らっきょうの食べ過ぎは腹痛・鼻血の原因に?1日の適量や健康効果も紹介!
らっきょうを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?体に悪いのでしょうか?今回は、らっきょうの食べ過ぎによる〈下痢・腹痛・鼻血・便秘〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。らっきょうの食べ過ぎになる量や、適量食べた場合の健康効果・効能も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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らっきょうの食べ過ぎは体に悪い?
カレーの付け合わせでも人気の高いらっきょうは、栄養満天で食べると様々な嬉しい健康効果がある食材です。便秘解消や血液をサラサラにする効果で有名ならっきょうを甘酢漬けなどで毎日食べている人も少なくありません。そんな栄養価の高いらっきょうは食べ過ぎると体に悪影響はあるのでしょうか。らっきょうの栄養や効能と併せて解説していきます。
らっきょうの食べ過ぎるとどうなる?病気になる?
栄養価の高いらっきょうは食べ過ぎるとどのような症状が体に起こるのでしょうか。症状ごとに分けて解説していきます。
①腹痛・下痢
らっきょうに含まれるアリシンは殺菌効果が高く、胃の中の悪玉菌を殺菌する効果がある有益な成分です。しかし、摂取しすぎると胃に刺激を与えて過ぎて胃粘膜を傷つける可能性があります。特に胃腸が弱っている時にらっきょうを食べると腹痛や下痢の症状が出る可能性があるので気をつけましょう。
健康状態が良い時でも一定以上の量のらっきょうの食べ過ぎは、腹痛や下痢を引き起こしやすいので食べる量には十分な注意が必要です。(※1)
②便秘
本来らっきょうに含まれるフルクタンと呼ばれる成分は、便秘解消の効果があります。しかし、食物繊維が多いとされるゴボウの3倍の食物繊維を含むらっきょうを食べ過ぎると、不溶性の食物繊維を消化できず、便秘を促してしまう恐れがあります。(※2)
③鼻血
らっきょうに含まれる硫化アリルには血液をサラサラにする作用があり、動脈硬化や高血圧に効果的です。しかし、この硫化アリルを過剰摂取と血液がサラサラになり過ぎてしまい、出血をした場合に血が止まりにくくなるため、粘膜の薄い鼻などは鼻血が出やすくなったり、歯茎から血が出やすくなることがあります。
④高血圧
らっきょうの甘酢漬けには100gあたり2.2gの塩分と26.9gの糖分が含まれます。甘酢漬けの糖分のほとんどは砂糖で、大量に食べると塩分も糖分も過剰に摂取することになります。塩分や糖分の取りすぎは高血圧の直接的な原因になりやすいので、らっきょうを甘酢漬けで食べる場合は特に注意が必要です。
らっきょうの食べ過ぎにならない適量の目安は?
アリシンや硫化アリルなど健康効果の高い成分を多く含むらっきょうですが、食べ過ぎると体に悪影響があることがわかりました。それではらっきょうの食べ過ぎにならない1日の適量の目安はどのくらいなのでしょうか。
1日に4〜5粒
らっきょうに含まれる硫化アリルは健康効果ももたらしますが、刺激が強い成分のため、1日のらっきょうの適性目安は4〜5粒ほどで、胃腸の強さなど個人差がありますが、大きいものの場合は3粒ほどで留めた方が良い場合もあります。また、その日の体調によっても適正量は変わってくるので、体調の優れない日は量を控えた方が無難でしょう。