かんぴょう巻きとは?関西では食べない?中身のレシピやカロリーを紹介!
かんぴょう巻きを知っていますか?別名「鉄砲巻き」と呼ばれるかんぴょう巻きの由来・歴史が気になりますよね。今回は〈歴史&由来・中身&材料〉などかんぴょう巻きとは何かを、レシピや関西で食べられない理由とともに紹介します。かんぴょう巻きのカロリーやかんぴょうが余った場合のアレンジレシピを紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- かんぴょう巻きとは?中身・具材は何が入っている?
- かんぴょう巻きは別名「鉄砲巻き」と呼ばれる寿司
- かんぴょう巻きの歴史・由来
- かんぴょう巻きが関西で食べられない理由
- かんぴょう巻きの食べ方・マナー
- かんぴょう巻きのカロリー・糖質は?高い?
- かんぴょう巻きのカロリー・糖質
- かんぴょう巻きのカロリー・糖質を他の巻き寿司と比較
- かんぴょう巻きのカロリーを消費するために必要なカロリー
- かんぴょう巻きのレシピ・作り方は?
- ①かんぴょう巻きの材料・中身の作り方
- ②かんぴょう巻きの作り方
- 余ったかんぴょうを使ったアレンジレシピを紹介!
- ①ちらし寿司
- ②海山かんぴょう巻き
- かんぴょう巻きは冷凍保存可能?
- かんぴょう巻きは野菜室で保存するのがおすすめ
- かんぴょう巻きの由来・歴史を把握しよう
かんぴょう巻きとは?中身・具材は何が入っている?

かんぴょう巻きとは、どのようなものなのでしょうか。中身・具材は何が入っているのか気になります。ここでは、かんぴょう巻きの歴史・由来やレシピも併せて紹介するので、参考にしてください。
かんぴょう巻きは別名「鉄砲巻き」と呼ばれる寿司
かんぴょう巻きの具材は以下の通りです。
・甘辛く煮たかんぴょう
シンプルなかんぴょう巻きは、その形が鉄砲に似ているといった理由から別名で「鉄砲巻き」とも呼ばれます。また、かんぴょう巻きを「のり巻き」と呼ぶのに対し、ワサビを入れたものを「鉄砲巻き」と区別することもあります。ワサビがきいている様子が鉄砲で撃たれた様子と似ているからといった説もあるようです。
かんぴょう巻きの歴史・由来
巻き寿司は江戸中期の18世紀中ごろが起源とされ、一般に普及したのは18世紀末頃と言われています。大正時代になって屋台などの外売りだけでなく一般家庭にも普及し、祝いの席の定番メニューとして定着していきました。かんぴょう巻きは1837年までには誕生していたと記録が残されています。
かんぴょう巻きが関西で食べられない理由
関西でかんぴょう巻が普及しない理由は太巻きや中巻きが主流で、かんぴょうだけを巻いて食べるという文化が存在しないからです。太巻きや中巻きの具材の一つとしてかんぴょうは使われますが、かんぴょうだけを巻く細巻きは関西では好まれないようです。
かんぴょう巻きの食べ方・マナー
かんぴょう巻を始めとする江戸前の細巻きは、直接手で食べるのが粋だと言われています。しょう油はかんぴょう巻きの片側に一度だけ付けるとよいでしょう。寿司屋でお好みで注文をしたときに、最後に巻き寿司を頼むのが食べ終わりの合図とされています。
厳密なルールではなく好きな順番に食べてよいのですが、粋な注文の仕方の一つとして覚えておくとよいでしょう。
かんぴょう巻きのカロリー・糖質は?高い?
かんぴょう巻きのカロリーや糖質はどのくらいなのでしょうか。かんぴょう巻きのカロリーや糖質、他の巻き寿司との比較、カロリーを消費するために必要なカロリーを紹介するので、かんぴょう巻きを食べるときの参考にしてください。
かんぴょう巻きのカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | 1日のカロリー摂取量に占める割合 | |
かんぴょう巻き(1本130g) | 183kcal | 38.2g | 8% |
【かんぴょう巻き材料】
・酢飯:100g/160kcal
・かんぴょう煮:25g/16kcal
・焼き海苔:1.5g/3kcal
上記はかんぴょう巻き1本130gのカロリーと糖質のデータです。材料を見るとかんぴょう巻きはご飯が中心の料理なので、糖質はかなり高いです。具材も砂糖やみりんを使ったかんぴょう煮を使うので、カロリー、糖質ともに高めといえます。
かんぴょう巻きのカロリー・糖質を他の巻き寿司と比較
カロリー | 糖質 | |
かんぴょう巻き(100g) | 140kcal | 29.3g |
納豆巻き(100g) | 166kcal | 27.9gg |
いなり寿司(100g) | 162kcal | 21.6g |
鉄火巻き(100g) | 154kcal | 27.4g |
かっぱ巻き(100g) | 131kcal | 27.4g |
上記の表は、かんぴょう巻き100gとその他の巻き寿司100gごとのカロリーと糖質を比較したものです。かんぴょう巻きは、他の巻き寿司よりもカロリーは低めですが、一方で糖質は高めです。手作りする際は、すし飯やかんぴょう煮に使用する砂糖やみりんの分量を控えめにすると、他の巻き寿司と同程度の糖質量に抑えられるでしょう。
かんぴょう巻きのカロリーを消費するために必要なカロリー
運動方法 | 時間 |
ウォーキング | 53分 |
ジョギング | 32分 |
自転車 | 20分 |
ストレッチ | 63分 |
階段登り | 18分 |
掃除機かけ | 45分 |
上記の表は、かんぴょう巻き100gのカロリー140kcalを消費するのに必要な有酸素運動の時間です。ウォーキングやストレッチなど比較的、強度が低いものでは1時間前後の運動が必要となります。かんぴょう巻きはあっさりしているので食べやすいですが、過剰摂取にならないよう注意しましょう。
かんぴょう巻きのレシピ・作り方は?
