にがりの効果は?摂りすぎは体に悪い?飲むタイミングや使い方も紹介!

にがりの効果を知っていますか?豆腐に含まれる成分として有名ですよね。今回は、〈便秘改善・美髪〉などにがりの効果を、効果を高める摂り方・飲むタイミングや栄養成分とともに紹介します。にがりの摂りすぎによる副作用も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. にがりの効果を知りたい…
  2. そもそもにがりとは?
  3. にがりの効果は?
  4. ①ダイエット効果
  5. ②便秘予防・整腸作用
  6. ③美肌・美髪効果
  7. ④アレルギーの発症を抑える
  8. ⑤骨を丈夫にする
  9. ⑥高血圧や心疾患を防ぐ
  10. ⑦ストレスの軽減
  11. にがりの効果を高める飲み方・使い方は?
  12. にがりをビタミンB1を含む食品と一緒に摂る
  13. にがりの摂りすぎは逆効果?体に悪い?
  14. にがりの摂りすぎによる副作用・悪影響
  15. にがりの1日の適量
  16. にがりの効果を把握しよう

にがりの効果を知りたい…

にがりは豆腐を作るときに欠かせない原料としられており、にがりとしても単体で販売されていますが、にがりの効果とは何なのでしょうか。ここでは、にがりの効果やおすすめの摂取方法などについて紹介します。

そもそもにがりとは?

にがりとは海水から塩を作るときにできる副産物で、塩化ナトリウムと塩化カリウムを取り除いてできる液体のことです。舐めると苦いことからこの名前が付いたといわれており、豆腐やこんにゃくを固めるときの凝固剤としても有名です。

また、にがりは別名として粗製海水塩化マグネシウムとも呼ばれており、主成分は塩化マグネシウムでその他数十種類のミネラルから成り立っています。

にがりの効果は?

にがりに含まれる栄養素には、以下のものがあります。

・マグネシウム
・カルシウム
・カリウム
・ナトリウム
・銅
・亜鉛
・鉄
・マンガン
・セレン
・臭素


にがりの主成分は塩化マグネシウムですが、その他にもカルシウムをはじめとして多くのミネラルが含まれています。にがりにミネラルが多く含まれている理由は、にがりのもととなる海水にミネラルを多く含んでいるためですが、ここではそんなにがりの効果について紹介します。

①ダイエット効果

にがりの主成分であるマグネシウムには、ダイエット効果があります。マグネシウムは、体内で糖質や脂質の吸収をゆるやかにするからです。また、マグネシウムは代謝を高めるために必要な成分であり、脂肪燃焼作用のあるアディポネクチンの分泌を促す効果もあります。そのため体内で脂肪を蓄積しにくくし、このことからもダイエット効果が期待できます。(※1、2、3)

②便秘予防・整腸作用

にがりに含まれるミネラルには、便秘予防や整腸作用が期待できます。緊張やストレスが原因で自律神経が崩れると、便秘がちになります。ミネラルに便秘予防や整腸作用があるのは、この自律神経の働きを整える効果があるためです。

また、にがりの主成分であるマグネシウムには腸に水分を集める働きをするためスムーズにお通じが出る効果もあり、便秘薬としても使用されています。(※4、5)

③美肌・美髪効果

にがりに含まれるミネラルは皮膚などの代謝をバランス良く活発にしてくれるため、美肌効果や美髪効果もあるといわれています。また、マグネシウムにはアシルセラミドを合成することから、保湿効果があることも特徴的です。さらに、睡眠の質を高めることから新陳代謝を促し、血管を拡張して血行改善させることからも美肌や美髪の効果が期待できます。(※6)

④アレルギーの発症を抑える

にがりに含まれるミネラルには、アレルギーの発生を抑える働きがあります。アレルギーを引き起こす原因となる物質が体内に入ると、抗体が過剰反応してしまうことでアレルギーを発症します。この抗体の発生を抑えるために、にがりの摂取は効果的です。(※7)

⑤骨を丈夫にする

にがりに含まれるマグネシウムやその他のミネラルには、骨を丈夫にする効果があります。骨を作っている主成分はリン酸カルシウムですが、マグネシウムも骨の中に存在し弾力性を与えしなやかな骨を維持しています。このことから、骨の発育や強化に重要なマグネシウムをにがりから摂取するのもおすすめです。

⑥高血圧や心疾患を防ぐ

にがりの主成分になっているマグネシウムを摂取することで、高血圧や心疾患を防ぐことができます。また、マグネシウムには血液中のカルシウム量を調節し筋肉の収縮をスムーズする効果もあります。

筋肉の収縮が上手く行えなかった場合、痙攣やふるえなどが生じ心臓が規則正しく動かないことがあります。しかしマグネシウムを摂取することでこの現象を防ぐことができ、心疾患予防に繋がります。

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