茶葉を食べると害ある?貧血に?適量やおすすめレシピ・効果も紹介!
茶葉を食べると害はあるか知っていますか?出がらしの茶葉は体に悪いのでしょうか?今回は、〈貧血〉など茶葉を食べる時の害や、〈ほうじ茶〉など茶葉別の害を紹介します。茶葉を食べる時のおすすめレシピや、〈ダイエット〉など効果も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 茶葉を食べると害はある?
- 茶葉は食べても少量ならば害はない
- 茶葉を食べる時の害は何がある?
- ①出がらしの茶葉の腐敗による食中毒
- ②タンニンの過剰摂取による貧血
- ③シュウ酸の摂取による尿路結石
- ④カフェイン中毒になる恐れ
- ⑤農薬・黴などの付着
- 茶葉別の食べた場合の害はある?
- 茶葉を食べても害が出ない適量は?
- 茶葉をそのまま食べる場合の適量は3g程度
- 茶葉を食べる&お茶を飲む場合の適量は茶葉1~2gでお茶1〜2杯
- 茶葉を食べる時のおすすめレシピ5選を紹介!
- ①茶葉ふりかけ
- ②茶葉の佃煮
- ③茶葉とひじきの炊き込みご飯
- ④茶殻のかき揚げ
- ⑤茶葉で作る緑茶クッキー
- 茶葉を食べると効果もある?
- ①ダイエット
- ②生活習慣病予防
- ③美容効果
- 茶葉を食べる害について知っておこう
茶葉を食べると害はある?
お茶を飲んだ後には出がらしの茶葉が残りますが、この茶葉を食べることで何か体に害はあるのでしょうか。今回は茶葉を食べることによって引き起こされる可能性がある害について、詳しく紹介します。
茶葉は食べても少量ならば害はない
茶葉はもともとお茶を抽出する食品であるため、少量であれば茶葉を食べても体に害はないと言われています。出がらしの茶葉を毎日大量に食べるわけでなければ、茶葉によって健康が害されることは少ないと言えるでしょう。
茶葉を食べる時の害は何がある?
少量であれば茶葉を食べても健康への害はないものとされていますが、摂取方法や量によっては、体に害を及ぼす可能性があります。ここでは茶葉を食べる時の害として考えられるものと、その注意点について詳しく紹介します。
①出がらしの茶葉の腐敗による食中毒
茶葉を食べる時にまず注意したいのが、出がらしの茶葉の腐敗による食中毒です。茶葉の腐敗による食中毒では、下記のような症状を発症する恐れがあります。
・下痢
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
症状としては一般的な食中毒と同じような内容ですが、腐敗するほど時間が経過した茶葉は、カテキンが酸化してタンニンに変化するため、さらに注意が必要です。タンニンを過剰に摂取すると胃腸粘膜を過度に刺激してしまうため、より腹痛や下痢等の症状を強めてしまう可能性があります。
また、お茶に含まれているカテキンは殺菌作用があることで有名ですが、お茶を淹れることによってこのカテキンは流出してしまいます。そのため、出がらしの茶葉にはカテキンによる抗菌作用は期待できない点に注意しましょう。
②タンニンの過剰摂取による貧血
茶葉に含まれるカテキンは酸化が進むことでタンニンに変化します。タンニンは体内で鉄と結合する性質があるため、タンニンを過剰摂取すると、鉄の吸収が阻害され貧血に繋がる恐れがあります。貧血の多くは鉄が不足することによる鉄欠乏性貧血となるため、もともと貧血気味の人は、特にタンニンの摂取量に注意が必要です。
③シュウ酸の摂取による尿路結石
茶葉にはシュウ酸という成分も多く含まれていますが、このシュウ酸を摂り過ぎると、尿路結石症を引き起こす可能性があります。尿路結石症とは、腎臓や尿管、膀胱などの尿路に結石ができる病気です。シュウ酸の摂り過ぎるとこの尿路結石ができやすくなるため、茶葉の食べる量には注意する必要があると言えます。
④カフェイン中毒になる恐れ
カフェインというとコーヒーのイメージが強いかもしれませんが、茶葉にも多くのカフェインが含まれています。カフェイン中毒になると、興奮や知覚過敏などの神経症状のほか、胃痛や頭痛などの身体症状が表れることもあるため要注意です。茶葉を食べる時にはカフェインの摂り過ぎにならないよう、食べる量を調整することが大切です。
⑤農薬・黴などの付着
茶葉を食べる時には、茶葉の残留農薬や黴などの付着による影響も考えておきましょう。茶葉などの農作物には残留農薬の基準値がそれぞれ定められていますが、この基準値は茶葉をそのまま食べることは考慮されていません。緑茶などのお茶はたくさん飲んでも大丈夫ですが、茶葉の大量摂取は控えておくのが安全と言えるでしょう。
また、出がらしの茶葉には多くの水分が含まれているため、保存状態によっては黴が付着する可能性があります。特にお茶を淹れたあとの茶葉は、温度の高い状態が一定時間保持されることになるため、茶葉を食べる時には黴が発生していないか十分確認しましょう。
茶葉別の食べた場合の害はある?
