数の子の栄養価やカロリー・糖質は?プリン体・塩分など懸念点も解説!
【管理栄養士監修】数の子に含まれる栄養素を知っていますか?今回は、数の子の栄養成分・効能に加え、栄養成分を効率的に摂れる食べ方も紹介します。数の子に含まれる栄養素に加え、その栄養をしっかり摂れるおすすめレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
数の子はどんな食材?
コリコリとした食感が特徴の数の子は、そのまま食べたり松前漬けに使用したりと色々な愉しみ方があります。まずは、数の子の特徴を見てみましょう。
数の子はニシンの卵巣
ニシンの卵巣を、塩漬けなどの工程を経て加工したものを数の子と言います。数が多い事から縁起が良く、お節料理などにも使用されています。近年ではニシンがあまり取れず、ニシンの卵巣である数の子の値段も高くなっています。
(*数の子について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
竹本友里恵
管理栄養士
数の子はニシンという魚のメスの魚卵です。ニシンは昔カド(鰊)、カドの卵は"カドの子"と呼ばれていましたが、徐々になまって”数の子"となりました。数の子の旬は3〜4月でニシンの産卵期にあたります。ニシンは多くの卵を産むことから、数の子は子孫繁栄や子宝の象徴とされ、親(ニシン)から元気な子が生まれ、代々栄えるようにと願いを込めて、おせち料理の定番として親しまれています。国内でのニシンの生産地は北海道ですが、不漁のため輸入品も多くみられます。
数の子のカロリー・糖質は高い?
数の子は食感がよく食べ過ぎてしまうことも多いですが、カロリーなどはどうなっているのでしょうか?数の子のカロリーや糖質について、他の食べ物と比較しながら説明します。
数の子(100g)のカロリー・糖質をいくら・うにと比較
カロリー | 糖質 | |
数の子 | 89kcal | 0.6g |
いくら | 272kcal | 0.2g |
うに | 120kcal | 3.3g |
魚卵の数の子と、人気の食材であるうに・いくらとを比較してみましょう。数の子はうに・いくらと比べると比較的低カロリーで、ダイエット中でも愉しみやすい食材と言えるでしょう。また、糖質量もいくらよりは多いですが、うにの3.3gと比較するとかなり低い数値と言えます。糖質制限中でも、食べ過ぎに注意すれば数の子を愉しむ事が出来そうです。
数の子の栄養素と効能は?ダイエット効果あり?
カロリー | 89kcal |
---|---|
タンパク質 | 15g |
糖質 | 0.6g |
脂質 | 3g |
※1日の摂取量は成人男性の目安です。
※含有量は日本食品標準成分表を参照しています。(※1)
上記は、数の子100g当たりのカロリーなどをまとめたものです。続いて、数の子に含まれるDHAやEPAといった栄養素に期待出来るダイエット効果について見ていきましょう。
①ビタミンD
含有量(100g) | 1日の摂取量の目安 | 1日の摂取量に占める割合 |
17μg | 5.5μg | 309% |