妊婦はキムチを食べていい?妊娠中はトキソプラズマ感染の危険あり?
妊婦がキムチを食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、妊婦・妊娠中にキムチを食べていいのかを、懸念点や食べる際の注意点とともに紹介します。妊婦がキムチを食べてしまった場合の対処法、〈スープ・チャーハン・鍋〉などレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 妊婦・妊娠中はキムチを食べてもいいの?
- 妊婦・妊娠中でもキムチは食べ方に気をつければ大丈夫
- 妊婦・妊娠中にキムチを食べる際の懸念点は?
- ①塩分過多による妊娠高血圧症候群のリスク
- ②辛さが原因の子宮収縮の可能性
- ③トキソプラズマに感染する恐れ
- 妊婦・妊娠中キムチを食べる場合の注意点は?毎日はNG?
- 妊娠中にキムチを食べる量は1日に200gまで
- 妊婦・妊娠中がキムチを食べてしまった・食べ過ぎた場合の対処法は?
- 心配な場合は病院に行くのが安心
- 妊婦・妊娠中にキムチを食べるメリットもある?
- ①乳酸菌
- ②ビタミンA
- ③ビタミンB
- 妊婦・妊娠中とキムチに関する噂についても調査!
- ①妊娠中にキムチが食べたくなる人がいる?
- ②キムチ好きな妊婦と赤ちゃんの性別は関係している?
- 妊婦・妊娠中でも安心なキムチを使ったレシピを紹介!
- ①キムチスープ鍋
- ②キムチチャーハン
- 妊婦がキムチ以外にも妊娠中に気を付けるべき食べ物は?
- 妊婦・妊娠中のキムチは食べ方に気をつけよう
妊婦・妊娠中はキムチを食べてもいいの?
妊娠中の妊婦は、刺激の強い食品を食べない方が良いとよく聞きますが、果たしてキムチは食べて良いのでしょうか。ここでは、妊婦でもキムチを食べて良いのかについて説明します。
妊婦・妊娠中でもキムチは食べ方に気をつければ大丈夫
キムチは韓国の食事では定番の食品ですが、キムチの中に含まれているビタミンAは妊娠初期に過剰摂取すると、胎児に形態的な異常が見られることがあります。そのため、妊娠中はキムチを大量に食べ過ぎることなく、適量を守って食べれば問題ありません。(※2)
妊婦・妊娠中にキムチを食べる際の懸念点は?
妊娠中の妊婦は適量を守ればキムチを食べても問題ありませんが、食べ過ぎてしまうといくつかの体調不良に陥る可能性があります。ここでは妊娠中にキムチを食べる際の懸念点を紹介します。
①塩分過多による妊娠高血圧症候群のリスク
キムチには塩分が多く含まれており、妊婦は塩分の過剰摂取によって妊娠高血圧症候群を患う可能性があります。この病気には、主に以下のような症状が見られます。
・目がチカチカする
・重度のむくみ
・頭痛
・吐き気
・お腹上部の痛み
・1週間で体重が1㎏以上増える
妊娠高血圧症候群は、塩分の過剰摂取を始めとした妊娠中の食生活が原因で引き起こされる病気で、これらの症状が発症したら早急に病院で診察を受けてください。放置しておくと赤ちゃんの発育が止まってしまったり、赤ちゃんに上手く酸素が届かなかったり、赤ちゃんの状態が悪化したりする可能性がゼロではありません。(※3)
②辛さが原因の子宮収縮の可能性
キムチを作る際に大量に使われる唐辛子には、カプサイシン多く含まれています。このカプサイシンは刺激が非常に強いため、胃腸を傷つけてしまう可能性があります。その結果、消化不良を引き起こしてしまい、腹痛や下痢になることが珍しくありません。
さらに、下痢を繰り返すことによって、子宮収縮を患うこともあります。子宮収縮は早産に繋がる可能性があるため、お腹に張りを感じたら1度検査を受けましょう。(※4)
(*妊娠中の辛いものについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③トキソプラズマに感染する恐れ
キムチの中でも家庭で手作りされたものを食べると、トキソプラズマに感染する恐れがあります。トキソプラズマとは猫の排泄物や生肉などに含まれている原虫のことで、この原虫による感染症を患うと流産になる可能性があります。
とはいえスーパーなどで販売されているキムチにトキソプラズマが混入している可能性はほぼありませんが、自宅で手作りする場合や猫を飼っている家庭は注意が必要です。(※5)
妊婦・妊娠中キムチを食べる場合の注意点は?毎日はNG?
キムチは適切な量を守れば食べても問題ありませんが、果たして毎日食べても大丈夫なのでしょうか。ここでは、妊娠中にキムチを食べる場合の注意点を紹介します。