妊婦は焼肉NG?ハラミは?食べてしまった時の対処法も紹介!

妊婦(妊娠中)は焼肉を食べても大丈夫か知っていますか?食べ放題など食べたい時がありますよね。今回は、妊婦が焼肉を食べる際の<食べ過ぎない・トングの使い方・生焼け&レアで食べない>などの注意点や、<下痢&胃もたれ・太る・トキソプラズマの食あたり・煙>などの懸念点を紹介します。妊婦が焼肉を食べてしまった・食べすぎた場合の対処法、<ハラミ・タン・ホルモン>などの部位におすすめはあるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 妊婦は焼肉を食べてもいいの?
  2. 妊娠中の焼肉は食べ方に気をつければ大丈夫
  3. 妊婦が焼肉を食べると陣痛がくるとのジンクスは都市伝説
  4. 妊婦が焼肉を食べる際の懸念点は?
  5. ①リステリア菌による食中毒
  6. ②トキソプラズマによる食中毒
  7. ③食べ過ぎで太る・下痢や胃もたれなどの体調不良
  8. ④レバーに含まれるビタミンAが胎児の形態異常につながる可能性
  9. 焼肉の煙に関して神経質になる必要はない
  10. 妊婦や妊娠中に焼肉を食べる場合の注意点は?
  11. ①お肉の中まで加熱する・生焼けやレアで食べない
  12. ②トング・箸は生肉用と焼肉用で分ける
  13. ③自宅で作る場合は調理器具の消毒を徹底する
  14. ④副菜を取り入れて栄養バランスを整える
  15. ⑤脂身の少ない赤身の部位を食べるのがおすすめ
  16. 焼肉は注意点を守れば妊婦に良い効果もある
  17. 妊婦が焼肉を生焼けで食べてしまった・食べすぎた場合の対処法は?
  18. 心配な場合は病院に行くのが安心
  19. 妊婦が焼肉以外にも妊娠中に気を付ける食べ物は?
  20. 妊婦や妊娠中の焼肉は食べ方に気をつけよう

妊婦は焼肉を食べてもいいの?

妊娠中の女性にはお腹の赤ちゃんの健康を守るために、避けた方が良い食べ物がいくつもあります。焼肉も食べない方が良いのかと、悩む妊婦さんもいそうです。ここでは、妊娠中の女性が焼肉を食べて問題ないかを説明します。

妊娠中の焼肉は食べ方に気をつければ大丈夫

妊娠中の女性は焼肉の食べ方にさえ気をつければ、食べても問題ありません。詳細は後述しますが肉の部位や焼き方、食べる量に配慮すれば焼肉を食べても問題ないのです。ハラミやタンなどを食べたいと思った時には、後述する焼き方を守って食べるとよいでしょう。

妊婦が焼肉を食べると陣痛がくるとのジンクスは都市伝説

妊婦のかたが焼肉を食べると陣痛がくるとのジンクスがあるようですが、これは都市伝説です。妊娠中の女性が焼肉を食べて産気づくとの噂には、科学的根拠がありません。出産後に赤ちゃんを連れて焼肉を楽しむのは難しいので、妊娠中に味わっておくのはおすすめです。

妊婦が焼肉を食べる際の懸念点は?

妊娠中の女性が焼肉を食べたことで、食あたりになることも珍しくありません。妊娠中は免疫力が下がるうえ、妊娠前と同じように焼肉を食べると体に負担がかかります。ここでは、妊婦のかたが焼肉を食べる際の注意点について詳述します。

①リステリア菌による食中毒

妊娠中の女性が焼肉を食べてリステリア菌に感染すると、以下のような食中毒症状があらわれます。

・発熱
・頭痛
・嘔吐
・悪寒
・背中の痛み

初期症状はインフルエンザに似ており、時間の経過とともに重症化する特徴があります。妊娠中の女性がリステリア菌に感染すると、赤ちゃんを死産する確率が上がってしまうのです。またリステリア菌は胎盤を通じて胎児にも感染するため、出産後に新生児リステリア感染症による肺炎や敗血症、髄膜炎などを起こすケースもみられます。

赤ちゃんが新生児リステリア症を発症すると神経学的な後遺症が残るリスクが高いほか、最悪のケースでは死亡に至るので要注意です。(※2)

リステリアによる食中毒

②トキソプラズマによる食中毒

妊婦が焼肉を食べてトキソプラズマに感染すると、以下のような食中毒症状があらわれます。

・微熱
・リンパ節の腫れ
・体調不良

妊婦のかたはトキソプラズマに感染すると重症化しやすく、流産や死産するリスクが上がります。また胎盤を通じて赤ちゃんに感染し、先天性トキソプラズマ症を発症するケースも少なくありません。先天性トキソプラズマ症になった赤ちゃんは水頭症や視力障害、脳内石灰化、精神運動機能障害が起こる可能性が高いです。(※3)

③食べ過ぎで太る・下痢や胃もたれなどの体調不良

焼肉食べ放題の店に行くといつもより食べ過ぎることが多いですが、妊娠中は太ったり下痢をしたり、胃もたれが起こるなどの体調不良につながりやすいので注意が必要です。中でも妊娠初期の女性はプロゲステロンと呼ばれる女性ホルモンの作用により、消化能力が低下しています。

また妊娠後期になると膨らんだ子宮が胃腸を圧迫し、胃もたれが起こりやすいので食べ過ぎは要注意なのです。さらにホルモンをはじめ肉の部位によっては、脂の量が多いものも少なくありません。脂の摂り過ぎは妊婦のかたにはよくないので、体調不良を避ける意味でも脂質とカロリーが低い部位を選びましょう。(※4)

④レバーに含まれるビタミンAが胎児の形態異常につながる可能性

妊娠中に焼肉を食べる際には、レバーに含まれる動物性ビタミンAが胎児の形態異常につながる可能性を考慮して、量に配慮することが大切です。動物性ビタミンAはレチノールとも呼ばれ、奇形児や先天性異常の原因になるケースがあるのです。

緑黄色野菜に含まれるβカロテンと呼ばれる植物性ビタミンAであれば問題ないので、焼肉ではレバーを避けてにんじんなどを食べることをおすすめします。(※5)

焼肉の煙に関して神経質になる必要はない

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