とうもろこしを食べ過ぎると病気に?お腹を壊す(腹痛・下痢)に?

とうもろこしを食べ過ぎとどうなるかを知っていますか?病気になるのでしょうか?今回は、とうもろこしの食べ過ぎによる<お腹を壊す(腹痛・下痢・便秘)や嘔吐(吐き気)>などのデメリットを紹介します。とうもろこしの食べ過ぎにならない摂取量や、適量を食べた時の効果も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. とうもろこしは食べ過ぎると危険?病気に?
  2. とうもろこしを食べ過ぎるとどうなる?デメリット・副作用は?
  3. ①お腹を壊す(腹痛・下痢など)
  4. ②カロリー・糖質過多で太る
  5. ③栄養バランスが崩れる
  6. ④高カリウム血症の可能性
  7. ⑤リンによる腎機能の低下
  8. ⑥遺伝子組み換えによる健康被害の懸念
  9. ⑦ペラグラという病気を発症する可能性
  10. とうもろこしの食べ過ぎにならない1日の摂取量は?毎日食べてもいい?
  11. とうもろこしの適量は1日1本が目安
  12. とうもろこしを適量食べた場合の効果
  13. とうもろこしの食べ過ぎに気を付けよう

とうもろこしは食べ過ぎると危険?病気に?

甘くて美味しいとうもろこしは、大人から子供まで幅広い層に人気があります。焼いたものを醤油で味付けしたり、炊き込みご飯の具材として使われたりすることもあります。とうもろこしを主食としてそのまま食べることも多いですが、食べ過ぎるとどのようになるのでしょうか。今回はとうもろこしの食べ過ぎによるデメリットや、1日の摂取量について解説します。

とうもろこしを食べ過ぎるとどうなる?デメリット・副作用は?

ここでは、とうもろこしを食べ過ぎたときのデメリットや副作用を解説します。とうもろこしは栄養もあり健康によい効果がありますが、摂り過ぎによって起こる症状を解説するので参考にしてください。

①お腹を壊す(腹痛・下痢など)

とうもろこしは不溶性食物繊維が多く含まれるため、食べ過ぎると胃痛や腹痛、下痢を引き起こすことがあります。とうもろこしの食べ過ぎで気持ち悪いと感じたり、吐き気や嘔吐などの症状がでたりしたら、食べるのをやめるようにしてください。

食物繊維は適量であれば便秘や腸内改善の改善に役立ちますが、摂り過ぎると逆に腸が刺激され、お腹が張ったり便秘や腹痛を悪化させたりする恐れがあります。特に子供や胃腸の弱い人は、食べる量に気を付けるようにしましょう。

②カロリー・糖質過多で太る

とうもろこしを食べ過ぎると、カロリーオーバーと糖質過多で太る原因になります。とうもろこしは主食として食べることも多い野菜で、1本あたりのカロリーは約160kcalあり、糖質も24g程度と野菜類の中では高めです。ダイエット中の人はごはんの量を減らしたり、おやつの代わりに食べたりして調整しましょう。

③栄養バランスが崩れる

どのような食品にも言えることですが、同じものばかり食べ続けたり、一度にたくさん食べると栄養バランスが崩れて体を壊すことにもなりかねません。栄養バランスを整えるには、主食・主菜・副菜を基本にした食習慣が大切です。美味しいからと言って、とうもろこしばかりを毎食食べたり、大量に食べたりすることは避けるようにしましょう。

④高カリウム血症の可能性

とうもろこしにはカリウムが多く含まれているため、食べ過ぎると高カリウム血症を引き起こす可能性があります。高カリウム血症は、しびれや不整脈など重篤な症状になることもあります。腎機能が低下している人やサプリメントでカリウムを摂取している人は、とうもろこしの食べ過ぎでカリウムの過剰摂取にならないように注意しましょう。

⑤リンによる腎機能の低下

とうもろこしにはリンも多く含まれているので、食べ過ぎるとリンによる腎機能の低下を招く恐れがあります。リンは体にとって必要なミネラルの一つで骨や歯の形成に役立ちますが、多く摂り過ぎると健康に悪い影響がでます。とうもろこしは生でも茹でてもカリウム量は変わらないため、食べ過ぎに注意しましょう。

⑥遺伝子組み換えによる健康被害の懸念

とうもろこしは遺伝子組み換えで作られているものもあり、これによる健康被害の懸念も根強くあります。遺伝子組み換えは輸入品に多いですが、日本では遺伝子組み換え作物は表記が義務付けられているため、心配な人は表記を見て購入するようにしましょう。

⑦ペラグラという病気を発症する可能性

とうもろこしばかりを主食にして食べていると、ペラグラと呼ばれる病気を発症する恐れがあります。ペラグラはナイアシンと呼ばれるビタミンが欠乏することによって起こる病気で、中南米などの他の食品をあまり食べない地域で見られました。ペラグラの症状は、皮膚炎や下痢、消化器系や意識障害などがあります。

日本で通常の食生活ではそこまで心配する必要はありませんが、アルコール依存症の人などは発症リスクが高くなるため、とうもろこしの食べ過ぎには注意しましょう。

とうもろこしの食べ過ぎにならない1日の摂取量は?毎日食べてもいい?

とうもろこしは栄養豊富で健康効果も期待できる食物です。ここでは、とうもろこしの1日あたりの適量と効果を解説します。

とうもろこしの適量は1日1本が目安

1日あたり 重さ 本数
成人男性 300g 2本
成人女性 150g 1本
子供 100g 1/2~1本
幼児 30~50g 1/3~2/3本

とうもろこし1本は約300~400gあり、そのうち可食部は約半分です。日本人の食事摂取基準の1日の食物繊維の目標量は、成人男性が1日21g以上、女性で1日18g以上が目安となっています。食物繊維を元にして考えた場合、他の野菜の摂取もあるため、大人の場合1本から多くて2本が適量と言えるでしょう。

子供の食物繊維の目標量は、10歳の場合1日13g以上となり、食べ過ぎで胃痛などを起こさない範囲で考えると、多くても1本までにしておくのが良いでしょう。幼児の場合は目安量が8gで成長段階により異なりますが、消化を良くするよう調理法をペースト状にするなど工夫して食べさせるのがおすすめです。

とうもろこしを適量食べた場合の効果

とうもろこしを適量食べた場合の効果は、以下の通りです。

・便秘解消
・腸内環境の改善
・疲労回復
・動脈硬化の予防
・糖尿病の予防効果


とうもろこしは食物繊維をはじめ、ビタミンやミネラルが豊富です。とうもろこしの糖質は消化吸収が良いため、疲労回復効果が期待できます。また豊富な食物繊維は便秘や腸内改善に役立ち、ビタミンEは血行を促進させるため、冷え性や肩こりの解消にも効果があります。抗酸化作用もあるため、美肌やエイジング効果も期待できるでしょう。

(*とうもろこしの栄養成分・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

とうもろこしの栄養成分・効能は?缶詰との比較や効果的な食べ方も紹介!

とうもろこしの食べ過ぎに気を付けよう

とうもろこしは甘さがあり食べやすく、栄養豊富で健康効果もあります。美味しくて栄養価が高いからと言って、食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。しかし、とうもろこしを食べ過ぎると人によって腹痛やさまざまなデメリットがあるため、1日の適量を守って美味しく食べましょう。

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