ズッキーニの栄養価・効能は?成分の逃さない調理法やレシピのおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】ズッキーニの栄養はどれほどか知っていますか?今回はズッキーニの栄養と効能や栄養を逃さない調理法のおすすめを紹介します。加熱調理を含めたズッキーニの栄養が取れるレシピも紹介するので、ズッキーニに興味があるけど活かし方が分からない方もチェックしてみてください。
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ズッキーニとは?栄養が少ない野菜?
ズッキーニはスーパーなどで見かける機会も多くなりましたが、どの様な野菜なのでしょうか?栄養が無いと言われる場合もあるズッキーニですが、実際にはどうなのかを見ていきましょう。
かぼちゃの仲間の野菜
ズッキーニは見た目はきゅうりの様ですが、かぼちゃの仲間です。ズッキーニはペポかぼちゃの一種で、初夏から夏にかけて旬を迎えます。かぼちゃは収穫後数か月熟成させますが、ズッキーニはその必要が無いので夏から冬が旬のかぼちゃに比べて少し早めとなります。
高岡由貴
管理栄養士
同じウリ科ではありますが、きゅうりは生でも食べられるのに対して、ズッキーニは加熱して食べます。
水分は多いが栄養素はしっかり含まれている
ズッキーニは水分が多く、カロリーが少ないことから栄養が無いとも言われますが、カリウムやビタミンC、β-カロテンなどの栄養素が含まれています。低カロリーで栄養が摂れるので、ダイエット中の方におすすめしたい食材の一つと言えるでしょう。
ズッキーニの栄養成分・効能
エネルギー | 14kcal |
---|---|
水分 | 94.9g |
タンパク質 | 1.3g |
炭水化物 | 2.8g |
食物繊維 | 1.3g |
上記では、ズッキーニ100gに含まれるカロリーや水分量などを記載しています。100g当たり14kcalと低カロリーで、大半が水分であることが分かります。続いて、カリウムを始めとした栄養成分の含有量をチェックしていきましょう。
※1日の摂取量は成人男性の目安です
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
①カリウム
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
320mg | 2500mg | 13% |
ズッキーニに含まれるカリウムは体内のナトリウムを調節してくれる効能が期待できるので、塩分の摂り過ぎが気になる方にはぴったりの栄養成分です。ナトリウムが体内に多くなると体内の塩分濃度を一定にするために余分に水分を貯めてしまいます。そこでカリウムを摂ることで余分なナトリウムが排出されれば水分も調節され、むくみが解消されるといったメリットもあります。(※2)
②ビタミンC
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
20mg | 100mg | 20% |
ビタミンCはタンパク質の生成に必要不可欠な栄養素であり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。また、抗酸化作用があるので体内が活性酸素によって酸化するのを防ぐ働きがあります。
鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収効率が良くなるので、貧血気味の方はこれらを一緒に摂取することを意識してみてください。ビタミンCは体内で生成できない栄養素なので、意識して摂る様にするのがおすすめです。(※3)
③β-カロテン
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
310μg | 600μg | 52% |