妊婦はキムチを食べていい?妊娠中はトキソプラズマ感染の危険あり?
妊婦がキムチを食べても大丈夫なのでしょうか?今回は、妊婦・妊娠中にキムチを食べていいのかを、懸念点や食べる際の注意点とともに紹介します。妊婦がキムチを食べてしまった場合の対処法、〈スープ・チャーハン・鍋〉などレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 妊婦・妊娠中はキムチを食べてもいいの?
- 妊婦・妊娠中でもキムチは食べ方に気をつければ大丈夫
- 妊婦・妊娠中にキムチを食べる際の懸念点は?
- ①塩分過多による妊娠高血圧症候群のリスク
- ②辛さが原因の子宮収縮の可能性
- ③トキソプラズマに感染する恐れ
- 妊婦・妊娠中キムチを食べる場合の注意点は?毎日はNG?
- 妊娠中にキムチを食べる量は1日に200gまで
- 妊婦・妊娠中がキムチを食べてしまった・食べ過ぎた場合の対処法は?
- 心配な場合は病院に行くのが安心
- 妊婦・妊娠中にキムチを食べるメリットもある?
- ①乳酸菌
- ②ビタミンA
- ③ビタミンB
- 妊婦・妊娠中とキムチに関する噂についても調査!
- ①妊娠中にキムチが食べたくなる人がいる?
- ②キムチ好きな妊婦と赤ちゃんの性別は関係している?
- 妊婦・妊娠中でも安心なキムチを使ったレシピを紹介!
- ①キムチスープ鍋
- ②キムチチャーハン
- 妊婦がキムチ以外にも妊娠中に気を付けるべき食べ物は?
- 妊婦・妊娠中のキムチは食べ方に気をつけよう
成人女性が推奨されている1日の塩分摂取量は、約7gです。キムチは約200gに対して、塩分が約7g含まれているため、200g以上摂取は控えましょう。ちなみにキムチを小皿に普通に盛ると約40gなので、キムチ鍋などの大量にキムチを摂取する料理はおすすめできません。
毎日連続で大量に食べることが無ければ、毎日キムチを食べても問題はありませんが、他の料理との塩分バランスを考える必要があります。(※6)
妊婦・妊娠中がキムチを食べてしまった・食べ過ぎた場合の対処法は?
妊娠中の方の中には、キムチを食べ過ぎると体調が悪くなることを知らずに、食べ過ぎてしまったという人もいます。ここでは、そのような時にどのような対処をすれば良いのか紹介します。
心配な場合は病院に行くのが安心
1番おすすめなのは、少しでも体調に異常を感じたら病院で診てもらうことです。妊婦の体調不良は胎児の健康状態にも繋がるため、酷い頭痛や吐き気、お腹の張りなどを感じたら早急に受診しましょう。
妊婦・妊娠中にキムチを食べるメリットもある?
妊娠中にキムチを食べるのは悪いことだけではなく、良い効能をもたらすことも少なくありません。
【キムチを食べることで得られる栄養素】
・乳酸菌
・ビタミンA
・ビタミンB
キムチを食べることで得られるこれらの栄養素が、妊婦の身体に良い効果を与える可能性があります。ここからは、その効果を栄養素別に紹介します。
①乳酸菌
乳酸菌は発酵食品に多く含まれており、発酵食品であるキムチには乳酸菌が非常に多いです。妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいため、よく便秘になる妊婦が多いですが、乳酸菌を摂取することでお通じを良くすることができます。また乳酸菌には、肌の調子を改善する効果も期待できます。(※7)
②ビタミンA
野菜に含まれているβカロテンは、体内でビタミンAに変化します。ビタミンAは胎児の臓器や皮膚、粘膜などを生成するために必要な栄養素です。体内では必要な分のビタミンAを生成した後、残りのβカロテンは体外に排泄されます。
③ビタミンB
キムチに含まれるビタミンBには、大きく分けるとB1とB2とB6の3種類があります。ビタミンB1には糖質をエネルギーに変える効果があり、ビタミンB2にはタンパク質の代謝を促し、成長を促進させるのに効果的です。そしてビタミンB6にはタンパク質を生成する働きがあるため、胎児の丈夫で健康な身体づくりの手助けになると言えます。(※8、9)
(*キムチの栄養価について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
妊婦・妊娠中とキムチに関する噂についても調査!
妊婦とキムチの関係性については、さまざまな噂も存在します。ここでは世間で噂されている事柄について調査してみましたので、その結果を紹介します。