銀杏の食べ過ぎで中毒症状に?最悪死亡する?対処法や何個まで大丈夫なのか紹介!
【管理栄養士監修】銀杏を食べ過ぎると中毒症状がでる場合があると知っていますか?秋の味覚としてつい食べ過ぎてしまうこともあるかもしれません。今回は、銀杏の食べ過ぎは何個からか、致死量はあるのかや、中毒症状の例などを紹介します。銀杏を食べ過ぎた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
子供の場合は体が小さく中毒症状を起こしやすいので7~150個が目安です。かなり幅がありますが、日頃からのビタミンB6の摂取量や基礎疾患の有無なども関係します。解毒機能が発達していない場合は特に危険なので、特に小さな子供には食べさせない方が安心です。子供が初めて銀杏を食べる場合は、少量から始めてみることをおすすめします。
②成人の場合
成人の場合は、40~300個が目安です。しかし、こちらも日頃から摂取しているビタミンB6の量や基礎疾患の有無で大きく個人差があるので注意が必要です。40個も食べていなくてもその日の体調によっては中毒症状を起こす場合があるので、異変を感じたらすぐに摂取をやめましょう。
熊橋麻実
管理栄養士
これは2017年に日本中毒センターが出した情報によるものです。メチルピリドキシンは熱に強いため、揚げても焼いても毒性は変わりません。症状が出るか否かは個人差があるので、食べても良い量の最低ラインで止めておくようにしたほうが良さそうです。
銀杏を食べ過ぎた場合の対処法は?
銀杏を食べ過ぎて中毒症状が出てしまった時はどのように対処したら良いでしょうか。
症状が出たらすぐに病院へ行く
銀杏を食べ過ぎたために、体の痙攣や嘔吐の主な症状やそれ以外の体の不調を感じたら、すぐに医師の診察を受けましょう。稀にですが過去には死亡例があるので、自己判断せずに早めに医師の治療を受けることが大切です。
体に取り込んだメチルピリドキシン以上にビタミンB6を治療として投与すると、相対的に毒性の働きが弱まり、たちまち中毒性が治ると言われます。
銀杏を過剰摂取してしまい、主な症状として嘔吐の症状がある時に無理やりに吐かせてしまうと、痙攣を誘発させてしまうのでなるべく安静にしていましょう。過剰摂取しても症状が体に現れないこともあるようですが、多量に毒性の成分を摂取しているので、医療機関で医師の診察を受けることをおすすめします。
銀杏は適度な量を食べよう
秋の味覚として人気の銀杏ですが、食べ過ぎると怖い中毒症状の出る食材ということがわかりました。大人だけではなく、子供に食べさせる時も健康状態や食べる量には気をつけましょう。しかし、健康や美容効果の高い食材でもあるので、上手に銀杏を食生活に取り入れてみてください。