすいお酒なので、初めてハブ酒に挑戦する人におすすめです。なお、ウージ畑とは沖縄の言葉でさとうきび畑を意味しています。
飲み方④ハブ酒のジュース割り
ハブ酒を自宅で簡単に美味しく飲みたい時は、好みのジュースで割りましょう。オレンジジュースやグレープフルーツジュースなどで割ると、ほどよい甘味が楽しめます。また、サイダーやジンジャーエールで割ると、爽やかな味わいに仕上がります。
ハブ酒が少なくなったら継ぎ足ししよう
ハブ酒が少なくなったら、泡盛や焼酎のようなアルコール度数の高いお酒を継ぎ足しましょう。ハブが完全に浸るように、こまめにお酒を継ぎ足すのがおすすめです。継ぎ足しの回数は3~5回程度が目安ですが、何回まで継ぎ足して良いかはハブ酒の種類によって変わるので、商品の説明欄を確認してください。
ハブ酒のおすすめ銘柄3選
ここでは、ハブ酒のおすすめの銘柄を3つ紹介します。沖縄で人気の老舗メーカーで作られた本格的なハブ酒を中心に紹介するので、どの銘柄を選んで良いか迷った際の参考にしてください。
①ハブ入ハブ酒|龍泉酒造(10,450円)
沖縄の老舗メーカーである龍泉酒造では、手作業でハブをお酒に漬け込み、一本一本丁寧に作っています。えぐみや臭みが少なく、初心者でも飲みやすいハブ酒です。同じメーカーから継ぎ足し用のハブ酒も販売されているので、長く楽しむことができます。
②億万長蛇 ハブ入りハブ酒|南部酒造(15,730円)
南部酒造のハブ入りハブ酒は、13種類のハーブを漬け込み風味高く仕上げられています。ブランデーのようなフルーティーな風味が楽しめるため、蒸留酒や果実酒が好きな人におすすめです。ハブは血抜き処理がされているので、臭みやえぐみを感じません。
③南都 ハブ酒|南都酒造(2,400円)
こちらは、リーズナブルな価格のハブ酒を探している人におすすめの商品です。アルコール度数も25度と比較的低めなので、お酒に弱い人やハブ酒を初めて飲む人にも適しています。ハブ本体は入っていませんが、ハブのエキスはしっかり含まれています。
ハブ酒とはどんなお酒か知っておこう
ハブ酒は、さまざまな健康効果を持つハブのエキスが含まれ、滋養強壮に役立つお酒です。また、複雑な味わいや芳醇な香りを楽しめるため、深みのあるお酒を探している人におすすめです。