いちごの食べ過ぎはNG?致死量は?腹痛・下痢の危険や1日の適量など解説!
【管理栄養士監修】いちごを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、いちごの食べ過ぎによる〈腹痛・下痢・アレルギー〉など症状や、大人や子供の1日あたりの適量も紹介します。いちごを適量食べた時の効果・効能も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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いちごの食べ過ぎは危険?
いちごは甘くて美味しい上、栄養満点なのでたくさん食べてしまいがちです。特にいちご狩りに出かけた時には、目の前にたくさんいちごがあるのでつい手が伸びてしまう人も多いでしょう。今回はいちごの食べ過ぎは危険なのか、適量はどのくらいなのかを紹介します。
いちごを食べ過ぎるとどうなる?症状は?
いちごには体に良いとされる栄養素がたくさん含まれていますが、それらが思わぬ副作用を引き起こすことがあります。ここではいちごを食べ過ぎると具体的にどんな症状が起きるのか、理由も一緒に解説します。
①腹痛・下痢
いちごを食べ過ぎると、いちごに含まれるキシリトールの影響で腹痛や下痢などのお腹の不快な症状が出ることがあります。キシリトールは消化吸収されにくいため、一度にたくさん摂取すると大腸に負担をかけ、お腹を壊してしまいます。
特に普段からお腹が緩い場合やお腹を壊している時には、いちごの食べ過ぎは腹痛や下痢を誘発するので注意しましょう。(※1)
②アレルギー反応
いちごの食べ過ぎはまれにアレルギー反応を引き起こすことがあります。果物でアレルギーを引き起こす方がいますが、いちごもアレルギーを起こしやすい果物の1つです。アレルギー反応が起きると、口の周りが腫れたり、のどがイガイガしたりする症状が現れます。アレルギーがある方や小さな子供は特に注意し、症状が出たら食べるのを止め、医師に相談して下さい。(※2)
③胃痛・嘔吐・吐き気
いちごを食べ過ぎると胃やお腹が痛くなることがありますが、これはいちごは消化されにくく、一度にたくさん食べると消化不良を起こしてしまうからです。消化不良が起きると胃痛や胃もたれ、ひどい場合は吐き気や嘔吐の症状が出るので、気分が悪くなった場合はすぐに食べるのを止めて下さい。
④肌荒れ
いちごは食べ過ぎることによって、肌荒れを引き起こすこともあります。なぜなら、いちごに含まれるキシリトールや多量の水分が体を冷やし、血行が悪くなるからです。血行が悪くなると、むくみや乾燥など様々な肌トラブルが発生します。いちごは肌に良いビタミンが豊富ですが、食べ過ぎると体を冷やしてしまい逆効果なので注意しましょう。
⑤頻尿
いちごに含まれるカリウムには、体内の浸透圧を一定に保つ働きがあるため、余分な塩分や水分を排出しようとして頻尿になることがあります。また、いちごをたくさん食べることで水分を摂りすぎてしまうのも、頻尿になる原因の一つです。長時間トイレに行けない時などは、いちごを食べ過ぎないように特に注意しましょう。(※3)
⑥太ることはない
いちごは食べ過ぎても、太ることはありません。なぜなら、他の果物と比較してもカロリーが低いからです。
・いちご…34kcal
・バナナ…86kcal
・みかん…45kcal
・りんご…57kcal
上記は100gあたりのカロリーですが、一番カロリーが高いバナナと比べて1/2以下のカロリーであることがわかります。いちごは低カロリーなので、食べ過ぎてもダイエットには影響はありませんが、練乳や砂糖をかけすぎるとカロリーが高くなってしまうので注意して下さい。(※4)