チーズの食べ過ぎに要注意?太る・下痢・頭痛の原因に?食べる量の目安なども紹介!
【管理栄養士監修】チーズを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?栄養豊富なチーズも食べ過ぎると様々な不調が起こるようです。今回は、チーズの食べ過ぎによる〈太る・下痢・体臭〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。チーズの食べ過ぎになる量の目安も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
永倉沙織
管理栄養士
おやつやおつまみとしてオススメですが、食べ過ぎると脂質が高くなるため注意が必要です。食べる量を決めて、他の食材と合わせて美味しく食べましょう。
⑤ニキビ・吹き出物ができる
動物性タンパク質を多く摂取するとおでこが油っぽくなりやすく、乳製品を多く摂取すると黄色いニキビができやすくなります。どちらにも当てはまるチーズは、肌のトラブルを引き起こしやすくなるので、肌荒れが気になる方は量を抑えて食べるようにしましょう。
⑥むくみやすい
種類にもよりますがチーズには塩分が多く含まれていて、塩分の過剰摂取は血液循環を滞らせてむくみの原因になります。水分の多いタイプに比べて、ハードタイプの固いチーズの方が塩分濃度が高いことが多いので、ハードタイプのチーズを食べる時には塩分の量も意識することが大切です。
次に、塩分量などからチーズの1日あたりの適切な摂取量を紹介しているので、参考にしてみてください。
チーズの食べ過ぎになる量の目安は?
食べ過ぎると様々な症状を引き起こすチーズですが、目安となる量はどのくらいなのでしょうか。
①子供の場合
2歳の男の子の塩分摂取目安は1日3gです。一般的なプロセスチーズ100gの塩分量が2.8gなので、子供が1日に食べる量はプロセスチーズ100g分を目安にすると安心です。しかし、その日の体調や体質によっても体への影響の出方が変わるので、小さな子供や初めてチーズを食べる場合には少量から始めて、様子を見ながら増やしていきましょう。
②成人の場合
成人男性の1日の塩分摂取量の目安は8g未満、脂質は50gです。また、成人はおやつやおつまみとしてチーズを食べる機会が多く、他の食事でも塩分や脂質を多く摂取しているため、子供以上に摂取量に気を付けなければなりません。
これらを考慮すると、プロセスチーズ60gほどが、成人の摂取量の目安と言えます。それ以上食べる場合は、前後の食事を見直すなどの工夫をしなければ、塩分や脂質の過剰摂取となってしまいます。
チーズは適度な量を食べよう
チーズは栄養価の高い食材ですが、食べ過ぎると体に様々な不調を引き起こすことがわかりました。一般的な摂取目安を参考にして、適量を意識しながらチーズで健康効果を高めましょう。