フェンネルシードの効果・効能や使い方は?代用品や活用レシピなども紹介!
【管理栄養士監修】フェンネルシードは何かを知っていますか?文字通り「フェンネル」の「種」です。今回は、フェンネルシードの味わい・香りなど特徴や、効果・効能なども紹介します。フェンネルシードの代用品〜使い方・活用レシピなど紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- フェンネルシードとは?
- 文字通り「フェンネル」のシード(種)
- フェンネルシードの味わい・香りなど特徴
- フェンネルシードの効果・効能は?
- ①むくみを解消する
- ②便秘の改善
- ③口臭予防
- ④殺菌・抗炎症作用
- ⑤女性ホルモンの働きを整える
- フェンネルシードの使い方は?
- ①カレーなど料理のスパイス
- ②お菓子の香り・風味付け
- ③お茶・ハーブティー
- ④そのまま食べることで口臭予防にもなる
- フェンネルシードを使う際の注意点は?副作用はある?
- 妊婦・子供などはフェンネルシードの使用を控えた方がいい
- フェンネルシードの代用品
- ①クミンシード
- ②アニスシード
- ③キャラウェイシード
- フェンネルシードの活用レシピ
- ①菜の花のカレー
- ②タラのフェンネルシード焼き
- ③キャロットラペ
- フェンネルシードを使ってみよう
フェンネルシードとは?
魚料理に使われることが多いフェンネルシードですが、どのようなスパイスなのか明確に説明できる人は少ないでしょう。この記事ではフェンネルシードについて紹介します。
文字通り「フェンネル」のシード(種)
フェンネルシードは、背丈が高く伸びるセリ科のフェンネルと呼ばれるハーブの種子で、古くから人々に親しまれてきたスパイスの一種です。フェンネルの葉っぱは糸のように細かくふさふさしていて、ディルとよく似ています。黄色い小さい花が集まって咲き、秋には種をつけます。
地中海沿岸部が原産と言われ、ヨーロッパを中心に薬草として活用されてきました。古代エジプトや古代ローマでも使用例があり、もっとも古くから利用されてきた植物のひとつです。日本では「ウイキョウ」という名前でも親しまれ、漢方でも使われます。日本に伝わったのは平安時代と言われ、その種子のフェンネルシードもいろいろなスパイス料理に使われます。
(*フェンネルについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
フェンネルシードの味わい・香りなど特徴
フェンネルシードはやや甘みが感じられる独特の風味が特徴です。甘いだけでなく、ピリッとしたスパイシーな風味もあり、後味は薬や生薬のような苦みが残ります。主成分となるアネトールはアニスにも含まれている甘みがある成分です。
同じ甘味を持つフェンネルシードも料理やお菓子作りに活用されます。独特のスパイシーな風味は魚の臭みを消してくれるので、魚料理にぴったりです。肉料理に使うと、こってりした脂が軽くなり、爽やかな香りにも感じられるでしょう。
Twitterの口コミ
数年前に収穫したサフランとコリアンダーシード、フェンネルシードを、オリゴ糖に漬け込みました。
甘くスパイシーな香りが、オリゴ糖に移っています。
ヨーグルトにかけたり、チャイに入れたりしよう♪
オリゴ糖はすごく甘いのに、砂糖よりもカロリーが低く、腸内環境を整えてくれる優れもの。
フェンネルシードの効果・効能は?
古くから薬草としても活用されてきたフェンネルシードですが、具体的にどのような効能があるのでしょうか。ここでは、フェンネルシードの持つ効果・効能について紹介します。
①むくみを解消する
フェンネルシードには発汗を促し、むくみを解消する効果が期待できます。カリウムが豊富なフェンネルシードは利尿作用もあり、体内の余分な水分や老廃物を排泄し、水太りの解消にも役立つでしょう。
むくみが改善されると、セルライトの解消にもつながるので、ダイエットをしている人にも良い効果が得られます。さらに、次に紹介する便秘改善の効能と合わせると、デトックスのサポートにもぴったりです。(※1)
②便秘の改善
フェンネルシードには便秘の改善の効能もあり、腸内に溜まったガスの排出を促進させ、腸内環境を整えます。食物繊維も豊富で腸の動きを良くして排便を促すので、ハーブティーなどで抽出した場合でも、フェンネルシード自体も食べるようにするとより効果的です。(※2)
③口臭予防
フェンネルシードには殺菌作用もあるので、口の中をきれいにし、気になる口臭を予防する効能もあります。フェンネルシードの口臭予防効果を期待して、料理店などでは食事の後にフェンネルシードを出すお店もあり、食後に噛むと口の中の匂いが改善されます。