チョロギには脳梗塞の予防効果・効能がある？食べ過ぎはNGかも紹介！

江戸時代に中国から日本に伝わったシソ科の植物のチョロギには、脳梗塞の予防効果があるのでしょうか。ここではチョロギについて、チョロギに含まれる成分の脳梗塞への効果・効能などを紹介します。

シソ科のチョロギに含まれているアクティオサイドという成分は、脳梗塞の症状を改善したり予防したりする効果があるとされています。アクティオサイドには低酸素状態の脳細胞を活性化するのに有効な働きがあり、脳の酸欠状態を大幅に改善する効果があるようです。

脳梗塞予防の効果があるシソ科のチョロギには、他の症状にも効果・効能があるのでしょうか。チョロギの脳梗塞予防以外の効果・効能について、以下に症状別に紹介するので参考にしてください。

チョロギに含まれるオリゴ糖のスタキオースは、血糖値に関係する血漿グルコース値を改善する働きがあります。また有害なバクテリアの増殖を抑える作用もあることから、糖尿病などの改善に効果的です。

チョロギには高血圧の改善効果がある、コリンという成分を含有しているのも特徴です。コリンはリン脂質と呼ばれる脂質の一種で、血管を拡張させて血圧を下げる神経伝達物質のアセチルコリンになります。コリンには記憶力を高めたり動脈硬化を予防したり、肝機能を活性化する効果も期待できます。

チョロギに含まれる成分により、整腸作用・便秘改善の効果も期待できます。チョロギには、食べ物の消化を助けるオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖はビフィズス菌のえさになって、腸内のビフィズス菌を増やすのが特徴です。ビフィズス菌が増え悪玉菌の活動が抑えられると腸のぜん動運動が活発になり、腸内環境が整いやすくなります。

チョロギに含まれるオリゴ糖には、便のかさを増やして腸の動きを活発化させる働きもあり、便秘改善にも効果的です。

中国では薬用植物としても利用されるチョロギですが食べ過ぎてしまうと、体に悪いものなのでしょうか。ここでは、チョロギを食べ過ぎてしまった場合の体への悪影響などを紹介します。

チョロギは体に良い成分が含まれる食べ物ですが、お漬物にしたチョロギには塩分が多く含まれるので、食べ過ぎると塩分過多になる可能性があります。塩分が気になる場合は、冷蔵庫で数日水を替えながら塩抜きをするのもおすすめです。またチョロギには体の熱を下げる効果もあるので、寒い時期などにチョロギを食べ過ぎて体が冷え過ぎないように注意しましょう。

ここからは、チョロギのおすすめレシピを紹介します。中国野菜のチョロギを美味しく食べるおすすめの食べ方も紹介するので、参考にしてみてください。

チョロギを塩漬けにする手間を省いて簡単に作れる甘酢漬けと梅酢漬けのレシピで、合わせ酢に漬け込んだチョロギは3日後くらいに仕上がります。色鮮やかな紅白のチョロギは、おせちの黒豆などに添えると料理がより華やかになります。

材料も調理もシンプルなチョロギの素揚げは、他の野菜では味わえないチョロギの甘さとホクホクの食感が楽しめます。揚げたチョロギに塩を振ったら完成で、カレー粉や青のり、ゆかりなどをお好みでまぶす食べ方もおすすめです。

おせちで余ったチョロギの活用にもおすすめのレシピで、チョロギの酸味が程よく効いた酢の物です。チョロギの量が多い場合は、ポン酢を控えめにするとバランスのとれた味になり、香り付けに柚子の皮を足すのもおすすめです。

チョロギを購入したい場合には、どこで買うことが出来るでしょうか。チョロギが買える、100円ショップやコンビニ、スーパーなどの店舗を紹介するので参考にしてください。

縁起物としておせちに添えられる、中国から日本に伝わったシソ科のチョロギには、脳梗塞などの予防効果が期待できる成分が含まれています。体に良い栄養成分が含まれるチョロギは、生活習慣病を改善したり腸内環境を整えたりするはたらきもあります。紹介したチョロギのおすすめレシピも参考に、食べ過ぎに注意しつつチョロギを美味しく味わってみてください。