かんぴょう巻きの具材であるかんぴょうの甘煮のレシピと、かんぴょう巻きの作り方を紹介します。かんぴょう巻きを自宅で作る際の目安にしてください。
①かんぴょう巻きの材料・中身の作り方
かんぴょうを煮る材料と手順は以下の通りです。
【材料】
・かんぴょう…50g
・しょう油…100ml
・みりん…100ml
・酒…100ml
・ザラメ…70g
・塩…少々
【手順】
①乾燥したかんぴょうを水洗いしボウルに入れ10分ほどぬるま湯に浸ける
②水気を絞ったかんぴょうに塩をもみ込み、再び水洗いする
③沸騰したお湯にかんぴょうを入れ、中火でかんぴょうが柔らかくなるまで茹でる
④かんぴょうが冷めたら水気をよく絞り半分に切る
⑤ザラメ、みりん、しょうゆ、酒を鍋に入れ、中火にかけ煮立たせる
⑥かんぴょうを入れ再び煮立たせ、落しぶたをして弱火で汁気がなくなるまで煮詰める
⑦煮汁が少なくなったら煮汁ごと冷まして味をしみ込ませる
ザラメがなければ、上白糖や三温糖で代用することも可能です。材料の塩は、かんぴょうを揉み洗いするときに使います。調味料をよく染み込ませるため、かんぴょうを下茹でした後しっかり絞って水気を取ることがポイントです。調味料の分量は目安と考え、甘さや塩加減は好みで調整してください。
②かんぴょう巻きの作り方
かんぴょう巻きの材料と作り方は以下の通りです。
【材料】
・酢飯…1本に対して約70g
・かんぴょう甘煮
・海苔…市販の1枚を半分
・ワサビ…適宜
【手順】
①巻きすを広げ、半分に切った焼き海苔を横長に置く
②海苔の上の部分を1cmほど空け、酢飯を全体にまんべんなく広げる
③中央よりも少し手前に窪みを作り、かんぴょうの甘煮を並べる
④手前から巻きすごと持ち上げて、押さえるようにしながら奥まで巻く
⑤巻きすの上から手で押さえて形を整え、そのまま5分ほど置いてなじませる
⑥巻きすを外し、食べやすい長さに切る
慣れないうちは酢飯を少な目にして、かんぴょうは3本くらいを目安にして巻いてみましょう。酢飯を広げたら、真ん中にかんぴょうを収めるように窪みを作るのがきれいに巻くコツです。ワサビはかんぴょうの甘さとの相性がとても良いので、試してみてください。
余ったかんぴょうを使ったアレンジレシピを紹介!
余ったかんぴょうにアレンジを加えることで、最後までおいしく楽しむことができます。ここでは余ったかんぴょうを使ったアレンジレシピを2つ紹介するので、ぜひ作ってみてください。
①ちらし寿司
蓮根の甘酢煮とかんぴょうの甘煮としいたけなどを混ぜた、彩り鮮やかなちらし寿司です。かんぴょうの甘さが良いアクセントになっており、好みでワサビじょう油を添えましょう。
②海山かんぴょう巻き
きゅうりや干し柿、カニカマ、スルメをかんぴょうで巻いた箸休めにもなる一品です。余ったかんぴょうで作れるお洒落な一口サイズの小さなおかずで、海の幸と山の幸が一度に味わえます。
かんぴょう巻きは冷凍保存可能?
かんぴょう巻きは冷凍保存は可能なのでしょうか。かんぴょう巻きの保存方法と手順を説明するので、かんぴょう巻きが余ってしまったときの参考にしてください。
かんぴょう巻きは野菜室で保存するのがおすすめ
かんぴょう巻きを美味しく保存する方法と手順は以下の通りです。
①かんぴょう巻きをクッキングペーパーで包む
②包んだかんぴょう巻きをジップロックなどの密閉できる袋に入れる
③袋ごと冷蔵庫の野菜室に入れる
かんぴょう巻は冷凍も可能ですが、野菜室での保存がおすすめです。酢飯が固くならないよう、冷蔵庫より温度の高い野菜室で保存しましょう。食べきる目安は翌日までで、食べる前に常温に戻してから切り分けるとおいしく食べられます。
かんぴょう巻きの由来・歴史を把握しよう
かんぴょう巻きは、大正時代になって家庭でも作られるようになり、主に関東地方でお祝いの席の定番メニューとなった巻き寿司です。かんぴょう巻きの作り方や保存方法を参考にして、美味しいかんぴょう巻きをご家庭でぜひ作ってみてください。