紅生姜の栄養素と効能は?健康に効果あり?牛丼で塩分を取り過ぎる注意点も紹介!
【管理栄養士監修】紅生姜に含まれる栄養素には、何があるか知っていますか?今回は、紅生姜の栄養成分・効能に加え、カロリー・糖質量なども紹介します。塩分など食べる際の注意点や自宅で簡単に出来る紅生姜の作り方も紹介するので、参考にしてみてください。
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紅生姜はどんな食材?牛丼になぜ使う?
普段よく目にする紅生姜とは一体どんな食材なのでしょうか。赤い理由など、ここではそんな疑問を探っていきます。また、牛丼になぜ使うのかという理由も解説していきます。
生姜を赤梅酢に漬けた食材
紅生姜とは、梅酢に赤しその色素を加えた赤梅酢に、生の生姜を漬け込んで作られており、通常は濃いピンク色に着色されます。しかし、私たちが普段目にする紅生姜は、着色料を施しているため、真っ赤な色がほとんどとなっています。
また、似た食材にお寿司屋さんでよく目にするガリがあります。紅生姜との違いは、生姜を薄くスライスし、熱湯に潜らせてから、赤梅酢ではなく甘酢に漬け込みます。そのため、生姜のアントシアニンと、甘酢のクエン酸が反応して、甘くて淡いピンク色の仕上がりとなっています。
竹本友里恵
管理栄養士
紅生姜は梅酢に漬けて作られますが、スーパーなどで売られているものは、クエン酸や食紅・保存料などの食品添加物が付与されています。外食に行くと、常温で紅生姜が置いてあるのを見かけたことがあると思いますが、腐らないのも食品添加物が大量に含まれていまるからです。着色料をとして使用されるタール色素は主に石油を原料として作られ、危険度が高いです。また紅生姜の甘さは合成甘味料が使用されてることが多く、安価でカロリーが低いのが特徴ですが、砂糖の甘さの500倍で発がん性があると言われています。
牛丼・焼きそばと一緒に食べることが多い理由
牛丼や焼きそばは茶色くあまり見映えしない色になっていますが、紅生姜の鮮やかな赤を加えることによって、色の変化を楽しむことが出来ます。また、味のアクセントにもなり、食欲も湧いてきて、飽きることなく食べられまるでしょう。生姜は消化を助けてくれる効果があるので、脂っこい牛丼や焼きそばに必要不可欠な脇役と言っても過言ではありません。
紅生姜のカロリー・糖質
カロリー | 糖質 | |
紅生姜(100g) | 19kcal | 4g |
紅生姜(1食分:10g) | 2kcal | 0.4g |
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています(※1)
紅生姜の原材料である生姜はカロリーなどが低いヘルシーな食材です。紅生姜は生姜を酢で漬けた物なので、カロリーも糖質もとても低く、ダイエット中でも罪悪感無く使う事が出来るでしょう。
紅生姜の栄養素と効果・効能
紅生姜は、果たして料理の脇に添えるだけの、ただのわき役なのでしょうか。ここでは紅生姜の栄養素、効果・効能はどんなものがあるのかを紹介していきます。
①ショウガオール
ショウガオールとは、ジンゲロールを加熱することによって変化した成分で、古くから漢方としても処方されていて、乾燥させることによって発揮する成分となっています。新陳代謝を促進させ、体を温めたりする効果があるので、冷え性の方におすすめです。食べる際は100℃で30分加熱すると効果が増大するそうです。
②ジンゲロン
ジンゲロンとは、ジンゲロールが加熱・乾燥して変化したもので、生姜特有の香りを放つ成分となっています。ジンゲロンには、脂肪燃焼を促進したり、免疫力を高めるため、生活習慣病の予防や健康を維持したい方、そしてダイエットにも効果があります。