さけるチーズは妊娠中・妊婦はNG?食べてしまったら?レシピも紹介!
さけるチーズは妊娠中(妊婦)は食べても大丈夫でしょうか?今回は、〈トップバリュ・イオン〉のさけるチーズは妊娠中(妊婦)は加熱殺菌済で食べても大丈夫かや、食べてしまった場合の対処法を紹介します。妊娠中(妊婦)に注意すべきチーズや、さけるチーズの安全な食べ方レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 妊娠中(妊婦)はさけるチーズを食べても大丈夫?
- 妊娠中(妊婦)はさけるチーズの食べ方に注意すれば大丈夫
- 妊娠中にさけるチーズを食べる際の懸念点・注意点は?
- ①リステリア菌
- ②カロリー
- ③塩分
- ④アレルギー
- 妊娠中にさけるチーズを食べてしまった・食べ過ぎた場合の対処法は?
- 不安・体調に異変があれば医療機関を受診しよう
- 塩分を摂り過ぎている場合はカリウムを摂取しよう
- さけるチーズ以外のチーズは妊娠中に食べても大丈夫?
- 妊娠中に食べても大丈夫なチーズ
- 妊娠中は避けるべきチーズ
- 妊娠中でも安全なさけるチーズの食べ方・レシピ3選!
- ①さけるチーズの彩りサラダ
- ②さけるチーズ乗せビビンバ丼
- ③さけるチーズのピクルス
- 妊娠中はさけるチーズの食べ方に注意
妊娠中(妊婦)はさけるチーズを食べても大丈夫?
妊娠中(妊婦)は、さけるチーズを食べても大丈夫なのでしょうか。妊娠中(妊婦)のさけるチーズの食べ方や注意点について解説するので、参考にしてください。
妊娠中(妊婦)はさけるチーズの食べ方に注意すれば大丈夫
妊娠中(妊婦)は食材に様々な制限があり、ナチュラルチーズは避けるべき食材に分類されますが、さけるチーズを食べても大丈夫です。日本では、チーズを作る際には必ず加熱殺菌されるため、ナチュラルチーズでも妊娠中(妊婦)に気をつけなければならないリステリア菌の心配はありません。
さけるチーズはMEIJIや雪印だけでなく、イオンのトップバリュからも販売されていますが、どれも日本企業のもので国内製造のため加熱処理されています。ただし、食べても大丈夫だからと言って、妊娠中(妊婦)はチーズを食べ過ぎるとカロリーや塩分の過剰摂取になるため注意が必要です。
妊娠中にさけるチーズを食べる際の懸念点・注意点は?
妊娠中(妊婦)がさけるチーズを食べる際の懸念点や注意点には、どのようなものがあるのでしょうか。知らずに食べてしまうと体調に影響が出てしまうこともあるため、詳しく解説するので参考にしてください。
①リステリア菌
妊娠中にチーズを食べる際に気を付けなければいけないのが、ナチュラルチーズや生ハムなどを食べることで感染するリステリア菌です。さけるチーズを販売している雪印メグミルクは、さけるチーズを妊娠中に食べることに関して以下のように回答しています。
妊娠中ですが、リステリア菌は大丈夫ですか?
