人参アレルギーの症状は?大人でも蕁麻疹・下痢になるって本当?
人参アレルギーに大人でもなる可能性があると知っていますか?今回は、〈皮膚炎・下痢・蕁麻疹〉など人参アレルギーの症状を、大人でもなるかや、原因とともに紹介します。人参アレルギーの症状が出た場合の対処法やおさまる時間も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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人参でアレルギーになる可能性はあるって本当?
食物アレルギーは幼少期に発症するとは限らず、大人になってから症状が出るケースもあります。人によってアレルゲンは異なるので、人参アレルギーになる可能性があるかも気になるところです。ここでは、人参アレルギーを発症する可能性について説明します。
大人でも人参アレルギーを発症することもある
幼少期に問題がなくても、大人になってから人参アレルギーを発症する可能性があるので注意が必要です。食物アレルギーには、以下のような種類があります。
・即時性アレルギー
・遅発型アレルギー
即時性アレルギーとはアレルゲンとなる食べ物を食べてから2時間以内に、様々なアレルギー反応が起こるタイプです。即時性アレルギーは急性に分類され、幼少期の子供に多く見られます。アレルギーの原因となる食べ物を食べてすぐに症状が出た場合は、15~30分程度で治まるのが一般的です。
一方の遅発性アレルギーはアレルゲンである食べ物を食べてから症状があらわれるまで、24~48時間かかります。この場合は症状が落ち着くまでにかかる時間には個人差があるので、長引くようなら病院で診察を受ける方が安心でしょう。
口腔アレルギー症候群の可能性もある
近年増えているのが口腔アレルギー症候群で、アレルゲンである食べ物が口腔の粘膜から吸収されることで、口の中や喉にかゆみや腫れなどの反応が起こるものです。口腔アレルギー症候群は花粉症と関わりが深いといわれており、白樺やヨモギアレルギーの人は人参に反応しやすいと言われています。
アレルゲンは熱に不安定であり生で食べると症状が出やすく、加熱すれば食べられることも多いようです。赤ちゃんの離乳食として人参を使用する場合は、よく火を通して少量からスタートしましょう。
人参アレルギーになりやすい人の特徴
以下の人は人参アレルギーになりやすいので、要注意です。
・親がアレルギー体質である
・花粉症である
・アトピー性皮膚炎である
上記の特徴がある人は人参に限らず、食物アレルギー反応が起こりやすいと考えられます。人参は加熱するとアレルギー反応が出にくくなりますが、継続的に食べ続けると発症リスクが高まります。また調理の際に人参に触ることで皮膚からアレルゲンを吸収し、アレルギーを発症するケースもあるので注意が必要です。
人参アレルギーが悪化した場合の症状は?
食べるだけでなく皮膚からアレルゲンを吸収しアレルギー反応が出ることもあり、気づかないうちに症状を悪化させるケースも見られます。ここでは人参アレルギーが悪化した場合の症状を、具体的に説明します。
①皮膚の赤み・蕁麻疹
人参を食べたり触ったりした後で皮膚が赤くなる、あるいは蕁麻疹が出た時はアレルギー反応と考えられます。皮膚の赤みから痒み、湿疹もしくは蕁麻疹と段階的に進むケースもあるようです。中には皮膚が腫れたり、灼熱感に見舞われたりする人もいます。人参に限らず食物アレルギーに、最も多く見られるのが皮膚症状です。
②腹痛・嘔吐
人参を食べて時間が経過してから、腹痛や嘔吐の症状があらわれるのもアレルギー症状の1つです。人参が腸で消化吸収されることで、アレルギー反応が起こります。下痢も伴うこともあり、治まらないようなら脱水症状を避けるためにも病院を受診しましょう。
③目の充血・喉の違和感
人参を食べた後で、目の充血や喉の違和感に見舞われることもあります。アレルゲンである人参が吸収されることで、粘膜に反応が起こります。そのため口内かゆみやイガイガした感じが、同時に起こるケースも少なくないようです。