牛乳のタンパク質の含有量は多い?筋トレ後のプロテイン代わりになる?
牛乳のタンパク質含有量を知っていますか?多いのでしょうか?今回は、牛乳のタンパク質含有量を、〈100ml・200ml(コップ一杯)・1000ml〉など量別に、豆乳など他の飲み物と比較しつつ紹介します。牛乳のタンパク質の種類や筋トレ後のプロテイン代わりになるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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牛乳に含まれるタンパク質の種類は?
独特の美味しさやまろやかな味わいが特徴の牛乳は、学校や家庭で日常的に親しまれている飲み物です。そんな牛乳に含まれるタンパク質の種類とは、いったい何なのでしょうか。ここでは、牛乳に含まれるタンパク質の種類について詳しく紹介します。
①カゼイン
カゼインは牛乳に含まれるタンパク質のうち、およそ80%を占める成分です。一般的に、乳固形分といわれる成分の主要なものとなっています。カゼインは胃に到達すると胃酸やタンパク質分解酵素のペプシンにより固まってしまいますが、その後はゆっくりと確実に消化されます。
②ラクトフェリン
ラクトフェリンは鉄と結合する糖タンパク質で、貧血の予防や改善に良いとされています。ラクトフェリンは牛乳のほかにも、母乳中や哺乳動物の乳に多く含まれている成分です。また、細菌の増殖を抑えたり免疫力を高めたりするほか、腸内環境を整えるなどの効果もあります。
③カゼインホスホペプチド
カゼインホスホペプチドは、カゼインが消化される過程で生じるタンパク質です。リンタンパク質の一種であることから、カルシウムイオンと結びつきやすい性質があります。このため、小腸下部でのカルシウムの吸収を助ける作用があり、牛乳のカルシウム吸収率が高い要因となっています。
④ホエイプロテイン
ホエイプロテインは、牛乳に含まれるタンパク質のうち、カゼインの次に多い成分で約20%の含有率です。水に溶けやすく消化吸収が速いことから、特に運動する人が摂取するのに良いといわれており、筋肉の合成を高める働きがあります。(※1)
牛乳のタンパク質の含有量はどのくらい?多い?
牛乳はタンパク質を摂取したいときに飲むイメージのある飲み物ですが、その含有量はどのくらいなのでしょうか。ここでは、牛乳のタンパク質含有量はどのくらいなのかや、市販品および他の飲み物と比較した場合に含まれているタンパク質量について詳しく紹介します。
牛乳のタンパク質含有量
分量 | 牛乳 | 低脂肪牛乳 | 特濃牛乳 |
100ml | 3.4g | 3.9g | 3.5g |
200ml(コップ一杯) | 6.7g | 7.8g | 6.9g |
300ml | 10.1g | 11.6g | 10.4g |
400ml | 13.4g | 15.6g | 13.8g |
500ml | 16.8g | 19.4g | 17.3g |
1000ml | 33.6g | 38.8g | 34.3g |
牛乳のタンパク質含有量は上記の通りで、コップ1杯は約200mlとされています。1000mlと大量に飲んだ場合でも、成人が1日に必要なタンパク質量は摂取出来ないため、ほかのさまざまな食品からもタンパク質を摂取するようにしましょう。
また、上記3種類の中では100mlあたりの違いはわずかとはいえ、日常的にタンパク質をしっかり摂取したい人やダイエット中の人には低脂肪牛乳がおすすめです。(※2)
市販の牛乳のタンパク質含有量
100mlあたり | タンパク質含有量 |
森永のおいしい牛乳 | 3.4g |
明治おいしい牛乳 | 3.4g |
おいしい雪印メグミルク牛乳 | 3.3g |
よつ葉牛乳 | 3.5g |
小岩井牛乳 | 3.4g |
大阿蘇牛乳 | 3.4g |
上記のように牛乳はさまざまなメーカーから販売されていますが、タンパク質含有量に大きな差はほとんどありません。また、上記は100mlあたりですがコップ1杯は約200mlのため、牛乳1杯で摂取出来るタンパク質量は約7gであることが分かります。(※3、4、5、6、7、8)