お茶には様々な種類がありますが、お茶の葉に含まれる成分は異なるため、茶葉を食べた時の体への影響にも多少の違いがあります。ほうじ茶は一般的な緑茶よりもカテキンやカフェインの含有量が少ないため、タンニンの過剰摂取による貧血症状や、カフェイン中毒になる恐れは低いと考えられるでしょう。
反対に、玉露は緑茶に比べてカテキンとカフェインの含有量が多いため、茶葉の食べ過ぎによる体への害が出やすい可能性があります。苦みが少なく旨味の強い玉露は、茶葉まで美味しく食べたくなるかもしれませんが、食べ過ぎには要注意です。
茶葉を食べても害が出ない適量は?
茶葉の食べ過ぎは体に害を与えてしまう可能性がありますが、適量の摂取であれば問題ありません。ここでは茶葉の食べるときの適量について説明するので、参考にしてください。
茶葉をそのまま食べる場合の適量は3g程度
茶葉をそのまま食べる場合は、乾燥した状態で3g程度を目安にすると良いでしょう。このくらいの量であれば腹痛や貧血、カフェイン中毒など体への害も出にくく、健康的に茶葉の栄養を摂取できます。
茶葉を食べる&お茶を飲む場合の適量は茶葉1~2gでお茶1〜2杯
茶葉と一緒に緑茶などのお茶も飲む場合、茶葉は乾燥した状態で1~2g程度を目安にしましょう。一般的に1杯のお茶には1~1.5gの茶葉を使用します。そのため、茶葉を食べるのと一緒にお茶も飲む場合には、お茶に含まれる茶葉の成分も考慮して、茶葉の食べる量に注意が必要です。
茶葉を食べる時のおすすめレシピ5選を紹介!
茶葉はそのまま食べても良いですが、より美味しく楽しめるレシピがあります。今回は出がらしの茶葉を使ったおすすめレシピを5つ紹介するので、ぜひ作ってみてください。
①茶葉ふりかけ
茶葉で作るふりかけは、出がらしの茶葉のアレンジレシピとして定番の一つと言えるでしょう。茶葉とごま、鰹節などを炒めて水分を飛ばすだけで完成する簡単レシピでありながら、茶葉の栄養を手軽に摂ることができます。
②茶葉の佃煮
茶葉の佃煮は、茶葉と調味料を炒めるだけで簡単に作れます。健康的で栄養満点なご飯のお供として、作り置きしておくのもおすすめです。茶葉の長期保存は腐敗の心配があるため、複数回分の茶葉をまとめてから作りたいときには、茶葉を冷凍保存しておくと良いでしょう。
③茶葉とひじきの炊き込みご飯
茶葉とひじきの炊き込みご飯は、出がらしの茶葉に残った栄養だけでなく、お茶の良い香りも楽しめる1品です。茶葉がご飯に混ぜ込まれているため、子どもも抵抗感なく食べやすいでしょう。
④茶殻のかき揚げ
茶葉をはじめ、にんじんの皮やしいたけの軸など、普段捨ててしまうことも多い食材を生かしたかき揚げのレシピもおすすめです。茶葉の緑色によって、色鮮やかなかき揚げが完成します。
⑤茶葉で作る緑茶クッキー
茶葉を混ぜ込んだ緑茶クッキーは、緑茶の旨味と香りを存分に楽しめるアレンジレシピとなっています。美味しいだけでなく、お菓子から栄養が摂れる点も一石二鳥なレシピと言えるでしょう。
茶葉を食べると効果もある?
ここまで茶葉を食べることによる健康への害について説明しましたが、適量の摂取であれば、体に嬉しい効果も期待できます。ここでは茶葉を食べることで期待できる健康効果を3つ紹介するので、参考にしてください。
①ダイエット
茶葉にはカテキンやカフェインなどが含まれており、これらの成分には脂肪を燃焼する働きがあります。さらにカテキンは血糖値の上昇を抑え、脂肪の吸収を緩やかにする作用ももつため、総じてダイエットに役立つと言えるでしょう。
また、茶葉には食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を整える効果も期待できます。腸内環境が整うと便通改善に繋がるほか、代謝を高めて脂肪燃焼の促進にも有効です。
②生活習慣病予防
茶葉に含まれるカテキンは、強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種であるため、がんや動脈硬化などを予防する効果も期待できます。さらに茶葉はコレステロール値の低下や血糖値の上昇を抑える働きもあるため、適量の摂取は、脂質異常症や糖尿病などあらゆる生活習慣病予防にも有効と言えるでしょう。
③美容効果
茶葉のカテキンには抗酸化作用があるため、アンチエイジングや美容にも良い働きをしてくれます。また茶葉にはビタミン類も含まれているため、肌の調子を整えたり、シミを予防したりといった効果も期待できます。
茶葉を食べる害について知っておこう
出がらしの茶葉は健康に良い効果も期待できますが、食べ過ぎは健康を害してしまう可能性があります。今回紹介した茶葉の摂取による体への害や、適切な茶葉の摂取量を参考にしながら、上手に茶葉を取り入れてみてください。