コーラのカロリー・糖質は高い?太る?カロリーゼロ・オフなら飲んでOK?
【管理栄養士監修】コーラのカロリー・糖質量を知っていますか?今回は、コーラのカロリー・糖質量を〈500ml・100ml〉など容量別や〈コカコーラ・メッツ〉などメーカー別に、他のジュースと比較しながら紹介します。ゼロカロリーコーラに関する注意点も紹介するので、参考にしてくださいね。
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コーラのカロリー・糖質量は?
コーラのカロリー・糖質量を分量・メーカー・その他のジュース類などと比較しました。
コーラのカロリーや糖質・糖分量
カロリー | 糖質 | 糖分 | |
コーラ(100ml) | 45kcal | 11.4g | 11.4g |
コーラ(コップ1杯:200ml) | 92kcal | 22.8g | 22.8g |
コーラ(缶1本:350ml) | 161kcal | 39.9g | 39.9g |
コーラ(ペットボトル1本:500ml) | 230kcal | 57g | 57g |
コーラのカロリー・糖質量を分量別に比較してみました。コーラ100mlではそこまで高カロリーな印象はありませんが、500mlのペットボトル1本になると白米1膳分(160kcal)と変わらないカロリー・糖質・糖分量があります。周知の事実ですが、ダイエット中などにコーラは控えるべきですね。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
渡辺愛理
管理栄養士
もし間食をするのであれば、コーラを飲む量についてはコップに半量にするなど、糖質の摂り過ぎに注意しましょう。
コーラのメーカー別のカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | 糖分 | |
ペプシコーラ | 47kcal | 11.8g | 11.8g |
コカ・コーラ | 45kcal | 11.4g | 11.4g |
メッツ・コーラ | 44kcal | 11g | 11g |
コーラ100gあたりのカロリー・糖質量をメーカー別で比較しました。こうして比較すると、若干ですが、他のコーラに比べて炭酸が強いと言われているメッツがカロリー・糖質量ともに少しだけ低くなっています。しかし、メーカーによってコーラのカロリー・糖質量に大きく差がないことが分かります。
コーラのカロリー・糖質量を他のジュースと比較
カロリー | 糖質 | 糖分量 | |
コーラ | 45kcal | 11.4g | 11.4g |
三ツ矢サイダー | 42kcal | 11g | 11g |
ファンタ(グレープ) | 46kcal | 11.5g | 11.5g |
カルピスウォーター | 45kcal | 11g | 11g |
ファンタ(オレンジ) | 48kcal | 12.8g | 12.8g |
デカビタ | 49kcal | 12.2g | 12.2g |
アクエリアス | 19kcal | 4.7g | 4.7g |
ポカリスエット | 25kcal | 6.2g | 6.2g |
コーラと他のジュース6種類で100gあたりのカロリー・糖質量を比較しました。こうして比較すると、概ね糖分の量とカロリーの高さは比例しており、炭酸飲料はどれもコーラと同じくらいのカロリー・糖質・糖分量です。アクエリアスやポカリスエットは、風邪や熱中症対策に水分補給として飲まれることが多い飲料ですが、カロリー・糖質・糖分が全くないわけではありません。
ジュースとして飲む炭酸飲料は太るイメージが強いですが、アクエリアス・ポカリスエットにもカロリー・糖質が含まれているため、お茶や水のように水分補給で飲むと肥満の原因になります。
ゼロカロリーコーラであれば太らない?
ゼロカロリーと書かれているコーラは太る心配がないのか、カロリー・糖質量を紹介します。
ゼロカロリーコーラのカロリー・糖質量
カロリー | 糖質 | 糖分 | |
ゼロカロリーコーラ(100ml) | 0kcal | 0g | 0g |
ゼロカロリーコーラ(ペットボトル1本:500ml) | 0kcal | 0g | 0g |
ゼロカロリーコーラのカロリー・糖質・糖分量を紹介します。ゼロカロリーと表記されているだけあって、カロリー・糖質は全て0になっています。しかし、ゼロカロリーと表記されているからいくら飲んでも太らないというわけではありません。その理由は下記で詳しく説明します。
カロリーゼロ・オフのコーラは「ゼロカロリー」ではない
カロリーなどの栄養表記は100gあたり5kcal未満であれば0kcalと表記することになっています。そのため、500mlのペットボトル1本分なら最大でも25kcalであることが分かります。表記通り、ゼロカロリーではないため、お茶や水と同じように飲んでいたら太ることがあるため、気をつけましょう。
コーラの人工甘味料にも注意すべき理由は?
ゼロカロリーコーラには、カロリー・糖質を抑えるために人工甘味料が使われています。人工甘味料とはどのようなものなのか、注意点なども含めて詳しく説明します。
砂糖の600倍甘い人工甘味料を使用している
通常のコーラには糖質・糖分が含まれていますが、ゼロカロリーコーラにはカロリーだけでなく糖質・糖分もゼロになっていますが、通常のコーラと同じように甘さがあり、美味しく飲むことができます。これが可能な理由は、通常はブドウ糖などで甘さを出しているのに対し、ゼロカロリーコーラは人工甘味料で甘くしているからです。
砂糖は使っていないため、糖質ゼロとなっていますが、実際にはスクラロース・アセスルファムKと言った人工甘味料を使用しています。これは、人工的に作られた甘味料で、砂糖の600倍甘さがあると言われています。そのため、砂糖に比べて使用量を抑えることができ、カロリーを上げることなく甘さのある飲み物を作ることができるのです。
味覚障害・中毒性などの危険も
味覚障害・中毒性は人工甘味料だけではなく、砂糖にもあると言われています。舌が甘さに慣れてしまうことで、フルーツや野菜の自然な甘さを感じられなくなったり物足りないと思うようになってしまうもので、人工甘味料は砂糖の600倍という強い甘さのため、より味覚障害や中毒性が高いとされています。
規定量を超えると身体に害がある可能性も
人工甘味料は、世界保健機構(WHO)などの正式な機関で食品添加物として使用できる許可が得られた食品なので、安全に食べることができます。しかし、成分の化学式がが農薬やダイオキシンなど身体に有害だとされる物質と同じだと問題視されていて、危険だという専門家も少なからずいることは事実です。
しかし、人工甘味料は上記で説明した通り砂糖の600倍近い甘さがあるため使用量は砂糖の1/600になります。普通の生活では規定の摂取量を超えることは起こり難いので、ゼロカロリーコーラを飲むことで身体に害はありませんが、毎日飲むことはお勧めできません。
コーラのカロリー・糖質に要注意
コーラにはカロリー・糖質が白米1膳分と同じくらい含まれています。そのため、たくさん飲むと太るということを知っておきましょう。また、ゼロカロリーコーラはゼロカロリーではないため、カロリー・糖質がゼロだから太らないわけではありません。飲み過ぎは太るだけでなく身体にも良くないため適量を守って楽しみましょう。