たけのこは食べ過ぎるとどうなる?下痢・便秘に?1日の摂取量など紹介!
【管理栄養士監修】たけのこを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?今回は、たけのこの食べ過ぎによる〈胃痛・下痢・腹痛・吐き気・便秘〉 など悪影響の例を原因とともに紹介します。たけのこの食べ過ぎになる量の目安や、アク抜きの注意点なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
たけのこの食べ過ぎにならない量の目安は?
たけのこの食べ過ぎはいけないと言われますが、人によって食べ過ぎの定義も様々です。そこで、今回はどなたにも共通する消化不良の原因、食物繊維を元に見てみましょう。
1日150g程度
一般的にたけのこの適量とは決まっておらず、アクの残量やアレルギー反応の出やすさによっても個人差があります。そこで、食物繊維の摂取量(1日20g)を基準に考えてみると、他の食事からの摂取量も考慮し、たこのこだけならおおよそ1日5gほどの食物繊維を摂取すれば、十分と言えるでしょう。
茹でたけのこ100gに対して3.3gの食物繊維が含まれているため、たけのこ150gほどが適量と言えます。
たけのこを食べ過ぎた場合の対処法は?
美味しさあまりに、うっかりたけのこを食べ過ぎてしまった場合は早めの対応が必要です。
①便秘の場合は水を飲む
水分量が増えると、固くなってしまった便も柔らかくなってくれるため、たけのこの食べ過ぎで便秘が悪化してしまった時は、たくさんの水を飲むのもオススメです。また、一度にたくさんの水を飲んでしまうと、体内に留まらずに尿として排泄されてしまうので、時間をかけて何回かにわけて飲むと良いでしょう。
②症状が長続きする場合は病院へ行く
下痢や消化不良による吐き気、胃痛、またアレルギー反応が長引くような場合は、かかりつけ医に受診しましょう。特に妊婦さんやお子さんは、これらによる反応も大きいため、少しでも体に異変を感じたらムリをしないことが一番です。
たけのこの食べ過ぎ以外の注意点は?
アク抜きを怠ると、味にえぐみを感じるほか、思わぬトラブルに見舞われることもあります。少々面倒ではありますが、手を抜かず下処理し、たけのこを安心して美味しく頂きましょう。
たけのこのアク抜きをしっかりする
たけのこのアク抜きはこのような手順で行って下さい。
1、たけのこに付いている土や泥を、たわしを使って流水で洗う。
2、たこのこの根元にあるデコボコを包丁で切り落とす。
3、穂先の部分を包丁で切る。穂先の部分は捨てる。
4、熱が入りやすいよう、たこのこの皮から上を、中心まで切れ目を入れる。
5、鍋に、たけのこが浸かるほどのたっぷりの水に、たけのこ、ヌカ、鷹の爪を入れて、落とし蓋をし、火にかける。
6、沸騰してから45分以上、竹串がたけのこの軸に簡単に刺さるようになるまで茹でる。
7、冷ましてから、ヌカを洗い流し、たけのこの皮を剥く。
たけのこは鮮度が命です。たけのこは時間が経つほどえぐみが強くなるため、たこのこを入手したときは早めにアク抜きをしましょう。
(*ヌカ以外でのたけのこのアク抜き方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)