「雪印北海道100 さけるチーズ」の原料として使用している生乳は、法律(乳等省令)に基づいた殺菌条件で殺菌をしています。さらに最終商品についてもリステリア菌の検査を定期的に実施し、安全性を確かめています。したがいまして妊娠中の方も安心してお召しあがりいただけます。
妊娠中(妊婦)がリステリア菌に感染してしまった際の症状には、以下のようなものがあります。
・発熱
・嘔吐下痢
・筋肉の痛み
リステリア菌とは、生ハムやスモークサーモンのような未加熱の肉や魚、加熱殺菌されていない牛乳やそれを使ったナチュラルチーズに含まれていることがあります。11日ほど潜伏期間があり、ほとんどの人が感染から28日以内に風邪のような症状が現れます。
妊娠中(妊婦)であっても軽症の場合が多いですが、胎盤を通して赤ちゃんも感染してしまうことがあるので注意が必要です。胎児が感染した場合には、子宮内胎児死亡や新生児死亡などが起こるほど重症化することもあります。
②カロリー
妊娠中にさけるチーズを食べる際の注意点として、カロリーが挙げられます。厚生労働省の食事バランスガイドで間食の摂取カロリーは200kcal以下を目安にするよう定められており、その他の食事については以下のようなカロリー量を推奨しています。
妊娠期・授乳期にはエネルギーの必要量が増加
妊娠期には、母体のエネルギー消費量に加えて、胎児の発達のためのエネルギー量を確保する必要がある。妊娠期に必要なエネルギー量は、食事摂取基準において、非妊娠時に必用なエネルギー量量に付加すべき量(付加量)として示され、妊娠初期(16週未満)で+50kcal、中期(16~28週未満)で+250kcal、末期(28週以降)で+500kcalとなっている。
妊娠中(妊婦)は胎児を育てるために必要なエネルギー量が増えるため、非妊娠時よりも多めにカロリーを摂取することが推奨されています。
妊娠中(妊婦)がさけるチーズを食べることは問題ありませんが、食べ過ぎるとカロリーオーバーになる可能性があります。例えば、雪印から販売されているプレーンのさけるチーズは1本80kcalあり1袋2本入りのため、全部食べると160kcalです。妊娠中(妊婦) に食べる場合は、体重や血圧など健診時の状態に合わせて食べる量に注意した方が良いでしょう。
③塩分
妊娠中(妊婦)に塩分を摂取し過ぎた時に起こる症状には、以下のようなものがあります。
・むくみが出る
・高血圧になる
・体重増加
・たんぱく尿
成人女性の塩分摂取量の目安は6.5gで、これは厚生労働省の日本人食事摂取量で定められた量です。妊娠中(妊婦)に塩分過多になると、妊娠高血圧症候群の症状が現れることがあります。妊娠中(妊婦)は赤ちゃんのためにたくさんの栄養を摂ることが望ましいとされていますが、適切な塩分の摂取量は、妊娠前と同じです。
塩分の摂り過ぎによって妊娠高血圧症候群になると、胎児の発達や出産時の母体にも負担がかかり、母子共に危険な出産になるリスクがあるため気をつけましょう。さけるチーズは1本0.49gの塩分が含まれており、さけるチーズ以外の食事からも塩分を摂ることを考慮しても、1日に2本程度にしておくのがおすすめです。
④アレルギー
妊娠中(妊婦)にさけるチーズを食べてアレルギーがあった場合の症状には、以下のようなものがあります。
・皮膚のかゆみ
・発疹
・口や目の腫れ
・嘔吐下痢
・呼吸困難
妊娠中(妊婦)に限らず、さけるチーズを食べることで現れるアレルギー症状は、皮膚のかゆみや発疹が一般的です。チーズのアレルギーはほとんどが牛乳に含まれるカゼインという物質によるものなので、妊娠前から乳製品にアレルギーがある場合は、妊娠中も引き続き食べないようにしましょう。
妊娠中(妊婦)が食物アレルギーの症状が出た場合、使える薬も限られてしまうため、アレルギー症状が出ないように十分注意してください。
妊娠中にさけるチーズを食べてしまった・食べ過ぎた場合の対処法は?
