カーディナルとは?カクテル言葉の意味・名前の由来は?キールとの違いも紹介!
カーディナルという名前のカクテルを知っていますか?どんな言葉の意味・名前の由来があるのでしょうか?今回は、カーディナルのカクテル言葉・意味を〈色〉など名前の由来や〈味わい・度数〉などの特徴とともに紹介します。カーディナルのカクテルの作り方・レシピや〈キール〉などカーディナル以外のワインを使ったカクテルも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
カーディナルとはどんなカクテル?言葉の意味や名前の由来は?
カーディナルという深紅の色をしたカクテルは、見た目もおしゃれで人気もありますが、飲んだことがないという人も多いです。ここでは、カーディナルというカクテルについて、カクテル言葉や作り方などを紹介します。
カーディナルの名前の由来・意味
カーディナルはカタカナで表記するときは、カージナルやカルディナルと書かれることもありますが、元の由来は「枢機卿」を意味するCardinalです。カーディナルは赤ワインを使った、深紅のカクテルなので、カトリックの高位僧が身につける赤い色のケープから意味を取って付けられています。
カーディナルはもともと白ワインをベースにしたキールというカクテルのアレンジカクテルで、キールの人気に乗じて、作られたともいわれています。キールは、第二次大戦後の地場産業を盛り上げるために作られた白ワインベースのお酒です。そのため、ワインを作るブルゴーニュ地方のクレームドカシスを使い、ブルゴーニュの名産として世界に広まりました。
カーディナルも、キールのアレンジカクテルとして広まったので、カシスリキュールにはブルゴーニュ産のクレームドカシスが良いと言われています。
カーディナルのカクテル言葉は「優しい嘘」
カーディナルのカクテル言葉は「優しい噓」ですが、以下によく似た意味のカクテル言葉を持つカクテルも紹介します。
・カルーアミルク:臆病
・ギムレット:遠い人を想う/長いお別れ
・バイオレットフィズ:私を覚えていて
・マンハッタン:切ない恋心
・プース・カフェ:恋の駆け引き
優しい嘘というカクテル言葉を聞くと、恋愛の駆け引きや切ない恋心をイメージする人も多いです。何層にも重なった色を持つプース・カフェというカクテルのカクテル言葉は「恋の駆け引き」です。また、有名なマンハッタンのカクテル言葉は「切ない恋心」で、カーディナルのカクテル言葉によく似たイメージがあります。
他にも、女性に人気のカルーアミルクのカクテル言葉には「臆病」という意味があります。「ギムレットには早すぎる」という言葉でよく知られるギムレットのカクテル言葉は、「長いお別れ」のほかに「遠い人を想う」です。バイオレットフィズのカクテル言葉も「私を憶えていて」で、切ない恋のイメージのある言葉です。
カーディナルの由来となった枢機卿の赤いケープは「カーディナル・レッド」と言われ、信仰のためなら命を捧げるという意味があります。しかし、カクテル言葉には、信仰などの意味はなく、恋愛をイメージさせる言葉が付けられています。
(*カクテル言葉について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カーディナルの味わい・度数は?どんなお酒?
カーディナルは切ないイメージのカクテル言葉を持つ深紅のお酒ですが、その味わいはどのようなものでしょうか。ここでは、カーディナルの味わいや度数などについて紹介します。
カーディナルの味わい・香り
カーディナルは赤ワインとカシスリキュールを合わせて作る深紅のカクテルで、カシスリキュールの甘い味わいが特徴です。フルーティーなベリー系の風味に、赤ワインの渋みや奥深い味わいが重なり、美味しいです。赤ワインの香りに、カシスの甘い香りが加わるので、ジュースのような親しみやすい香りに近づきます。
カーディナルのアルコール度数
カーディナルのアルコール度数は12~16度と高めで、日本酒などに近いです。ビールのアルコール度数は5%なので、かなりアルコール度数の高いお酒と言えます。ただし、カシスの甘い口当たりで飲みやすいので、飲み過ぎには注意してください。
カーディナルカクテルの作り方・レシピは?
ここでは、基本的なカーディナルの作り方を紹介します。簡単に作れるカクテルなので、作り方を覚えて自宅で楽しんでみてください。
材料
・赤ワイン 120ml
・カシスリキュール 30ml