生ライチが危ないと言われる理由は?寄生虫・毒のせい?安全な食べ方も紹介!

生ライチが危ないと言われることがありますが、本当でしょうか?今回は、生ライチが危ないと言われる理由を〈寄生虫・毒性〉の観点から紹介します。生ライチの安全な食べ方や、味わい・食感なども冷凍ライチと比較して紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 生ライチって危ないって本当?
  2. 生ライチが危ないと言われる理由
  3. ①寄生虫がいる可能性がある
  4. ②未熟なライチに含まれる毒による死亡事故があったため
  5. 生ライチを安全に食べるには?
  6. ①しっかり洗う
  7. ②食べ過ぎない
  8. 生ライチは冷凍ライチと比べて何が違うの?
  9. 生ライチの味わい・食感や香り
  10. 生ライチを食べてみよう

生ライチって危ないって本当?

生ライチは香り高く強い甘味が人気で、今では飲料などに使われたりと用途は多岐に渡っています。しかしそんな生ライチは、危険だという話があります。ここでは、生ライチが危ないと言われる理由や安全に食べる方法を説明します。

生ライチが危ないと言われる理由

生ライチは、独特な食感と香り、そして強い甘味が特徴的な果物です。そんな生ライチには毒性があり、食べるのは危険だと一部で言われています。ここでは、どんなところが危ないのか、生ライチが危ないと言われる理由を具体的に説明します。

①寄生虫がいる可能性がある

冷凍のものだと新鮮なものを使用しているためまず問題ありませんが、生ライチを食べる際は寄生虫が入っている危険性があるため、注意しましょう。しかし寄生虫が万が一入っていたとしても、アニサキスのように食中毒を起こすまでの危険性はないため、そこまで神経質になる必要はありません。

②未熟なライチに含まれる毒による死亡事故があったため

2013年にインドの北東部にある地方の村で、15歳以下の多くの子供たちが脳障害を起こし、半数以下の子供たちが命を落とす死亡事故が起こりました。その死亡した子供たちの大半に共通点があり、低血糖を起こしていたこと、当時ライチの果実園で遊んでいたことの2点です。

これらの共通点から当時子供達が落ちていた未熟な生ライチを食べたことで、生ライチに含まれる成分のヒポグリシンが血糖値の異常を引き起こしたという原因が発覚しました。しかしこの生ライチによる死亡事故はインドの限られた地方でのみ起こっており、生ライチの輸出先では起こっていません。

インドは貧困層が多く、食事が十分に摂れていないという傾向にあります。そんな空腹の中で生ライチを食べたところ、血糖値の異常をきたしたという、インド特有の事情があります。そのため食事が十分に摂れている国では起こっていないというのが現状で、過度に不安を覚える必要はありません。(※1)

生ライチを安全に食べるには?

生ライチが危ないと言われる理由を説明しましたが、安全に食べられる方法はあるのでしょうか。ここでは、生ライチを安全に食べる方法を詳しく紹介します。

①しっかり洗う

生ライチは傷みやすく、基本的に農薬を使用しているため、寄生虫がいる可能性は低いです。一方で、無農薬で作られたライチには、寄生虫がいる可能性があり危険です。しかし無農薬で作られた生ライチも、食べる前に注意深く洗って寄生虫を除去するよう心がけることで、安全に食べることが出来ます。

②食べ過ぎない

生ライチはトロピカルフルーツの仲間であり、トロピカルフルーツは体を冷やす作用があります。食べ過ぎると風邪を引いたときのような症状が出る危険性があるため、注意が必要です。下痢や脱力感などの症状が出て、いわゆるライチ病と言われています。 このライチ病が深刻な状態になると、低血糖症という症状を引き起こし危険です。具体的には痙攣や血圧の低下などが起こり、危ない状態になります。

生ライチは冷凍ライチと比べて何が違うの?

日本で見かけるライチは一般的に冷凍ライチで販売されていますが、海外では生ライチが一般的です。生ライチは冷凍ライチと比べて、何か違いがあるのでしょうか。ここでは生ライチの味わい、食感や香りについて説明します。

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