妊娠中クリームチーズを食べてしまっても大丈夫!理由や注意すべき種類も紹介!
クリームチーズは妊娠中に食べても平気か知っていますか?今回は、〈キリ・パスチー・フィラデルフィア〉などのクリームチーズを妊娠中に食べて平気かを、ナチュラルチーズなどクリームチーズ以外にNGなチーズ例とともに紹介します。チーズを妊娠中に食べてしまった場合の対処法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
①外国産の輸入クリームチーズ
ここまでクリームチーズは妊娠中でも食べられると紹介しましたが、外国産の輸入クリームチーズの場合は注意が必要です。国産のクリームチーズは加熱殺菌した原料乳を使用することが義務付けられていますが、外国では加熱殺菌されていない原料乳を使用している場合もあります。
実際に、欧米ではナチュラルチーズが原因のリステリア菌感染による集団食中毒が発生していることから、ナチュラルチーズに分類されるクリームチーズにも危険性はあります。そのため、妊娠中は特に輸入品のクリームチーズを生で食べないようにしたほうが無難です。
②ナチュラルチーズ
チーズはナチュラルチーズとプロセスチーズに分けることができますが、妊婦はナチュラルチーズは食べない方が良いとされています。ナチュラルチーズには以下の種類があります。
・モッツァレラ
・カマンベール
・ウォッシュチーズ
・シェーブルチーズ
・ゴルゴンゾーラ
・ゴーダチーズ
・チェダーチーズ
・パルミジャーノ・レッジャーノ
ナチュラルチーズは乳を固めて発酵熟成させたもので、菌が生きた状態のまま販売されています。一方のプロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して溶かして化剤を加えて型に詰めて固めたものなので、加熱によって菌は死滅しています。
ナチュラルチーズに必ずしもリステリア菌が含まれているわけではありませんが、リステリア菌への感染の可能性が全くないわけではないので妊婦は注意が必要です。ただし、国産のナチュラルチーズであれば、クリームチーズと同様に殺菌された原料乳を使用しているので妊娠中に食べても問題ないでしょう。
(*ナチュラルチーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③加熱用チーズ
チーズの中には加熱用チーズと表示されているものもありますが、このチーズは製造過程での加熱が不十分なので、加熱せずに食べるとリステリア菌などに感染するリスクがあります。メーカー側も加熱調理することを前提としており、パッケージにも「加熱してお召し上がりください」「要加熱」などと記載されているので、必ず加熱してから食べるようにしましょう。
チーズを妊娠中に食べてしまったらどうする?
チーズはその種類によっては妊娠中に食べると危険だと分かりましたが、万が一妊娠中に食べてしまった場合はどうしたら良いのでしょうか。ここでは食べてはいけないチーズを妊婦が食べてしまった際の対応について解説します。
妊婦検診で医師に相談しよう
妊娠中にチーズを食べてしまった場合は、まずは妊婦検診で医師に相談することをおすすめします。妊娠中にチーズを食べてしまったとしても、数日経っても体調に異変がないのであればそれほど心配はありません。ただし、背中の痛みや悪寒などの異常が現れた場合は食中毒を発症した可能性があるので、妊婦検診の日程に関わらずすぐに病院を受診しましょう。
クリームチーズは国産なら妊娠中に食べてもOK
クリームチーズは、国産であれば妊娠中に食べても問題ないことが分かりました。ただし、国内には輸入品のクリームチーズも出回っているので、産地表示をしっかりと確認して購入するようにして下さい。