高野豆腐は体に悪い?食べ過ぎると太る?噂の真偽を徹底調査!
高野豆腐は体に悪いと言われることがありますが本当でしょうか?また、高野豆腐を食べ過ぎると太るという事実はあるのでしょうか?今回は、高野豆腐が体に悪いと言われる理由とその真偽を紹介します。高野豆腐の体にいい効果・効能も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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高野豆腐は体に悪いって本当?嘘?
高野豆腐は、豊富な栄養成分を含む大豆から作られています。しかし、体に悪い影響や太るという話を聞きますが、本当なのでしょうか。ここでは、高野豆腐が体に悪いと言われる理由や、高野豆腐を食べると体にいい効果が期待できるのか紹介します。
高野豆腐が体に悪いと言われる理由①太る
100gあたり | カロリー | 糖質 |
高野豆腐(乾燥) | 496kcal | 1.7g |
高野豆腐(戻した後) | 104kcal | 0.6g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記の表は、100gにおける高野豆腐の乾燥した状態と、水に戻した後のカロリーと糖質を比較したものです。高野豆腐(乾燥)は100gあたり496kcalと非常にカロリーが多く含まれています。しかし、1枚あたり20gで基本的に2枚ほどの量を水に戻して食べるため、過度にカロリーの摂りすぎを気にする必要はありません。
高野豆腐が体に悪いと言われる理由②ビタミン不足
高野豆腐を食べ続けるとビタミンが不足するため、体に悪いと言われています。高野豆腐に含まれる主なビタミンは以下のとおりです。
・ビタミンK
・ビタミンE
高野豆腐を食べ続けると体に悪いと言われる理由は、特定のビタミンしか含まれていないからです。高野豆腐に含まれるビタミンは主に2種類で、カルシウムの吸収を促すビタミンKが最も多く含まれています。さらに抗酸化作用があり、悪玉コレステロールを減らす効果のあるビタミンEも豊富です。
成人男性における1日の摂取量に占める割合で、高野豆腐100gあたりビタミンKは40%、ビタミンEでは30%以上含まれています。
しかし高野豆腐には、体の機能を正常に保ち、免疫力を高める効果のあるビタミンCが摂れません。さらに、糖質や脂質の代謝に関わるビタミンB群が含まれていないため、他の食品から補うことが必要です。(※2、3)
高野豆腐は食べ過ぎなければ体にいいの?
高野豆腐が体に悪い理由と、食べ過ぎて太る可能性について紹介しました。しかし、高野豆腐を食べ過ぎなければ健康に良いといえるのでしょうか。ここでは、高野豆腐を食べることで得られる健康効果を3つ紹介します。
①タンパク質が豊富でダイエット向き
高野豆腐は100gあたり50.5gのタンパク質を含み、ダイエットに向いています。タンパク質は基礎代謝を高め、体内の脂肪を燃焼させやすくするからです。高野豆腐を2枚食べるだけで、約20gのタンパク質を効率的に摂ることができます。これは、成人男性に必要な1日のタンパク質の約1/3の量に該当します。
(*高野豆腐のダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②コレステロールを減少させる効果がある
高野豆腐には、血中の悪玉コレステロール値を下げる効果があります。高野豆腐に含まれるタンパク質の3割を占有するレジスタントタンパクが、腸内環境を整える効果があるからです。コレステロール値を正常に保つことで、食後における中性脂肪の上昇を抑え、動脈硬化などの生活習慣病にかかるリスクを下げることができます。
③鉄分などミネラルも豊富
高野豆腐は、栄養成分が豊富な大豆から作られています。大豆はタンパク質の他にミネラルが多く、ミネラルは私たちの日々の活動や健康維持に欠かせません。高野豆腐に含まれる主なミネラルは以下のとおりです。
・マンガン
・カルシウム
・リン
・銅
・鉄分
高野豆腐には、体内に不足しがちなカルシウムや鉄分を多く含んでいます。カルシウムの含有量は、高野豆腐2枚でコップ1杯の牛乳とほぼ同じです。他に、栄養成分の吸収から血液の生成に欠かせないマンガンや、骨や歯の形成を助けるリンなどのミネラルが豊富に含まれています。(※4、5、6、7、8)