ピーマンにアレルギーはある?症状や対処法は?検査できるかも紹介!

ピーマンアレルギーは存在するのか知っていますか?今回は、ピーマンアレルギーはあるのかや、<胸焼け・胃痛・腹痛・皮膚の異常・吐き気・嘔吐>などの症状や検査できるのかを紹介します。ピーマンは赤ちゃんに与えてもアレルギーの心配はないのかも参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. ピーマンアレルギーは存在するの?
  2. ピーマンアレルギーの症状は?
  3. ピーマンアレルギーの対処方法は?
  4. ピーマンは離乳食として赤ちゃんに与えても大丈夫?アレルギーの可能性は?
  5. ピーマンアレルギーの可能性はある

ピーマンアレルギーは存在するの?

果物や穀物などの食物アレルギーはよく知られていますが、野菜がアレルギーの発症となることもあります。しかし、ピーマンで食物アレルギーを引き起こすことがあるのでしょうか。医療の公式サイトを基にして説明していきます。(※1)

ピーマンアレルギーの可能性はある

ナス科の野菜であるピーマンもアレルギーの原因になることがあります。一般的に食物アレルギーと言われるのは食べてすぐに反応が出る即時型タイプですが、反応が出るまでに数時間から数日かかる遅延型タイプの食物アレルギーも存在します。ピーマンが引き起こすアレルギーは遅延型である場合が多く、気が付きにくいのが特徴です。

遅延型のアレルギーは症状が出るまでに時間がかかるので、原因に食物が関わっていることに気づかす何年も苦しんでいる人もいます。遅延型アレルギーは摂取頻度の高い食物が原因であることが多く、その食品を食べるのを止めて症状が治まることもあります。

検査で分かる項目 野菜類・藻類
寒天、わかめ、アスパラガス、ナス、ビート(てんさい)、ブロッコリー、ニンジン、カリフラワー、セロリ、キャベツ、キュウリ、ニンニク、ショウガ、昆布、リーキ(西洋ネギ)、レタス、もやし、マッシュルーム、オリーブ、タマネギ、ピーマン(ミックス)、ジャガイモ、かぼちゃ、ラディッシュ、ほうれん草、サツマイモ、トマト、カブ

ピーマンが口腔アレルギーの原因の可能性も

ピーマンが口腔アレルギーの原因になる可能性もあります。口腔アレルギー症候群は果物や野菜、ナッツ類を食べた後に口の中や喉の奥が痒くなったり腫れたりする症状が出ます。バラ科やウリ科の果物や野菜が原因で口腔アレルギーを発症してしまうと、科が違ってもアレルギーを起こすことがあり、ピーマンも原因になるという報告があるのです。

シラカバなどのカバノキ科の花粉が口腔アレルギーと関連があると考えられており、花粉アレルギーの治療をすることで口腔アレルギー症候群症状が軽くなることがあるようです。またピーマンはリンゴやサクランボと共通のアレルゲンを持っているので、関連して注意するとよいでしょう。(※2)

例えば、シラカバの花粉と共通抗原をもつセロリ、パセリ、ニンジン、モモ、ナシ、ジャガイモなどでは、そのうちの1つにアレルギーを起こすと、他の果物・野菜でもアレルギーを起こす可能性があります。同じ現象は、サクランボ、リンゴ、ピーマンのグループ、モモ、リンゴ、ナシ、大豆のグループ、パパイヤ、パイナップル、大豆、イチジク、キウイのグループでもみられます。

口腔アレルギー症候群

ピーマンアレルギーの症状は?

ピーマンアレルギーの症状にはどのようなものがあるのでしょうか。ピーマンアレルギーは遅延型である場合もあり、症状もさまざまです。アレルギーを特定するのは難しいので症状を知っておくことは大切です。

・口内や喉の痒み、腫れ
・皮膚反応
・胸焼け
・胃痛
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・吐き気

ピーマンアレルギーは人によって症状が異なりますが胃痛や下痢、嘔吐など消化器系の症状が多く、主に腸が弱ることで起こるとされています。また口や喉が痒くなったり、腫れたりする口腔アレルギーの症状が出ることもあります。症状が出るまでに時間がかかり、症状が出る部位や器官も人によって異なるようです。

一般的な食物アレルギーはかゆみやじんましん、呼吸器症状、腹痛や下痢などの消化器症状が主ですが、ピーマンアレルギーはそれらに加え、頭痛やめまいなどの頭部症状、メンタル面、過敏性腸症候群、倦怠感、体調不良などの症状にも現れることもあります。

ピーマンアレルギーの対処方法は?

ピーマンアレルギーであるかどうかどのように調べたらいいのか、もしピーマンアレルギーの症状が重い場合はどうしたらいいのか解説します。

①医療機関でアレルギー検査を受ける

ピーマンアレルギーの疑いがある場合は、医療機関でアレルギーの検査を受けることができます。即時型のアレルギー検査はIgE抗体アレルギー検査を行いますが、遅延型の場合はIgGやIgA抗体アレルギー検査を行います。この遅延型の検査は国内では行われておらず、外国に検査依頼を出すため、検査を行えるかどうか医療機関に問い合わせてください。

遅延型アレルギー検査でピーマンが陽性だった場合、3~6か月ピーマンの摂取を完全に断ち、免疫反応を鎮静化させます。免疫反応が下がれば少量摂取を行い、チェックを繰り返すことでピーマンをまた食べることができるようになる可能性もあります。もし検査で陽性だったとしても、二度とピーマンを食べられないというわけではないようです。(※3)

②症状が重い場合はすぐに医療機関へ

呼吸困難や喉の腫れなど重い症状が出た場合は、アナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー反応かもしれないので、すぐに医療機関に受診してください。重症の場合には、血圧低下、意識喪失など命に関わるケースもあります。

遅延型アレルギーの場合は重篤な症状になるケースは少ないですが、可能性はゼロではありません。大人になってからアレルギーを発症することもあります。ピーマンが原因で重い症状が出ることは稀かもしれませんが、少しでも気になる症状があれば医師に相談してください。(※4)

関連する記事