妊娠中にさけるチーズを食べ過ぎてしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。自身で出来る対処法も含めて紹介するので、参考にしてください。
不安・体調に異変があれば医療機関を受診しよう
さけるチーズはどのメーカーでも国内生産のものなので安心して食べることが出来ますが、体調に異変を感じた場合には医療機関を受診しましょう。特に妊娠に気付いていない初期に、ナチュラルチーズを食べてしまったと不安になることもあります。病院に行く際には、いつ・何を・どのくらい食べたのかを医師に知らせることで、適切に対処してもらえます。
塩分を摂り過ぎている場合はカリウムを摂取しよう
妊娠中(妊婦)で、さけるチーズを食べ過ぎて塩分過多が心配な時は、カリウムを含む以下のような食材を摂取しましょう。
・切り干し大根
・アボカド
・干しひじき
・わかめ
・ほうれん草
・にんじん
カリウムを多く含む食材を摂取することで、過剰に摂った塩分を体外へ排出することが出来ます。サプリメントなどで過剰に摂取していない限り、通常の食事でカリウムを摂り過ぎてしまうことはないとされています。
さけるチーズだけでなく、ファーストフードやラーメンなど塩分の多い料理を食べた時や妊娠中(妊婦)にむくみがある時にも、カリウムを多く含む食材を積極的に摂るようにしましょう。
さけるチーズ以外のチーズは妊娠中に食べても大丈夫?
さけるチーズ以外のチーズで、妊娠中(妊婦)に食べても大丈夫なチーズはどれでしょうか。食べても大丈夫なものと避けるべきチーズを紹介するので参考にしてください。
妊娠中に食べても大丈夫なチーズ
妊娠中(妊婦)に食べても大丈夫なチーズには、以下のようなものがあります。
・スライスチーズ
・ベビーチーズ
・6pチーズ
・kiriクリームチーズ
・ミックスチーズ
上記のものはプロセスチーズと呼ばれるもので、加熱処理されているためリステリア菌の心配がありません。また、ピザやグラタンに乗せるミックスチーズも、そのままではなく加熱してから食べれば安心です。妊娠中(妊婦)に食べても大丈夫なチーズかどうかが分からない場合は、国内生産であることを確かめてください。
妊娠中は避けるべきチーズ
妊娠中(妊婦)は避けるべきチーズには、以下のようなものがあります。
・モッツァレラチーズ
・カマンベールチーズ
・ブルーチーズ
・カッテージチーズ
・ラクレットチーズ
・チェダーチーズ
上記のものは未加熱処理のナチュラルチーズと呼ばれるもので、食べるとリステリア菌に感染する可能性があるため、妊娠中(妊婦)は避けるべきチーズです。特に輸入されたチーズは未加熱処理のことが多いため、食べないようにしてください。
外食時の料理にチーズが使われている場合は、どのようなチーズなのか確認するようにして、生産元が分からないものは口にしないようにしましょう。
(*妊娠中はナチュラルチーズを食べられるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
妊娠中でも安全なさけるチーズの食べ方・レシピ3選!
妊娠中(妊婦)でも安全に食べることが出来る、おすすめのさけるチーズの食べ方を紹介するので参考にしてください。
①さけるチーズの彩りサラダ
さけるチーズを輪切りにしてこんがり焼いたものをトッピングすることで、ノンオイルでも十分満足出来る食べ応えのあるサラダになります。チーズを入れることでタンパク質やカルシウムがしっかり摂れて、食欲がない時や体重管理中の妊婦にもおすすめです。
②さけるチーズ乗せビビンバ丼
野菜はレンジで加熱するだけなので、長時間キッチンに立つのが大変な妊娠中でも手軽に作れます。白米だけでなくうどんなどの麺類に乗せて食べても美味しく、肉・野菜・卵・乳製品が摂れるバランスの良い一品です。
③さけるチーズのピクルス
妊娠中でも食べやすいさけるチーズ入りのピクルスは、野菜だけのものよりも栄養が摂れておすすめです。ピクルス液は、一度火にかけて酸味を飛ばすことで、口当たりが良く食べやすいマイルドな仕上がりになります。
妊娠中はさけるチーズの食べ方に注意
さけるチーズはナチュラルチーズですが、国産のため、妊娠中(妊婦)でもリステリア菌の心配なく食べることができます。しかし、食べ過ぎるとカロリーや塩分の摂りすぎによって体調に影響が出ることもあるので、食べ方に注意しましょう。