どぶろくの自家製は違法?作り方を基本・法律を守る方法別に紹介!
どぶろくの作り方を知っていますか?そもそも自家製することは違法なのでしょうか?今回は、どぶろくの自家製は違法なのか・法律に違反しないで作る方法はあるのかを、〈温度・冬・ヨーグルティア・発泡・酵母・甘い〉などどぶろくの作り方のポイントや〈酒粕・米麹・イースト〉など材料とともに紹介します。どぶろくを自家製できない人向けのどぶろく風ドリンクの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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目次
どぶろくの作り方は?そもそも自家製は違法?
どぶろくは簡単に自家製できると言われているお酒ですが、どのように作るのでしょうか。日本では酒税法と呼ばれる法律があり、違法性がないのかどうかも気になります。まずはじめに、どぶろくを自家製する場合の違法性について説明します。
どぶろくを自家製する場合は酒類製造免許がないと違法
どぶろくを自家製する場合、酒類製造免許がないと作れません。日本の法律には酒税法があり、アルコール度数1%以上のお酒を作ることは法律で禁止されています。個人で飲む理由で自家製のどぶろくを作ると密造とされ、懲役10年または100万円以下の罰金の対象となるので注意しましょう。
どぶろくは「濁酒」とも書き、米を酵母で発酵させることでアルコールが発生するお酒のことで、日本酒のように濾さずにそのまま飲むものを指します。とろみがある飲み口のお酒で、日本酒を作る酒蔵でも販売されているものの数が少ないことから自宅で作る人もいるようですが、酒類製造免許を持たない人は真似しないでください。
どぶろくは海外で自家製する分には問題ない
自家製のどぶろくは日本で作ると違法性があり、罰金の対象となりますが、海外で作る分には問題ありません。米麹や酵母などの材料は必要となりますが、簡単に作れるので海外に住んでいるなら作ってみると良いでしょう。
日本でどぶろくを飲む場合は日本酒を作っている酒蔵か、どぶろく特区と呼ばれる酒類製造免許を取得した地域で購入する必要があります。しかし、後ほど紹介するどぶろく風ドリンクと呼ばれる違法性のないレシピで、どぶろくのような味わいを楽しむこともできます。
どぶろくの美味しい作り方のコツは?温度が重要?
出典: @nakaji_minami
日本酒であるどぶろくは、自家製のものは違法になるようですが、どぶろくの作り方はどのようにするのでしょうか。海外に住んでいる場合は違法性はなく、簡単に作れるので日本酒に近いお酒が飲みたい場合などに挑戦してみましょう。
①最低限必要な材料
基本的などぶろくの、必要最低限の材料は以下になります。
・米
・米麹
・水
米麹は自家製で作ることができるうえに、寒い季節には甘酒を作るためにスーパーなどで販売されることもあり、簡単に入手できます。レシピによってはパンやワインを作る時に使用するドライイーストを使うことがありますが、イーストなしでも作れるようです。
②どぶろくを作る時の温度・容器選び
どぶろくを作るときは温度が重要とされており、25度前後が酵母が活発化すると言われています。冬にどぶろくを作ると寒くて酵母が発酵せず、夏なら容器の中が40度を超えることで酵母は死滅してしまいます。安定した温度で作りたい場合は、ヨーグルティアなどのヨーグルトメーカーを利用するのが良いでしょう。
ヨーグルトメーカーは設定温度が30度程度で安定するため、どぶろくを作るには適温と言えます。どぶろくを作る時の容器は、蓋つきの清潔な瓶が適しています。しかし発酵させている間は酵母が呼吸できず死滅してしまうほか、炭酸ガスにより爆発してしまう危険があるため、作り方には注意が必要です。
③どぶろくを混ぜる頻度
どぶろくを作ってから3日間は1日に1回の頻度でかき混ぜる必要があり、混ぜることで酵母が全体に行き渡り、発酵しやすくなります。酵母が発酵を進めることで、小さな泡が出始めますが、1日1回かき混ぜても酵母の動きがなく発酵しないようなら、1日に3回から5回ほどかき混ぜて発酵を促すと良いでしょう。
それでも発酵しない場合は、ドライイーストを加えてイーストの力で発酵させます。発酵が始まったら、作り方にもよりますが、おおよそ2週間程度でどぶろくが完成します。
④水の選び方・甘口・辛口を作るコツ
どぶろくは1日1回味が変わるとされており、飲むまでの時間が開くほど酵母が発酵してアルコール度数が高くなり、辛くなっていきます。そのためアルコール度数が低く甘いどぶろくが飲みたい場合は、できるだけ早めに飲む始めるようにしてください。
また、どぶろくを作る際の水の量が多いほど、辛味の強い味わいになります。海外でどぶろくを作る場合、水質が硬水の場合はうまく酵母が発酵せずアルコールが発生しにくくなるので、軟水のミネラルウォーターを利用して作るようにしましょう。