ごまの食べ過ぎに要注意?ニキビ・肌荒れや太る原因に?アレルギーなど懸念点も紹介!
【管理栄養士監修】ごまを食べすぎるとどうなるか知っていますか?今回は、ごまの食べ過ぎによる(太る・ニキビ・肌荒れ)など悪影響の例を原因とともに紹介します。ごまの食べ過ぎになる量の目安や(アレルギー)など懸念点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
竹本友里恵
管理栄養士
ごまは、見た目の違いから主に白ごまと黒ごまに分けられ、この2種類は栄養価や風味も違います。白ごまは、皮が白く薄いので、脂質(リノール酸やオレイン酸)が多い、セサミンが多い、アントシアニンを含まないなどの特徴があります。脂質が多いので、ごま油は白ごまから作られます。一方黒ごまは、ポリフェノールやアントシアニンが多く、抗酸化作用や視力改善効果があります。白ごまはわずかに甘く、控えめでどの料理にも合わせやすく、黒ごまは主張が強い味がするので、癖がある野菜とも相性抜群です。
ごまの食べ過ぎにならない量の目安は?
上記でごまの食べ過ぎによる懸念点を紹介しましたが、具体的にどのくらいごまを食べたら食べ過ぎになってしまうのか、1日の摂取量の目安を紹介します。
小さじ1杯程度であれば問題ない
ごまは、1日に小さじ1杯ほどが適量です。ごまには、上記で紹介した栄養の他に、鉄分やカルシウム、ビタミンEなど1日に必要な栄養が多く含まれています。食べる量に注意すればバランスの良い食事の強い味方になるので、1日小さじ1杯程度を目安に食べることをおすすめします。(※4、5、6)
ごまの食べ過ぎ以外の懸念点は?
バランスの良い食事に欠かせないごまは、食べ過ぎに注意しなければいけません。ただ、食べ過ぎ以外にも注意しなければいけない点があります。次は、ごまの食べ過ぎ以外の懸念点を紹介します。
アレルギーの原因である可能性
実は、近年ごまアレルギーが増え続けています。お米やパン、お菓子や加工食品にも多様に使われているごまは、2012年まで食品表示ラベルに記載する義務がありませんでした。ごまアレルギーは、海外でも増えており、アメリカでは約100万人いるといわれています。
ごまをアレルギー表示義務対象外の国もあるので、ごまアレルギーの可能性がある方は、輸入食品には注意が必要です。もしごまを食べて皮膚症状や腹痛、嘔吐などの症状がでたら、すぐに病院でみてもらいましょう。(※7)
ごまは適度な量を食べよう
ごまは、アンチエイジング効果、免疫力強化、便秘解消、脂肪燃焼効果や生活習慣病の改善など、体に良い効果効能が沢山あります。しかし食べ過ぎは、ニキビや肌荒れ、肥満、アレルギーの原因などになるので、1日小さじ1杯を目安に、上手に食事に取り入れて健康効果を高めましょう。